ノート:殺人罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
[編集] 要素整理(一部カット)の提案
えー、ちょっと某所で話題になって「わかりやすい百科事典的項目にするにはどうしたらいいか」を考えつつ手を入れてみたんですが、そんでですね。以下の要素については「殺人罪」の項目には不要だと思うのでカットorコメントアウトしたいんですけど、いかがでしょうか。
- 人と胎児の区別(人の始期)
この項目については、「出生の時期をどこにするかによって、堕胎罪になるか殺人罪になるかが変わる可能性がある」という争点の指摘にとどめるべきだと思う。個別の始期をめぐる議論の紹介は、殺人罪の項目で行うのではなく、別項を立てて行った方がいいのではないだろうか。
- 人と死者の区別(人の終期)
同様。「死期が前後することによって殺人罪と死体損壊罪になるかが変わる可能性がある」という争点の指摘にとどめるべきだろうと思う。
- 各種の致死罪
殺人罪は故意犯であると上の方で言っていて(これは当然のことだけどおれが加筆する前から存在した)、しかし各種の致死罪が並んでいるというのは、かなり気持ちが悪い。致死罪の一覧はここにあるべきリストではないのじゃないかな。
--Nekosuki600 2005年7月26日 (火) 14:43 (UTC)
- 趣旨には賛成です。ただ、いずれもウィキペディアのどこかにはあったほうがいいと思うので、それを扱った記事ができるまではコメントアウト・削除は見合わせたほうがよいとおもいます。yhr 2005年7月26日 (火) 15:13 (UTC)
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- えーいひとを泥沼に導きやがってー(=・_・、=)(笑)。
- とりあえずまず第一段階として、人の始期という項目を立てました。その部分について、これから削除および誘導を行いますです。なんか通説と判例という、ものすごく頭の痛い赤リンクを作ってしまったよーな・・・・誰かが面倒を見てくれることを祈ろう。
- 残り2項目については後日考えます。
- --Nekosuki600 2005年7月26日 (火) 16:49 (UTC)
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- メモ。
- 「通説と判例」については、「法源」にリダイレクトしておいて、そっちを必要に応じて加筆するのが簡単でいいと思った。しかしなんか「法源」の項目も、あまり分かりやすいとは言えないんだよなあ。
- --Nekosuki600 2005年7月26日 (火) 17:03 (UTC)
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- 第二段階。人の終期という項目を立て、その部分について削除と誘導を行いました。特則項目はいらんような気がしたのだが、認定死亡の項目が存在しないため(失踪宣告の項目はある)、とりあえず両方説明を入れておいた。認定死亡の項目を立てたらばっさり削る必要があるな。
- --Nekosuki600 2005年7月27日 (水) 02:42 (UTC)
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- あ、すみません。外国法はちゃんとお勉強してこなかったので、書けるだけの材料がありません。日本法に基づく記述であるという注意書きを入れて起きます。フォローもよろしくお願いします。
- ついでなんだけど、メモ。そういうわけで外国法については書けないんでメモを残すにとどめるわけですが(=^_^;=)、アメリカ合衆国における殺人罪の階層規定について、とあるテキストの中で「Murder in the First Degree」という表現を見掛けた記憶があります。「殺人罪」の中では「First-degree murder」と記されているのだが、どっちが正しいのか、あるいはどっちでもいいのか。どうなんだろーなー(論文で読んだのではないので、学生時代のほんの断片的な記憶に基づく思い出語りと受け止めるが相当)。
- --Nekosuki600 2005年7月27日 (水) 15:39 (UTC)
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- 致死罪関連ですが、もろもろ考えた結果「結果的加重犯」としてまとめるのがよかろうと思いました。ただ、結果的加重犯なんていうややこしい分野をいきなり表に書くのもなんだなあと思いまして、とりあえず下書きを作りました。利用者:Nekosuki600/下書き1にあります。お時間があるときにでもチェックをしていただけると幸いです。
