特捜ロボ ジャンパーソン
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『特捜ロボジャンパーソン』(とくそうロボジャンパーソン)とは、東映制作のヒーローアクションドラマ「メタルヒーローシリーズ」の第12作となる特撮テレビ番組、およびその主人公の名前。1993年(平成5年)1月31日から1994年(平成6年)1月23日の毎週日曜日8:00 - 8:30にテレビ朝日系列にて全50話が放映された。『機動刑事ジバン』以来の単独ヒーロー作品。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
メタルヒーローシリーズ | ||
通番 | 題名 | 放映期間 |
第11作 | 特捜 エクシードラフト |
1992年2月 - 1993年1月 |
第12作 | 特捜ロボ ジャンパーソン |
1993年1月 - 1994年1月 |
第13作 | ブルースワット | 1994年1月 - 1995年1月 |
目次 |
[編集] 概要
『機動刑事ジバン』以来のロボットヒーローであるが、主人公であるジャンパーソン(以下「JP」)は人間に変身しない。この設定は、過去の東映作品では『ロボット刑事』しかなく、当時としては画期的だった。
キャラクター設定や世界観も異色であった。JPは当初、三船敏郎演する『素浪人』のように出自が明らかでなく、このことが視聴者の関心を引くとともに、シリーズ前半の山場を形成した。また、本作では互いに敵対する3つの敵組織が登場し、JPはこれらの組織と戦うことになるが、複数の敵組織が同時進行で活動する事自体異例であった。加えて、物語の舞台は、人間とロボットの共存が実現する反面、科学技術を悪用した兵器や犯罪が横行する社会と設定されており、一種の無国籍感をかもし出していた。
また、本作は「ロボットと人間の交流」や「様々な種類のロボット兵団を尖兵とする悪のロボット組織との戦い」というコンセプトを組み込んでおり、そのコンセプトは明らかにタツノコプロの『新造人間キャシャーン』の実写特撮ヒーロー版というべきものであろう。[要出典]『超人機メタルダー』も「様々な悪の武芸者たちと格闘技バトルを繰り広げる」という、『紅三四郎』の特撮変身ヒーロー版とでも呼べるコンセプトのみならず「己の肉体のみによる格闘技アクションを繰り広げるアンドロイドヒーロー」というコンセプトも導入しているという点で『新造人間キャシャーン』の実写特撮ヒーロー版とでも呼べるものであった。[要出典]
主人公に人間体が存在しないというデメリットを補う目的もあり、敵組織の首領を中心とするキャスティングには注意が払われた。
- 世界を政治面・経済面のみならず裏社会からも支配せんと目論む国際企業集団・帯刀コンツェルンに君臨する帯刀龍三郎役には、『仮面ライダーZX』主役を皮切りにVシネマやクエンティン・タランティーノ監督作品『キル・ビル Vol.1』などで活躍する菅田俊。
- 人類を地球環境破壊の元凶と断じ、その殲滅を目論むスーパーサイエンスネットワーク(以下「SS-N」)を率いる綾小路麗子役には、劇団青年座の重鎮で、1980年代後半から90年代初頭の東映特撮作品にて印象的な悪役を演じ、のちに『越路吹雪物語』で菊田一夫演劇賞を受賞することになる高畑淳子。
- ロボットによる独裁社会を企図する武装集団「ネオギルド」の頭目・ジョージ真壁役には、『電撃戦隊チェンジマン』『超人機メタルダー』での好演が光る二枚目・高橋和興(河合宏)。
特に菅田俊演じる帯刀龍三郎は、「変身しない主人公」に対する、「変身する悪のボス」という逆転の発想であるキャラクターで、物語を最後まで盛り上げた。
とはいえ、
