紀時文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文学 |
![]() |
ポータル |
各国の文学 記事総覧 |
出版社・文芸雑誌 文学賞 |
作家 |
詩人・小説家 その他作家 |
紀時文(きのときぶみ、延喜22年(922年)? - 長徳2年(996年)?)は、平安時代中期の歌人。父は三十六歌仙の一人紀貫之。生年は928年とする説もある。
951年(天暦5年)梨壺の五人の一人に選ばれ、「万葉集」の訓読、「後撰和歌集」の撰集にあたった。極官は従五位上内蔵助。
書には秀でていたが、歌の力量には乏しかったようで、勅撰和歌集には「後撰和歌集」以下の勅撰集に5首が入集されているにすぎず、家集も伝わっていない。ただ、恵慶・清原元輔・源順・大中臣能宣などの歌人と交流があった。