葛野藩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
葛野藩(かずらのはん)は、越前国葛野(現在の福井県丹生郡越前町)に存在した藩。
目次 |
[編集] 藩史
元禄10年(1697年)3月、時の紀州藩主・徳川光貞の三男・松平頼方(のちの8代将軍・徳川吉宗)が3万石を分与されたことで立藩した。宝永2年(1705年)6月、同じ越前国内の高森の内に3万石を領していた頼方の兄・松平頼職が本家である紀州徳川家の家督を継ぐこととなったため、葛野藩は1万石加増となった。しかし頼職も同年10月に死去したため、その弟である頼方が同じく本家の家督を継ぐこととなる。これにより、葛野藩は廃藩となって、その所領は天領となったのである。
[編集] 歴代藩主
[編集] 徳川(紀州)(とくがわ(きしゅう))家
親藩。3万石→4万石。