- 当初の内容(主役のJP側にはレギュラーを設定せず、孤独なヒーローの宿命を感じさせていた)が、集団ヒーロー全盛の当時としてはいささか力不足だった他、以後の展開に限界を生じさせてしまったなどの問題が生じた(初期エピソードでは、女性記者や、「警視庁のバットマン」と自称する刑事らがレギュラー扱いであった)。
- 「無邪気な二重人格の悪役」という帯刀コンツェルン総裁・帯刀龍三郎の設定は(かなりのインパクトは与えたものの)、やはり悪の首領としてはあまりにも中途半端であり、迫力や怖さに欠けるという問題が生じてしまった。
これらの理由により、夏の時点で初期の設定が抱えていた問題を解決すべく、強化策がとられることとなった。
- 中盤から、ヒロインの三枝かおると弟の周平が登場し、レギュラーとなる。
- 「JP打倒のためにネオギルドが生み出したライバルロボット」だったガンギブソン(以下「GG」)が裏切り、JPの仲間になる。
上記により、本作は途中から「集団ヒーローもの」に路線変更してしまうこととなる。
さらに、「無邪気な二重人格者」という異色の悪役キャラクターだった帯刀を、後半では悪魔のバイオボーグ・ビルゴルディ(以下「BG」)として生まれ変わらせ、「恐怖感のあるシリアスな悪役」に改変し、「シリーズを通しての宿敵として強く描く」という敵側の強化も行われた。
しかし、かおるやGGという戦う仲間が設定されたことで、JPの「孤独なヒーロー」としての魅力や悲壮感が失われてしまう。
また、帯刀がBGとして生まれ変わって以降は「凄みを出した不気味な二枚目悪役」となってしまい、「無邪気な二重人格」故の「異色の怖さがかもし出す魅力」が失われてしまっており、作品世界の変化が、作品全体の統一感(メリハリ)を失わせてしまったことは否めない。
その上、「『レスキューポリスシリーズ3部作』がかなり重かった反省から活劇性を重視した」らしく、『秘密戦隊ゴレンジャー』を思わせるコミカルなエピソードもいくつか作られ、やや散漫な感も否めない。しかしながら、「人間体を持たないロボットヒーロー対悪の変身サイボーグヒーロー」の壮烈な戦いの中で「ロボットと人間の心の交流」のドラマを描き、なおかつネオギルドやSS-Nとの総力戦もきちんと描いて見せた終盤は、かなり見ごたえのあるものだった。
[編集] スタッフ
- プロデューサー:梶淳(テレビ朝日)、堀長文(東映)
- 監督:小西通雄、蓑輪雅夫、三ツ村鐵治、石田秀範、金田治
- 脚本:宮下隼一、扇澤延男、鷺山京子、曽田博久、中野睦、鈴木康之、増田貴彦、小林靖子ほか
- アクション監督:山岡淳二、村上潤、新堀和男、山田一善、西本良治郎
- 撮影:浄空(瀬尾脩)、小泉貴一、松村文雄
- 音楽:若草恵
- 特撮監督:矢島信男
- 制作:東映、ASATSU、テレビ朝日
[編集] 主題歌
- OP:『特捜ロボ ジャンパーソン』
- ED:『朝焼けのララバイ』
- 作詞:山川啓介/作曲:浜圭介/編曲:若草恵/歌:大矢晋
[編集] キャスト
- ジャンパーソン:(声:小峯裕一)(スーツアクター:横山一敏、スタント時は高岩成二)
- 三枝かおる:(演:川嶋朋子18話~)
- ガンギブソン:(声:鳥居賞也21話~50話、松本大『重甲ビーファイター』ゲスト出演)
- ジョージ真壁:(演:高橋和興)(ネオギルド首領、4話~46話)
- 綾小路麗子=超獣神:(演:高畑淳子)(SS-N指導者、4話~44話)
- 帯刀龍三郎=ビルゴルディ:(演:菅田俊)(帯刀コンツェルン総裁、3話~50話、ビルゴルディは31話から)
- 総裁秘書セーラ:(演:岩間さおり)
- 総裁秘書マヤ:(演:今井喜美子)
- 総裁秘書シンディ:(演:湯川晶子)
- ナレーター:ボンバー森尾
[編集] 登場人物
- ジャンパーソン (Janperson)
