烏山頭ダム
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烏山頭ダム(うさんとう)は旧称を烏山頭貯水池と称し、台湾台南県官田郷に位置するダムである。海抜468mの烏山嶺に位置し、水力発電設備を有す。上空からは緑色の珊瑚のように見えるため、ダム湖は珊瑚湖と称されている。
[編集] 概要
烏山頭ダムは1920年に着工し1930年に完成した、嘉南大圳の重要な水利工事の一つであり、台湾初期のダムの一つである。計画は日本人技術者の八田與一により策定され、嘉南平原の農業灌漑を主目的として建設された。ダムは曽文渓支流の官田渓上流に位置し、台南県官田郷、六甲郷、大内郷、東山郷にまたがる低地を利用し、大埔渓を集水している。下流に曽文ダムが完成してからは相互補完して運用されている。