護廷十三隊
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護廷十三隊（ごていじゅうさんたい）は、漫画『BLEACH』に登場する組織。本稿では組織の概要とそれに属する登場人物について記述する。
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[編集] 概要
尸魂界の護衛及び現世における魂魄の保護、虚の退治等の任務をこなす実動部隊。十三の部隊で構成され、一隊二百人強、総勢三千人程度がその任に就いている。
全権を握るのは、一番隊隊長・山本元柳斎重國。任務内容ゆえ、部隊内階級は完全に戦闘能力のみで決められており、上位席官ほど単純に強い。特に副官及び隊長はその中でも飛び抜けた強さの者が選ばれる。隊長職は、加えて何らかの職務を兼任することが多い。二番隊隊長砕蜂は隠密機動総括軍団長、十二番隊隊長涅マユリは二代目技術開発局局長を兼任。元十二番隊隊長浦原喜助も技術開発局初代局長を勤めていた。
各隊とも主義、気風が多分に異なっており、それらは全て各隊隊長の考え方による。各隊の特色があり、四番隊＝医療・補給・雑用等専門や十一番隊＝戦闘部隊などがある。
隊長就任の条件は、隊首試験・複数の隊長からの推薦・隊員二百人以上の立会いのもと現隊長を倒すことの三つの内一つである。更木剣八以外の隊長は皆卍解を習得している。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 各隊の特徴とメンバー
[編集] 一番隊
- 山本元柳斎重國（やまもとげんりゅうさい しげくに）（声優：塚田正昭）
- 護廷十三隊一番隊隊長・護廷十三隊総隊長
- 身長168cm 体重52kg 1月21日生まれ
- 頭から額にかけて大きな十文字の傷を持ち、更に膝まで垂れる長い髭という容姿をしており、体にも数多くの傷が刻まれている。禿頭でかなりの老齢（少なくとも二千歳以上）だが、死神としての実力は未だ衰えることなく、護廷十三隊総隊長を名乗るにふさわしい実力を有している（ゲームでの戦闘スタイルを見る限りでも圧倒的な力を持っていることが分かる）。約二千年前、死神等の教育機関「真央霊術院」を創設。そこから初の隊長となった京楽春水・浮竹十四郎を我が子のように誇っている。だが、たとえ彼らであっても自分と道を違えた時には容赦無く断罪するといった世界の正義のために非情な決断をする強固な意志を持つ。そのため、ルキア救出の際、一護達に手を貸した京楽、浮竹と壮絶な戦いを繰り広げた。藍染に中央四十六室のメンバーを殺害されたため、現在は一人で中央四十六室と同等の決定権を持つ。原作ではこの権限を使用してルキアと恋次を現世へと派遣する命令を下した。アニメの「死神図鑑ゴールデン」では、年のためか、人を呼び出しておきながら自分はうっかり寝てしまう、という失態が見られる。
- 斬魄刀の名は『流刃若火(りゅうじんじゃっか)』
- 焱熱系最強にして最古の斬魄刀。普段は封印状態の斬魄刀を更に杖の形状に封印して携帯している。斬魄刀解放と共に斬魄刀全体から巨大な炎を発し、全斬魄刀中最高と言われるほどの高い攻撃力を発揮する。浮竹、春水との戦いにおいては、始解状態にもかかわらず自分達の周りが炎に包まれるほどの力を見せた。
- 解放の掛け声は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』(ばんしょういっさいかいじんとなせ『～』）」
- 斬魄刀の名は『流刃若火(りゅうじんじゃっか)』
en:Shigekuni Yamamoto-Genryūsai
- 雀部長次郎（ささきべ ちょうじろう）（声優：山口太郎）
- 護廷十三隊一番隊副隊長
- 身長179cm 体重66kg 11月4日生まれ
- 銀髪、口ひげで見た目は西洋人のような男。また、普段は無口で、作中では厳霊丸を開放時の掛け声以外では、喋ったことが無い。アニメでは「死神図鑑ゴールデン」でセリフはあったものの、草鹿やちる（後述）に大前田希千代、射場鉄左衛門（後述）と共に「副隊長地味っ子トリオ」として扱われてしまった。