- 紫色のメタルヒーロー。人間が強化服を身に纏って変身するのではなく、もとからその姿をしたロボットである。ジャンプ力は20m、走力は100mを6.5秒で走る。元は警視庁がロボット犯罪の重武装化に対処するために作られたMX-A1という高火力のロボットだったが、その攻撃性の高さや、常軌を逸した勧善懲悪のプログラミング行動により初試験で暴走、プロジェクトごと闇に葬られた。しかし、MX-A1開発プロジェクトに参加していたかおるがMX-A1を秘密裏に改修、MX-A1はジャンパーソンとして生まれ変わった。ジャンパーソンのAIはMX-A1の頃よりも人間とのコミュニケーションを取ることに特化したものになっているが、その根底には当時の戦闘AIが抑制されつつも残っている。最終的には自らAIを破棄し、ビルゴルディ抹殺へと向かうが・・・
- 初期はその名(janper+person)の通り、皮のジャンパーを着用していることがあった。
- キメゼリフ: 「Janperson, For Justice!」←これはジャンパーソンの声を当てていた小峯によるもの。
- 三枝かおる(さえぐさ かおる)
- 若きロボット工学の天才。警察を辞めMX-A1をジャンパーソンに生まれ変わらせた後は国連の仕事に就いていたが、ジャンパーソンの内なる声を調べるため帰国、その後は行動を共にする。
- ガンギブソン
- ネオギルドによって制作された暗殺ロボット。義理堅い性格で0.05秒の射撃の名手。ジャンパーソンとの決闘にこだわりジョージ真壁の命令に逆らったため、相棒で恋人ロボットのキャロルを破壊され復讐のためにジョージ真壁の命を狙う。その後、別行動の末にジャンパーソンと共闘するようになる。ジャンプ力は25m、走力は100mを6.3秒で走る。真壁とは二度決着をつけることとなった。重甲ビーファイター52話、53話にジャンパーソンと共に登場した。
- アールジーコ
- 国連PKO監視のために設計された偵察ロボット。ジャンデジックに合体して最強武器ジックキャノンになる。ガンギブソンをガンモドキーと呼ぶ。
[編集] ジャンパーソンの戦力
- JPカード
- ジャンパーソンが登場したことを悪に告げる名刺というべき金属製のカード。手裏剣的な使い方もされる。ジャンパーソンの名が刻まれたものの他にもいくつか種類がある。20話からカードケースも登場した。
- ビルゴルディも、自分の名が刻まれたビルゴルディカードを持つ。
- バックレットコントローラー
- ジャンパーソンの左腕に装備されているコントロールデバイス。キー操作により各種メカの遠隔操縦が可能。
- ビルゴルディ装備のものはバックレットジャマーと呼ばれれ、ジャンパーソンの武器やメカを操る事が可能だが、後にかおるがジャンパーソンのメカを改造し、操られなくした。
- ジャンデジック
- 高速連射可能な専用拳銃。ジャンパーソンの使用武器のひとつ。通常右腰に装備している拳銃で、ジャンパーソンがシリンダーを装備することによってメーターが点灯し発射することができる。弾丸の最大容量は999発で連射も可能。弾丸の残量はメーターに表示される。一番使用回数が多い武器だが、その分苦戦することも多かった。レベルによって効果が変わり、人間相手の場合はショックパルスモードを使用する。また、マスク同様、サーチ機能も持つ。34話以降、アールジーコがこの銃に合体する事で、最強武器ジックキャノンを使用可能になった。
- ビルゴルディ使用の物はゴールドデジックと呼ばれる。MX-A1時代から装備されている。
- ワイヤーパンチ
- 右腕をワイヤー付きロケットパンチとして飛ばす。攻撃だけではなく移動手段としても使用可能。
- ニーキックミサイル
- 大腿部に内蔵された大口径ミサイル。ショベルカーをも吹き飛ばす。「悪を倒せ。」の命令で危うく発射しかけた事もあった。(6話~)
