森嶋猛
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森嶋猛 | |
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プロフィール | |
リングネーム | 森嶋猛 |
本名 | 森嶋猛 |
ニックネーム | デンジャラス・モリシ ジャンボの再来 |
身長 | 190cm |
体重 | 145kg |
誕生日 | 1978年10月15日 |
出身地 | 東京都江戸川区 |
所属 | プロレスリング・ノア |
スポーツ歴 | 柔道 |
トレーナー | 田上明 三沢光晴 |
デビュー | 1998年3月22日 |
森嶋 猛(もりしま たけし、1978年10月15日 - )は、プロレスリング・ノアに所属するプロレスラー。東京都江戸川区出身。身長190cm、体重145kg。愛称はモリシー、デンジャラス・モリシ、わがままバディ、笠木忍。
目次 |
[編集] 経歴
東京学館浦安高校時代に柔道を経験し、卒業後に全日本プロレスへ入門。
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- 6月、全日本のお家騒動をきっかけに離脱し、ノアの旗揚げに参加。
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- 力皇猛とのタッグチーム「WILDⅡ」を結成。主にタッグ戦線で実績をあげる。
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- 9月12日、ロン・ハリスを破り、WLWヘビー級王座に輝き自身初のシングルタイトル獲得。その後2回の防衛に成功。
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- 1月8日、体重を増量して復帰。丸藤正道と組んで秋山・橋誠組と対戦し橋をバックドロップで沈める。
- 3月5日、日本武道館大会では秋山と組んで天龍源一郎・鈴木みのる組と対戦。テキサス・コスチュームに身を包み、故・ジャンボ鶴田のテーマ曲「J」で入場しファンを驚かせた。
- 10月28日、モハメド・ヨネをパートナーに鈴木みのる&丸藤正道組のもつGHCタッグ王座に挑戦、王座に返り咲く。
- 12月4日、横浜文化体育館において師である田上明の持つGHCヘビー級王座に挑戦するも敗れる。
- 12月7日、力皇・丸藤・KENTAと共に米国遠征。
- 先のGHC戦で左目眼窩内側の骨折と左膝の靭帯を半分切るという重症を負っていたが、「経験になるから」と受けた負傷をおしてのもの。
[編集] 人物
- デビュー当初は高い身長を活かせず、元来の人の良い性格が災いし対戦相手に合わせてしまう為、自分の能力を発揮できずに消化不良になる試合が多かった。しかし、2005年後半からその体躯含めテリー・ゴディを彷彿とさせる豪快さを身に付け、また使用する技も先輩であった故ジャンボ鶴田、ベイダーなど昭和を代表するスケールの大きなレスラーをミックスした「肉体的圧力で相手を潰す」ファイトスタイルに変わってきている。
- 一度暴れだすと見境が無くなることがある。三沢とのシングル対決が決まったシリーズでは開幕の後楽園大会から既に気合に満ち溢れており、試合に敗れながらも興奮収まらぬ森嶋は対戦相手の小橋・本田・金丸を次から次へとラリアットでなぎ倒し、しまいには同じチームであったKENTAにまでラリアットを見舞うほどであった。
- 2005年3月の日本武道館大会のタッグ戦で戦った天龍源一郎はテキサス・コスチュームに身を包み、故・ジャンボ鶴田のテーマ曲「J」で入場した森嶋を見て天龍は「ジャンボってあんなのだったっけ?」と不信感を見せていたが、手を合わせたところ絶賛。以後、天龍とタッグチームを組むことも多くなり、天龍自身も「次はいつ森嶋にジャンボをやらせようかなぁ」と語っている。森嶋自身はこの後、直接的にジャンボを思い起こさせるような仕掛けは封印したものだと思われていたが、2006年7月16日の日本武道館大会では、テーマ曲はパートナー・力皇猛のものであったものの、テンガロンハットとテキサス・コスチュームを久々に身に付けて入場した。
[編集] 得意技
- バックドロップ
- 森嶋は全日本時代の先輩ジャンボ鶴田の意志を受け継ぎ「ヘソで投げる」バックドロップを使用する。ヘソで投げるとは、相手を抱え上げる際、自分のへそ部分に相手の重心を置き後方へ反り投げるといったもの。自身の身長を生かした高角度から見舞う一撃は、フィニッシュ技としての説得力と破壊力を十二分に有する為、当代きっての使い手と評される。選手権クラスともなると軽く跳んで、相手が空中で一回転するかのような更に厳しい角度で落とすこともある。
- アメイズインパクト
- 首を後ろからつかみ、のど輪落としの要領で持ち上げて顔面から落とすフェイスクラッシャー。森嶋のオリジナル技で故障欠場以前にはフィニッシュとして多用されていた。
- エルボーバット
- 「今まで食らった打撃で森嶋のエルボーが一番痛い」と言った高山をもって三沢以上とも評されている体重が乗った打撃技。
- モリシハンマー(オープン・ハンド・ブロー)
- 手首から肘までの下腕部を使い、右へ左へと相手の側頭部を左右に力強く殴りつける。打撃としての衝撃力は勿論、頭部を左右にゆするので脳に直接響き、見た目以上の破壊力を誇ると思われる。かつてノアにも所属したレスラー、ベイダーの「ベイダーハンマー」と全く同型であり、森嶋の場合はコーナーに相手を押し込んだ状態で連続で打ち込むことが多い。
- ラリアット
- 145kgの体格を生かしたラリアットは3カウントも狙える威力を誇る。フィニッシュ技への繋ぎとして用いられる事が多く、ノーマルと倒れこみ式の2種類を使う。
- フライング・ボディシザース・ドロップ
- ロープの反動を利用して突進し、正面から飛び掛り全体重を浴びせつけ、相手を仰向けに押し潰した後、そのままフォールを狙う。ジャンボ鶴田が得意とした技で、開発者の名前を取ってテーズ・プレスとも呼ばれる。森嶋は自らの巨体を生かせる有効な技として、鶴田へのオマージュを込めてバックドロップと共に継承した。
- スクラップバスター
- ロープから帰ってきた相手の脇をすくうように持ち上げ、そのままサイドに背中から叩きつける。
- 裏投げ
- 長身を利用した高々と相手を跳ね上げるフォーム故に、かけられる相手はかなりの高さから落とされることになる。2005年の中頃から使われだしたが、出す度に複数の実況アナから「こんな技見たことない!」と叫ばれていた。
- ヒップアタック
- 座っている相手に自ら走りこんで、でかい尻をぶち当てる技。
- 側転ボディアタック/ヒップアタック
- コーナーの相手に武藤敬司のスペースローリングエルボーの様に側転で飛び込み、ボディアタック又はヒップアタックを浴びせる技。スーパーヘビーの巨体が側転でダイブする為、インパクトは強烈である。
[編集] タイトル歴
[編集] プロレスリング・ノア
- GHCタッグ王座
- 第4代(防衛4回)&力皇猛、第11代(防衛2回)&モハメドヨネ、第13代(防衛0回)&モハメドヨネ
[編集] WLW
- WLW世界ヘビー級王座
- 第10代(防衛2回)、第12代(防衛0回)
[編集] ROH
- ROHヘビー級王座
- 第9代(現王者・防衛2回)