背中の曲がった男
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背中の曲がった男 (The Adventure of the Crooked Man、1894年)は、アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズシリーズ作品の1つ。「ストランド・マガジン」1893年7月号初出。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
バークレー大佐の殺人事件をシャーロック・ホームズが調査する。大佐が死亡する前、夫人と激しく口論する声が聞こえ、大佐の死体が発見された横では夫人が気を失って倒れていた。
大佐の死体はモーニングルームという、庭に出られる部屋で発見された。事件のあった晩、夫人がモーニングルームに入り、女中にお茶を持ってくるように頼む。その間に大佐が帰ってきたのだが、お茶を持ってきた女中が、部屋には鍵がかけられ、大佐と夫人が激しく口論しているのを聞く。女中は料理女と馭者を呼びに行ったが、まだ激しい口論は続いていた。突然、恐ろしい男の叫び声とガシャンという音、そして女の悲鳴が聞こえたので、馭者は外から部屋に入り、大佐が頭から血を流して死んでいるのを見る。
警察は夫人を第一容疑者として捜査を開始するが、ホームズは夫人が事件の起こった夜、ある背の曲がった男と会っていたという事実を、夫人といっしょに外出したモリソン嬢から聞き出す。その男に会ったことで、バークレー夫人が急に夫を憎むようになったのだろうと推理し、ホームズはその男、ヘンリー・ウッドを探し出す。ホームズはワトソンを連れてヘンリーに会い、事件の真相を聞き出す。