- ジャスティック
- 片手持ちの警棒。スタンガンのように電流を流すことも可能。人間相手の使用が多い。(7話~)
- デュアルレーザー
- 左太ももに収納されている二連装のビーム砲。小型だがロボット数体をまとめて倒すだけの威力はある。(12話~)
- ジャンブレーダー
- 右腕に装着される剣。ロボットを倒すときに多く使用する。ビルゴルディとの最終決戦ではこれが決め技になった。(5話~)
- ジャンバルカン
- 片手持ちのガトリング砲。ジックキャノンを除けばジャンパーソンの使用武器中最強の威力で、ロボットを一撃で粉砕する。ジックキャノン登場以前は、ジャンバルカンとジャンデジックの同時発射を必殺技として使うことも多くビーファイターとの協力戦では数体の再生怪人を倒した。(9話~)ちなみに特警ウインスペクターのギガストリーマーを色替えしたものである。
- ブレイクナックル
- 右腕に装着されるロケットパンチ。通常装備のワイヤーパンチの強化版。ビルゴルディに発射したときは逆に打ち返されたこともあった。(22話~、但し劇場版で先に登場)
- 劇場版で登場したにも関わらず、テレビではなかなか登場しなかった。結局劇場版封切の約3ヵ月後にテレビに初登場したが、その際にも新兵器扱いとして名称テロップが挿入された。
- アークファイヤー
- 右腕に装着される火炎放射器。冷凍兵器を使う相手に対抗して使う。使用頻度が少ない。(5話~)
上記の装備のうち、ジャンブレーダー~アークファイヤーを除いた装備がビルゴルディの体にも装備されている。 また、ビルゴルディは胸や手甲から破壊光線を発射可能。
[編集] メカニック
- ダークジェイカー
- ジャンパーソンの常用する車で爆弾の衝撃にも耐える。最高時速700キロ。スカイジェイカーが分離するとランドジェイカーになり操縦席部分からビッグキャノンを発射する。ランドジェイカーのベースとなったのは、1980年ごろの3代目シボレー・コルベット(C3)。
- スカイジェイカー
- ダークジェイカーの操縦席が分離した戦闘機。下部からバルカン砲を発射する。
- マリンジェイカー
- ジェイガリバーと同時に導入されたスカイジェイカーの換装ユニット。小型潜水艦。
- ドリルジェイカー
- ジェイガリバーと同時に導入されたスカイジェイカーの換装ユニット。ドリル戦車。
- ジェイガリバー
- スカイジェイカー、マリンジェイカー、ドリルジェイカーを後部に合体させ空輸する大型戦闘機。ダークジェイカーごと空輸する場合は「グランドジェイカー」と呼ばれる。(26話~)
[編集] ガンギブソンの戦力
- ガンボルバー、ブローソン
- 標準装備として使われる2丁拳銃。ガンボルバーは、撃った弾丸を、銃に装備された十字キーで任意に動かすことが出来る(名称はホーミングブリッド)。ブローソンは毎秒80発のビームブリットを発射する。
- スピンドルキャノン
- 元々ジックキャノンの試作品として作られた、砲身の長い大型キャノン砲。弾丸には小さな穴が複数開いており、そこにホーミングブリッドを装填する事で威力を強化できる。その威力はジックキャノンの通じないサイレントをも倒した。(37話)
- GGメダル
- 「GG」(ガンギブソン)と刻まれたメダル。投げつけて敵の目をくらます事が可能。
[編集] メカニック
- GGスレイヤー
- ガンギブソンが愛用するバイク。
[編集] 敵組織
本作品ではヒーローものに珍しく悪の組織が最初から複数登場する(この試みは『轟轟戦隊ボウケンジャー』でも行われた。)。以下その詳細。
[編集] ギルド
サイボーグであるベン藤波に率いられるロボットマフィア。目的は人間への復讐である。最初に登場した敵組織だが、第2話でいきなりジャンパーソンに壊滅させられる。2話しか登場しなかったので組織の詳細は不明。
