浮遊物質
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浮遊物質(suspended solids)とは、水質指標の一つで水中に浮遊し溶解していない物質の総称であり、重量濃度(mg/L)で表される。通常、SSと言われる。 一般に、清浄な地表水では粘土成分が主体となるが、汚濁の進んだ地表水では有機物質の比率が高くなる。 公共用水域における生活環境の保全に関わる環境基準、特定事業所に関わる排水基準等により基準値が定められている。
浮遊物質の測定には、ガラス繊維濾紙法と遠心分離法があるが、通常はガラス繊維濾紙法が用いられ、遠心分離法は濾過しにくい試料に適用される。 ガラス繊維濾紙法は、試料を孔径1μmのガラス繊維濾紙で吸引濾過し、濾過残留物を105~110℃で2時間乾燥させのち、残留物の重量を測定する。