田名向原遺跡
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田名向原遺跡(たなむかいはらいせき)は、神奈川県相模原市田名で発見された後期旧石器時代末(約18,000年前)の遺跡である。
平成9年(1997年)、この遺跡から現在のところ、日本で最古と思われる建物跡と推定される遺構が発見された。この建物と推定される遺構は、直径が10mをした円形で、周囲を川原石で囲んでいるものである。
建物跡からは、柱穴跡が12箇所と焚き火跡が2個所も見つかっており、又、槍先型尖頭器やナイフ形石器なども多く発見されている。
この遺跡は、平成11年(1999年)1月28日に国指定史跡に指定され、相模原市による史跡公園としての整備をしており、平成19年度オープンを目指している。
[編集] 所在地
相模原市田名塩田3-313-3
[編集] 交通
JR相模線原当麻駅から、望地キャンプ場入口行き「塩田下」下車
[編集] 関連項目
カテゴリ: 旧石器時代 (日本) | 神奈川県の史跡 | 相模原市