- ベン藤波
- ギルドのボスでサイボーグ。なぜか人間を憎んでいる(後にジョージ真壁と同様と判明)。ジャンパーソンにアジトをつきとめられ、ジャンデジックの銃撃を受け、基地とともに爆死した。
[編集] ネオギルド
ベン藤波の兄であるジョージ真壁が結成した組織で、ギルドと同じくロボットマフィア。部下はみなロボットもしくはサイボーグである。ロボットもギルドのものよりも強力でいろんな能力を持っている。ガンギブソンも元々は組織のロボットである。最終作戦は洗脳装置によるロボットの反乱を企んだが失敗、真壁も自爆した。
- ジョージ真壁
- ネオギルドのボスでベン藤波の兄。普段から手の中で玉を転がしている。目的は弟同様、自分の家に仕えていたが無実の罪で解体されたロボットの復讐だった。弟と違い、肉体は人間のままで最後はジャンパーソンの手にかかることなく基地とともに自爆した。
[編集] 帯刀コンツェルン
表向きは帯刀龍三郎を総帥とする大財閥で、表世界を牛耳っているが裏世界でも世界制覇を企んでいる。表立って行動することは少なく、傘下の企業の開発品や他の組織を動かした作戦行動をしていたが、秘書セーラの戦死を経て帯刀がビルゴルディに変貌した後は、直接に残虐な作戦を実行するようになった。一番最後まで残った組織であり、ビルゴルディに改造された後は宿敵として描かれることが多くなった。
- 帯刀龍三郎/ビルゴルディ
- 帯刀コンツェルンの総帥。普段、眼鏡をかけているときは無邪気な性格だが眼鏡をはずすと犯罪者の性格になる。毎回、登場するたびにいろんな棒付きキャンディーを持っている。自らを改造する以前は、飴をなめる、秘書に服を着せてもらう、思い通りにいかないとだだをこねるなどの幼稚さと凶暴な犯罪者の顔を持っていたが美人秘書セーラの死後(後に再生)は、自ら陣頭指揮を執るようになり、更にはMX-A1プロジェクトの責任者である時実博士に自らを改造させ、ジャンパーソンの強化発展型でそれ以上の性能を誇る「バイオボーグ・ビルゴルディ」に変貌した。その為にジャンパーソンとは殆ど同様の技を使用することが可能。ジャンプ力は30m。頭に装着されている特殊装置ブレインバイスの影響で、改造以降は冷酷な性格になってしまった。最後はMX-A1としての破壊本能を発揮したジャンパーソンのジャンブレーダーに貫かれ、そのダメージに耐え切れずに体が急激に老化、「I'll be back」の言葉を残し爆発する。
- だが、重甲ビーファイター特別編でジャマールの魔導師ジャグールの力で復活、ジャンパーソン、ガンギブソン、ブルースワット、そしてビーファイターの前に現れ、「俺は戻ってくるといっただろう」と言っていた。このジャグールとの協力戦においては、自らをただ利用しようとしているジャグールに対し命を失う危険をも顧みず矜持を示し、死してなおジャグールを地獄に引きずり込むと、悪のヒーローとしての格好良さを存分に発揮した。
- キメゼリフ:「BILLGOLDY FOR EVIL!」
[編集] スーパー・サイエンス・ネットワーク
通称SS-N。綾小路麗子が率いる過激派科学研究団体で、ジャンパーソンを生け捕りにすることを目的にしている。作戦的には、改造人間、もしくは人工生物などを多く使う。構成員である科学者たちはカリスマ指導者である麗子を「麗子様」と呼び、心酔しており、その命令がどんなものであっても(「死ね」と言われても)従う。
- 綾小路麗子
- スーパー・サイエンス・ネットワークの首領で博士号を持つ科学者。普段目立って行動することは少なくほぼ部下の力を使う。部下に「麗子様」と崇拝され、部下の忠誠心を信用しているがジャンパーソンに負けた場合は容赦なく切り捨てる(だがパンサーレディは心から信頼しているようで彼女が逮捕されたときはリターンマッチを誓った)。元々は家族も優秀な科学者で宇宙ステーションに暮らしていたが、帰還時の事故で家族を失った。最後は自らを超獣神に改造。全人類肥料化を企むがジックキャノンに倒された。