- 初登場後、かなりの間名前が不明のままであったため、「リッカー・ロイ・フォーラス」「ピエール」などというガセ情報も流れていた。(ファンブック発売まで）
- 斬魄刀の名は『厳霊丸(ごんりょうまる)』
- 能力解放と共に鍔が変形し刀身がレイピア状になる。能力不明。
- 解放の掛け声は「穿て『厳霊丸』(うがて『～』)」
- 斬魄刀の名は『厳霊丸(ごんりょうまる)』
[編集] 二番隊
- 砕蜂（ソイフォン）（声優：川上とも子）（俳優：関根あすか）
- 護廷十三隊二番隊隊長・隠密機動総司令官及び同第一分隊「刑軍」総括軍団長 女性死神協会理事
- 身長150cm 体重38kg 2月11日生まれ
- 下級貴族出身。代々処刑・暗殺を生業とし続けてきた「蜂（フォン）家」の九代目。6人兄妹の末っ子であり、5人の兄達も隠密機動所属だったがまもなく死去。まだ若く小柄な女性。おかっぱのようだが後ろ髪の一部は長く、それを二つに分けて布で巻いており、髪の先には輪がくくりつけられている。護廷十三隊隊長としての使命と矜持にのみ基づいて行動し、善悪等に興味が無い。隠密機動入団時に蜂 梢綾（フォン シャオリン）の幼名を捨て曾祖母の号「砕蜂」を（アニメでは有無を言わさず強制的に）受け継ぐ。夜一の元部下で彼女を同性愛とも取れる程に異様なまで敬愛・崇拝していたが、それ故に夜一の突発的すぎる逃亡に戸惑いを覚え彼女を恨み、自らの手で捕まえると決意することで、その感情を乗り越え、総司令官の地位へ上り詰めた。後に夜一と和解し共闘する。基本的な戦闘能力は夜一を凌駕するが、経験の差により総合的な戦闘力で劣る。夜一との戦いでは卍解をしていないためその能力は不明。生真面目な性格で如何なる時も使命に殉ずる意思を持つ。アニメでは馬橋にビットの毒を注入されるも、雀蜂の毒を使用し中和。馬橋を油断させ、撃退する事に成功している。
- 夜一との絡みは原作アニメ共によくネタにされ、Vジャンプで連載中の「カラブリ!」では夜一の写真を取るため奮闘するが速攻で見つかり、折檻された（と、推察されるがその後どうなったかは定かではない）。事件がひと段落ついた後、夜一が尸魂界滞在中は仕事そっちのけで身の回りの世話やお供をしていた（だが仕事は猛スピードで終わらせている）。また「死神図鑑ゴールデン」では夜一にチョコをプレゼントしようとするも、当の夜一が猫に変身して受け取り拒否されてしまう等、かなり可哀想な仕打ちをされてしまっていた。
- 技「瞬閧(しゅんこう)」
- 白打と鬼道を練り合わせた高等戦闘術。鬼道を身にまといそれを炸裂させて戦う。本来は隠密機動総司令官に継承されてきたものだが、砕蜂はそれを知らされないままに独自に開発、会得した。だが、夜一のそれと比べるとまだまだ劣っている部分も多く、完成の域に達していない。
- 斬魄刀の名は『雀蜂(すずめばち)』
- 解放前の状態でも他の斬魄刀に比べて短く、能力解放と共に右手中指に付ける指貫状の刃に変化。能力は、最初の一撃で標的の身体に刻まれる死の刻印「蜂紋華(ほうもんか)」にもう一度攻撃を加えることで必ず相手を死に至らしめる「弐撃決殺(にげきけっさつ)」（アナフィラキシーショックの効果を強制的に引き出す）。因みに、その弐撃決殺を劇中で（原作・アニメ版問わず）初めて加えた相手が、バウントの馬橋である。元ネタは恐らく聖闘士星矢に登場した蠍座(スコーピオン)のミロの必殺技であるスカーレットニードルと思われる。
- 解放の掛け声は「尽敵螫殺（＝全ての敵を毒で殺すという意味）『雀蜂』(じんてきしゃくせつ『～』)」
- 技「瞬閧(しゅんこう)」
- 大前田希千代（おおまえだ まれちよ）（声優：樫井笙人）
- 護廷十三隊二番隊副隊長
- 身長210cm 体重151kg 5月5日生まれ
