竹内街道
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竹内峠(大阪府・奈良県境)写真左は国道166号、右側が旧街道
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竹内街道(たけのうちかいどう)は、大阪府堺市から東へ向かい、二上山の南麓・竹内峠を越えて、奈良県葛城市の長尾神社付近に至る約26kmの街道である。
羽曳野市の白鳥交差点から葛城市の竹内集落付近までの区間は、そのほとんどの区域が国道166号に指定されている。
[編集] 成り立ち・歴史
- 竹内街道は日本書紀の推古天皇二十一年(613年)の条に「難波より京(飛鳥)に至る大道(おおじ)を置く」と記されていた、日本最古の「官道」。 現在の竹内街道は、大部分は推古天皇時代の官道と重なっている。東側は奈良盆地南部を東西に横切る官道横大路につながっている。 かつては丹比道(たじひみち)と言われた。
- 官道として整備されたのは上記の通り7世紀初め頃であるが、二上山の西麓(現在の大阪府太子町には4世紀から5世紀にかけての陵墓・古墳などの遺跡が数多く残っているため、すでにかなりの人々の往来があったと思われる。
- 飛鳥時代には、遣隋使の使節や留学僧が往来し、大陸から中国や朝鮮の文化をもたらし、飛鳥文化のいしづえとなった。
- 中世には伊勢街道の一部として存続し、現在では国道166号が通っている。したがって竹内街道は飛鳥時代より現在に至るまで街道として利用されていることになる。
- 江戸時代、沿道の竹内集落に松尾芭蕉が一時期住んでいた。現在、そこに芭蕉歌碑の綿弓塚があり、公園として整備されている。
[編集] 経由地 (沿線施設等)
(西側から記述する)
- 市役所付近 - 榎元町(西高野街道と分岐) - 大阪市交通局中百舌鳥検車場 - 金岡町(金岡神社) - 大阪府道2号大阪中央環状線と斜めに交差 - 大泉緑地南沿い - 西除川(西除橋) -
- 六枚橋交差点(太子町役場付近) - (旧街道) - 竹内街道歴史資料館 - 風鼻橋東詰交差点(道の駅近つ飛鳥の里太子付近) - 竹内峠
- 高峰神社付近 - (旧街道・竹内集落内) - 芭蕉旧跡綿弓塚 - 竹内交差点南 - 長尾街道交点 - 長尾神社 - 長尾交差点(以東は横大路)
[編集] 関連項目
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