[編集] 放映リスト
放送日 | 話数 | サブタイトル | 敵組織 | 登場怪人・ゲストキャラ | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1993/1/31 | 1 | 謎の新英雄(ニューヒーロー)! | ギルド | ギルド戦闘ロボット ベン藤波(演:市山登) |
宮下隼一 | 小西通雄 |
1993/2/7 | 2 | 俺が正義だ!! | ギルド戦闘ロボット ギルド潜伏ロボット ベン藤波 |
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1993/2/14 | 3 | 参上! ロボ狩人 | 帯刀コンツェルン | 珍大光 珍小光 バウンティハンタージャンゴ 風魔忍者怒鬼 |
蓑輪雅夫 | |
1993/2/21 | 4 | 牙向く最強軍団 | 珍大光 バウンティハンタージャンゴ 風魔忍者怒鬼 |
|||
1993/2/28 | 5 | 飛べ俺の胸に! | ネオギルド | オメガDX | 三ツ村鐵治 | |
1993/3/7 | 6 | さまよう冷凍男 | SS-N | 冷凍人間 工藤(演:小野寺丈) ドクター椎名 |
扇澤延男 | |
1993/3/14 | 7 | ボクは女の子? | 帯刀コンツェルン | 坂崎(演:赤星昇一郎) | 鷲山京子 | 石田秀範 |
1993/3/21 | 8 | 見た英雄(ニューヒーロー)の顔!! | SS-N | Dr.西園寺(演:遠藤憲一) マシンガンジョー 形状記憶細胞 |
曽田博久 | |
1993/3/28 | 9 | パパは怪物だ! | ネオギルド | ファルコン13(演:堀田真三) 早見(演:高杉俊介) |
宮下隼一 | 蓑輪雅夫 |
1993/4/4 | 10 | 福の神にご用心 | SS-N | 恵比寿(演:大堀浩一) 大黒(演:藤岡太郎) 女医(演:森恵) |
扇澤延男 | |
1993/4/11 | 11 | 弱虫戦士の微笑 | 帯刀コンツェルン | ロボットハンター・ミサト 武上(演:加地健太郎) |
増田貴彦 | 三ツ村鐵治 |
1993/4/18 | 12 | 宅配ロボ大騒動 | ネオギルド | シープ シープA38号 ケビン(声:高坂真琴) カルーラ高島 |
酒井直行 | |
1993/4/25 | 13 | JPは超古代兵 | SS-N | 鉄鋼兵 大崎(演:高橋利道) |
浅香晶 | 小西通雄 |
1993/5/2 | 14 | 爆破寸前の友情 | ネオギルド | ロボットU2(演:軍司真人) ドールマン(演:神威狂児) |
中野睦 | |
1993/5/9 | 15 | 翼をすてた天使 | 帯刀コンツェルン | エンジェル | 扇澤延男 | 蓑輪雅夫 |
1993/5/16 | 16 | 熱血ど根性ロボ | ネオギルド | R3号(演:丹古母鬼馬二) 頓田博士 |
曽田博久 | |
1993/5/23 | 17 | 初公開JP基地 | 帯刀コンツェルン ネオギルド SS-N |
ジェフ権藤(演:阪本良介) | 宮下隼一 | 三ツ村鐵治 |
1993/5/30 | 18 | JP誕生秘話!! | ジェフ権藤 MX-A1 |
|||
1993/6/6 | 19 | 怪盗! 電送魔女 | SS-N | 怪盗パンサーレディ 関町刑事(演:石田圭祐) 高瀬刑事(演:小山力也) 聡美(演:飛田恵理) |
増田貴彦 | 小西通雄 |
1993/6/13 | 20 | 忍法デスマッチ | バイオ忍者軍団 ドクター甲賀 |
