横浜港ドイツ軍艦爆発事件
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横浜港ドイツ軍艦爆発事件とは、1942年11月30日に、横浜港内で起こった爆発事故。
ドイツのタンカーウッカーマルクが、火災を起こし、近くの船舶を巻き込んで爆発した。原因は明らかになっていないが、ウッカーマルクは油槽の清掃作業中だった。
この事故により、ドイツ兵を含む102名が犠牲になり、ウッカーマルク、ドイツの仮装巡洋艦トール、およびトールに拿捕されたイギリスの客船ナンキン(拿捕後ロイテンと改名)、中村汽船所有の海軍徴用船第三雲海丸が失われ、横浜港内の設備が甚大な被害を受けた。
[編集] 参考文献
- 石川 美邦(著)、『横浜港ドイツ軍艦燃ゆ 惨劇から友情へ 50年目の真実』、木馬書館、1995年、ISBN 4-943931-40-5
- エルヴィン・ヴィッケルト(著)、『戦時下ドイツ大使館 ある駐日外交官の証言』、中央公論社、1998年、ISBN 4-12-002745-7
- 荒井 訓・上田 浩二 (著)、『戦時下日本のドイツ人たち』、集英社、2003年、ISBN 4-08-720203-8