私の声が聞こえますか
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私の声が聞こえますか | ||
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中島みゆき の オリジナルアルバム | ||
リリース | 1976年 4月25日 | |
録音 | 1976年2月17日 - 2月24日 | |
ジャンル | J-POP | |
時間 | 36分20秒 | |
レーベル | AARD-VARK キャニオン・レコード |
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チャート順位 | ||
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売上枚数 | ||
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中島みゆき 年表 | ||
私の声が聞こえますか (1976年) |
みんな去ってしまった (1976年) |
私の声が聞こえますか(わたしのこえがきこえますか)は、1976年4月25日に発表された中島みゆきの1枚目のオリジナルアルバムである。
目次 |
[編集] 解説
1975年にシングル「アザミ嬢のララバイ」でデビューした中島みゆきの記念すべきファースト・アルバムである。
数十曲あったストックの中から選ばれた12曲が収録されているが、選曲やアレンジなどアルバムの制作作業は殆ど本人の意思に関係なく事務所とレコード会社によって進められた。そのためレコーディングの期間は僅か一週間と非常に短く、極めて事務的に制作されたアルバムだといえる。予め用意されていたベーシック・トラックに合わせて歌っているため、全体的に本来よりも高めのキーで歌われている作品が多い。
また、具体的にどの楽曲を誰がプロデュースしているかの表記もなく、ただ"Yamaha Music Foundation(=財団法人ヤマハ音楽振興会)"とクレジットされているだけである。
オリコンのアルバムチャートでは最高10位、LPの推定累計売上枚数は15,495万枚。現行盤のCDは2001年にヤマハ・ミュージック・コミュニケーションズから発売されたもの(デジタル・リマスターは施されていない)。
なお、この作品に収録される予定でボツとなった「桜らららら」は本作発売から約30年以上の時を経てオリジナルアルバム「ララバイSINGER」に収録されることになる。
[編集] 収録曲
- 全作詞/作曲: 中島みゆき、編曲: 西崎進
- あぶな坂
- あたしのやさしい人
- 信じられない頃に
- ボギーボビーの赤いバラ
- 海よ
- アザミ嬢のララバイ(album version)
- デビュー・シングルとしてアルバム発表の前年に発売された作品。ここに収録されているのはアレンジ違いのアルバム・バージョン
- 踊り明かそう
- ひとり遊び
- 悲しいことはいつもある
- 歌をあなたに
- 渚便り
- 時代(album version)
- アルバム発表の前年秋に発表されたセカンド・シングルで、1975年の第6回世界歌謡祭グランプリを受賞した彼女の出世作。このアルバムに収録されているのは、中島みゆき自身の演奏によるアコースティック・ギターを主体としたごくシンプルなアルバム・バージョン。1992年に発売されたコンピレーション・アルバム『ベスト・セレクションⅡ』にも収録されている。シングルはチャートでは最高14位のスマッシュ・ヒットどまりだったが、その普遍的な歌詞は親しまれ、数多くのカバーが存在する中島みゆきの初期の代表曲となっている。1993年の同名セルフカバー・アルバムの中でリメイクされ、そのバージョンもシングルとして発売されている(オリコン最高22位)。
[編集] 演奏者
- 中島みゆき - Vocals, Acoustic Guitar
- エジソンと発明王
- 裴天外 - Drums
- 渡辺孝好 - Keyboards
- ノーマン - Acoustic Guitar
- 裴ユキオ - Electric & Acoustic Guitar
- 石田典雄 - Electric Bass
[編集] 外部リンク
- 中島みゆき研究所 - 私の声が聞こえますか(ファンサイト内のデータベース)
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