鷲山京子 | ||
1993/6/20 | 21 | 挑戦! 最強ロボ | ネオギルド | ガンギブソン キャロル 氷室(演:志村要) 鳴海博士(演:加藤佳男) |
宮下隼一 | 蓑輪雅夫 |
1993/6/27 | 22 | 激突JP対GG | ||||
1993/7/4 | 23 | 正義の為に死す | SS-N | 麗々虫 | 三ツ村鐵治 | |
1993/7/11 | 24 | 史上初倒せぬ敵 | 人間モドキ(演:土門廣) ドクター三山 |
扇澤延男 | ||
1993/7/18 | 25 | 早撃ち王(チャンプ)決定戦 | 帯刀コンツェルン | ジャンゴの弟ルーゴ(演:榊原伊織) | 浅香晶 | 小西通雄 |
1993/7/25 | 26 | 超速カーバトル | ネオギルド | 二階堂教授 | 酒井直行 | |
1993/8/1 | 27 | 大首領の正体!! | 生命の樹 影武者ジョージ真壁 |
浅香晶 | 蓑輪雅夫 | |
1993/8/8 | 28 | ウラメシ大作戦 | SS-N | 阿久津博士 | 曽田博久 | |
1993/8/15 | 29 | 英雄(ヒーロー)死すべし!! | ネオギルド | 人工衛星ジーザスエンド ギルゴードン ギルブラッカー シルバレラ ハーマン(演:秋間登) |
中野睦 | 三ツ村鐵治 |
1993/8/22 | 30 | 爆裂!! 最後の魂 | ||||
1993/8/29 | 31 | 新型(ニュータイプ)JP誕生?! | 帯刀コンツェルン | 時実小五郎博士(演:森田順平) | 宮下隼一 | 小西通雄 |
1993/9/5 | 32 | 脱出不能の迷宮(ラビリンス) | ||||
1993/9/12 | 33 | 宇宙一の熱愛男 | SS-N | ダベ星人 ドクター洞田 |
曽田博久 | 蓑輪雅夫 |
1993/9/19 | 34 | 激闘にさよなら | 帯刀コンツェルン | 宇宙人少年リオ | 宮下隼一 井上一弘 |
|
1993/9/26 | 35 | 暴走セーラー服 | ネオギルド | 作業用ロボット トコちゃん(演:愛賀あいり) 山際博士(演:篠田薫) |
扇澤延男 | 三ツ村鐵治 |
1993/10/3 | 36 | 命短し美少年! | シャドウロボット シャドウロボット ヒロキ |
鷲山京子 | ||
1993/10/10 | 37 | 正義VS愛 | 帯刀コンツェルン | 深海作業用ロボット サイレント ジェルソミーナ |
酒井直行 扇澤延男 |
小西通雄 |
1993/10/17 | 38 | GG荒野に散る | ネオギルド | 殺し屋ロボット軍団 純 |
扇澤延男 | |
1993/10/24 | 39 | 地獄の美人秘書 | 帯刀コンツェルン | 再生セーラ | 曽田博久 | 蓑輪雅夫 |
1993/10/31 | 40 | 基地爆破5秒前 | ネオギルド | 田崎智(演:高橋和興(二役)) | 小林靖子 | |
1993/11/13 | 41 | 突入罠の決死圏 | 帯刀コンツェルン ネオギルド SS-N |
キル 赤龍 影田 |
鷲山京子 | 三ツ村鐵治 |
1993/11/20 | 42 | 殴りこみ大脱獄 | ネオギルド | マチェック | 扇澤延男 | |
1993/11/27 | 43 | 最強最後の超人 | SS-N | 超獣神 | 扇澤延男 増田貴彦 |
小西通雄 |
1993/12/5 | 44 | 燃える女王様!! | ||||
1993/12/12 | 45 | 衝撃! 処刑の街 | ネオギルド | 教師ロボット ロイド | 宮下隼一 鈴木康之 |
金田治 |
1993/12/19 | 46 | NG(ネオギルド)最終決戦!! | 教師ロボット ロイド 執事ロボット ボニー |