- なお、結果的加重犯の項目を立てる際には、履歴は引き継がず、そのまま持って行くつもりです。ですので、GFDL的にはちょっと微妙なので、「重大な問題があればノートで叩く」「軽微な問題については、結果的加重犯の項目を立てた後にそっちでやる」ということでお願いいたします。
- ところで、「結果的加重犯」って、読みは「けっかてきかじゅうはん」だったっけ「けっかてきかちょうはん」だったっけ?(=^_^;=)
- --Nekosuki600 2005年7月27日 (水) 22:13 (UTC)
- 週末を待とうかどうしようか迷ったんだけど、表で叩く方が前向きだべってことで、「結果的加重犯」の項目を立てることにしました。微妙に独自の研究になってる可能性もあるため、査読をお願いします。なお、これに伴い、殺人罪の項目からは結果的加重犯に関する記述をばっさりカットしました。Nekosuki600 2005年7月29日 (金) 06:59 (UTC)
[編集] 胎児の殺害
ああそうか、胎児に着目していたもので見落としてたな。堕胎罪にあたらず母親への傷害罪が成立する場合もあるな。書き加えておいたのがいいのかも。Nekosuki600 2005年7月30日 (土) 17:19 (UTC)
[編集] 殺人は普遍的な罪であるのか
現在の概説部は「他人を殺害することは、近代の社会において、おおむね普遍的に『好ましくないこと』とされている。そのため、殺人は、多くの国で犯罪として規定されており、殺人をした場合には殺人罪に問われる。近代社会では、人命は高い価値を持っているとされているため、殺人罪はほぼ例外なく重い犯罪として規定されている」という表現でスタートしているのですが、なんかたびたびこれが書き換えられるのですね。書き換えるひとは、「近代の社会において」「おおむね普遍的に」「ほぼ例外なく重い犯罪」というあたりがひっかかっているらしい。で、正直そこらへんにひっかかるのは殺人罪を論じるにあたりかなりばかばかしい初歩的な間違いだとは思うわけだが、まいどまいどRevertして説教するのも面倒なので、ノートに書いておく。
- 「近代の社会において」について
- これは、「殺人が重罪とされたのは近代の話であり、古代・中世には、そんな話はなかった」ということ。殺人を重罪と考えた古代法・中世法がないわけではないが、多くの国家ではそんなことは考えていなかった。「殺人の客体(被害者)の限定」や「殺人の主体(殺人者)の身分における取り扱いの違い」や「殺人が許されるケースの規定」などが着目点である。また、現代における「殺人」というのは、「なにはともあれ他人を殺すこと」と規定できるが、古代・中世においては「そもそも、生物としての人間が、すべて殺人の客体となるものとは思われていなかった」といった大きな違いがある。現代の視点から古代・中世を断罪することは、不可能である。現代の観点が立脚する基本的人権などという概念は、その頃存在しなかったのだ。
- 「おおむね普遍的に」について
- 現代でも、「なにはともあれ他人を殺すこと」が殺人とされ、重罪とされる国は、皆無であるか、ごく少数である。たとえば兵士や死刑執行者が他人を殺すことは、それぞれの国の法規は殺人とはされないなどの事例がある。「普遍的に」ではなく「おおむね普遍的に」という記述には、そういった例外的ケースが存在することを確認する意味がある。
- 「ほぼ例外なく重い犯罪」について
- 従って、他人を殺した場合であっても必ずしも殺人罪に問われるとは限らず、重い犯罪として処遇されると決まっているわけでもない。
近代社会的倫理観に基づいて素直に解釈するひとにとっては、当該概説冒頭部には違和感があることだろうと想像する。しかし、この「殺人罪」という項目は、「人を殺してはいけない」というモラルを訴える場ではなく、「殺人罪」という犯罪規定について説明をする場なのであり、モラルに基づいて歴史的事実や現実を無視した記述が許されるわけはない。
当該部分にひっかかったひとが無益な編集を行うことは食い止めたいし、そしてそれを見張っていていちいち戻すような手間もかけたくない。というわけなんで、もし当該部分にひっかかったひとが編集をしようと志したときに目に触れればと思って、これを書いておきます。ほんと、お願いしますよまったくもう。--Nekosuki600 2006年11月12日 (日) 17:08 (UTC)