- でっぷりとした太めの体格をしており、常に油煎餅を抱えている。名前は通常「大前田希千代」で通っているが正式には「大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代（おおまえだ にっこうたろうえもん よしあやめのすけ まれちよ）」という。金持ちのボンボンで、4人兄弟の長男（構成は長女、希美 長男、希千代 次男、希次郎三郎 次女、希代の順）。末妹だけ美人（大前田家ではそう思われていない）だが、それ以外は同じような顔をしている。
- 斬魄刀の名は『五形頭(げげつぶり)』
- 能力解放と共に刀身が柄部分と鎖で繋がれた棘付き鉄球（モーニングスター）状に変化する。
- 解放の掛け声は「打っ潰せ『五形頭』(ぶっつぶせ『～』)」
- 斬魄刀の名は『五形頭(げげつぶり)』
[編集] 三番隊
- 市丸ギン（いちまる ぎん）（声優：遊佐浩二）（俳優：土屋裕一）
- 護廷十三隊三番隊隊長→後謀反により虚圏へ。
- 吉良イヅル（きら イヅル）（声優：櫻井孝宏）（俳優：北村栄基）
- 護廷十三隊三番隊副隊長（市丸が抜けた後は三番隊をまとめているが、隊長に就任しているかは不明）
- 身長173cm 体重56kg 3月27日生まれ
- 下級貴族出身。生真面目な性格でやや気弱。己の使命や上の言う事、特に市丸ギンには、絶対の信頼を寄せているため、自身のあらゆる感情を押し殺して従う。故に、雛森がギンに攻撃した際、ギンを守ろうとし、牢に入れられてしまう。だが、彼のその性格に目をつけた藍染は、ギンに彼を脱獄させ、状況を有利にするための手段の一つとして、雛森に手を出さないと偽り、利用した。藍染の思惑も知らないまま、彼の指示通り乱菊と戦い続けたが、勇音の天廷空羅により雛森の重傷を知った。恋次・雛森とは同期で、檜佐木は先輩。真央霊術院に首席合格しており、その同級生だった頃から雛森に好意を持っている。ちなみに父の名前は景清、母の名前はシヅカ。バウント篇では古賀のドール・ダルクに苦戦する一護を救出し、斬魄刀「侘助」の力でダルクを圧倒した。
- 斬魄刀の名は『侘助(わびすけ)』
- 能力解放と共に刀身が中程から鉤状に変形、攻撃を加えた回数分だけ対象の重量を倍々に重くする能力を持つ。吉良曰く「重さに耐えかね、侘びるような姿勢になるから侘助」とのこと。
- 解放の掛け声は「面を上げろ『侘助』(おもてをあげろ『～』)」
- 斬魄刀の名は『侘助(わびすけ)』
[編集] 四番隊
四番隊は救護・補給専門の部隊であり、所属隊員の平均的戦闘能力は他隊にくらべて低い。故に他の部隊（特に十一番隊）に馬鹿にされがち。だが作中の描写から推測するに隊長の卯ノ花と副隊長の虎徹勇音は他隊の隊長・副隊長と同レベルの戦闘能力を有する模様。霊力を治癒能力に変える死神がまとめて配属されている可能性が高く、確認されているだけでも十四もの班がある大所帯。前線で戦わない為基本給料はわりと安い。
- 卯ノ花烈（うのはな れつ）（声優：久川綾）（俳優：笠原弘子）
- 護廷十三隊四番隊隊長 女性死神協会理事長
- 身長159cm 体重45kg 4月21日生まれ
- 落ち着いた容姿で言動共に静かで穏やかな女性。救護専門部隊の長であり戦線に出る事は余りないため、現段階では彼女の戦闘力は不明である。 藍染の「遺体」のもつかすかな不自然さにただ一人気づき、それによって死神側が迅速な行動を取ることができた。アニメでは花太郎到着前に恋次を密かに治療するという謎の行動をとった。
- 言うことを聞かない十一番隊の患者に対して、笑顔を見せつつも威圧して強引に黙らせるという手法を取ったり、「死神図鑑ゴールデン」では花太郎が鍋の材料に肉を忘れた時、志波岩鷲の愛猪（ボニーちゃん）を鍋の材料にしたり、Vジャンプ番外編では毒舌が目立つなど黒い部分もある。
- 斬魄刀の名は『肉雫唼(みなづき)』
- 呑みこんだ者に対し治癒能力を持つエイに似た生物に変化する。封印状態の時は普通の刀よりもかなり曲がった刀身をしており、肩掛け用の紐がついている。なお封印時には余程の事が無い限り勇音に携帯させている。
- 斬魄刀の名は『肉雫唼(みなづき)』
- 虎徹勇音（こてつ いさね）（声優：ゆかな）
- 護廷十三隊四番隊副隊長 女性死神協会理事
- 身長187cm 体重70kg 8月2日生まれ