|||
1993/12/26 | 47 | 謎?! 裏切りの嵐 | 帯刀コンツェルン | 橘順子 | 蓑輪雅夫 | |
1994/1/9 | 48 | JP基地壊滅!! | ブラックキャロル | |||
1994/1/16 | 49 | 炎に消えたGG | 宮下隼一 | 三ツ村鐵治 | ||
1994/1/23 | 50 | JPよ永遠に | ビルゴルディ |
[編集] 映画
- 『特捜ロボ・ジャンパーソン』(1993年公開)
- 東映ヒーローフェアの一編として上映。
- 監督 小西通雄 、脚本 宮下隼一 、出演 小峰裕一(ジャンパーソンの声)/高橋和興/嵯峨周平/小川京子
[編集] 放映ネット局
- 東京都・関東広域圏 ANB〔現EX〕 テレビ朝日
- 北海道 HTB 北海道テレビ放送
- 青森県 ABA 青森朝日放送
- 岩手県 IBC岩手放送
- 宮城県 KHB 東日本放送
- 秋田県 AAB 秋田朝日放送
- 山形県 YBC 山形放送(1993年2月・3月)→YTS 山形テレビ(1993年4月~1994年1月)
- 福島県 KFB 福島放送
- 新潟県 NT21〔現UX〕 新潟テレビ21
- 山梨県 UTY テレビ山梨
- 石川県 HAB 北陸朝日放送
- 福井県 FBC 福井放送
- 長野県 ABN 長野朝日放送
- 静岡県 SKT 静岡けんみんテレビ〔現SATV 静岡朝日テレビ〕
- 愛知県・中京圏 NBN 名古屋テレビ放送
- 近畿広域圏 ABC 朝日放送
- 鳥取県・島根県 BSS 山陰放送
- 岡山県・香川県 KSB 瀬戸内海放送
- 広島県 HOME 広島ホームテレビ
- 山口県 KRY 山口放送(1993年2月~9月)→YAB 山口朝日放送(1993年10月~1994年1月)
- 徳島県 JRT 四国放送
- 愛媛県 EBC テレビ愛媛
- 高知県 KUTV テレビ高知
- 福岡県・佐賀県 KBC 九州朝日放送
- 長崎県 NCC 長崎文化放送
- 熊本県 KAB 熊本朝日放送
- 大分県 TOS テレビ大分(1993年2月~9月)→OAB 大分朝日放送(1993年10月~1994年1月)
- 宮崎県 UMK テレビ宮崎
- 鹿児島県 KKB 鹿児島放送
[編集] 補足
『重甲ビーファイター』52~53話では、ジャンパーソン、ガンギブソン、ビルゴルディが、『ブルースワット』のメンバーと共に夢の競演を果たした。
この年から、メタルヒーローシリーズ初の後楽園ゆうえんちのロケが行われた。
[編集] 前後番組の変遷
テレビ朝日系 日曜8時台前半(1993年1月 - 1994年1月) | ||
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前番組 | 特捜ロボ ジャンパーソン | 次番組 |
特捜エクシードラフト | ブルースワット |
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宇宙刑事シリーズ | ギャバン - シャリバン - シャイダー |
80年代作品 | ジャスピオン - スピルバン - メタルダー - ジライヤ - ジバン |
レスキューポリスシリーズ | ウインスペクター - ソルブレイン - エクシードラフト |
90年代作品 | ジャンパーソン - ブルースワット - ビーファイター - BFカブト - ビーロボカブタック - ロボタック |
海外 / ゲーム | VR troopers - ビートルボーグ - 宇宙刑事魂 |
関連 | ライダー - 戦隊 - すごかが - ヒーロー大集合 - ヒーロータイム |
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