- 女性。救護隊副官であるため主官の卯ノ花同様余り戦線には出ない。十三番隊第三席・虎徹清音の姉。女性の死神の中でもかなりの長身で、優男風の体格容姿だが、優柔不断な性格でかなりの怖がり。捕捉・伝達系の鬼道（縛道）・「天挺空羅（てんていくうら）」を使用し、各死神達に藍染達の叛逆を即刻伝えるといった鬼道の能力もみせる。その後、卯ノ花の救護作業を引き継いでおり、相当に高い治癒能力を持っていると思われる。
- ドラマCDより清音曰く「隠れ巨乳」。実際2005年の夏の表紙で、女性死神の水着姿で見られる。
- 斬魄刀の名は『凍雲(いてぐも)』
- 封印時から雪の結晶のような形をした鍔を持ち、能力解放と共に刀身が三本に分かれた形状に変形する。能力は不明だが名前や形状から氷雪系の斬魄刀であるという見方が強い。
- 解放の掛け声は「奔れ『凍雲』(はしれ『～』)」
- 斬魄刀の名は『凍雲(いてぐも)』
- 伊江村八十千和（いえむら やそちか）（声優：青山穣）
- 護廷十三隊四番隊第三席・第一上級救護班班長
- 身長179cm 体重70kg 2月29日生まれ
- 眼鏡をかけたまじめな死神。他隊の三席より実質的な地位が低く、十一番隊五席の弓親にまで格下扱いされることに不満を覚えている。まめに記録を出しており、十一番隊の悪口を綴っている（しかし、その上から線をして横にまともな文を書き直すのがもっぱら）。よく荻堂に変態扱いされ、からかわれている。
- 山田花太郎（やまだ はなたろう）（声優：宮田幸季）（俳優：村上耕平）
- 護廷十三隊四番隊第七席・第十四上級救護班班長
- 身長153cm 体重45kg 4月1日生まれ
- 鬼道を治癒に使える。真面目な性格だが、天然でヘタレ気味。同僚らに忌み嫌われ、周囲から落ちこぼれの死神に位置されてしまっているのか、雑用を勤めていた。そのかいあってか牢内の掃除をするにあたってルキアと出会い、一護の話を聞いていた。その後、偶然にもその一護らと行動をともにすることになり、ルキアの救出に協力。そのことがルキア救出を巡る混乱の中知られてしまい、一連の被害の責任を取ることになり、処刑数日前に独房へと入れられてしまう。剣八達により岩鷲達が脱獄したのも知らなかったが、その混乱に乗じ密かに潜入した六番隊の理吉に助けられ、恋次を治療、彼にルキア救出を託した。その後の動向は定かではない（本当に死神を辞めたのかは不明）が、アニメでは第63話で一瞬だけ登場した後、「死神図鑑ゴールデン」にて現世で仕事の面接を受けるも、全部不採用になり空腹で倒れたところを、とあるコンビニの店長に拾われる。その後のバウント編ではそのコンビニで岩鷲と共にバイト生活している。原作には出てこない（それどころか、どのような生活をしているのか不明）が、単行本などのおまけページに多く登場する。コン曰く「冴えないくせに女子にもてるルックス」らしいのだが、実際に尸魂界で女性死神からもてているかは不明。
- 斬魄刀の名は『瓠丸(ひさごまる)』
- 斬りつけた相手の傷を取り込み癒す能力を持つ。だが、取り込まれたダメージが一定量に達すると、メス型の攻撃形態『朱色瓠丸(あけいろひさごまる)』へと変形し、取り込んだダメージ分全てを敵にぶつけることができる。最大出力での攻撃力は、あの更木剣八（後述）が一目を置くほど。ダメージ蓄積量は、後述の龍紋鬼灯丸同様、赤い色のゲージで判別できる。一度、斬魄刀を失くしたことがある。
- ゲージ蓄積量が一定量より少なくても「満たせ『瓠丸』(みたせ『～』)」の掛け声で解放（始解）できる。しかしこの場合、相手に与えられるダメージはきわめて少ない。
- 斬魄刀の名は『瓠丸(ひさごまる)』
- 荻堂春信（おぎどう はるのぶ）
- 護廷十三隊四番隊第八席・第一上級救護班副班長。
- 身長175cm 体重60kg 4月14日生まれ
- 美形青年。重要な役回りでもなく、セリフもほとんど無い割には登場回数が多い。人にちょっかいをだすのが好きであり、上司の伊江村を変態扱いしてからかっている。意外に女性死神からもてている。
[編集] 五番隊
- 雛森桃（ひなもり もも）（声優：佐久間紅美）（俳優：齊藤来未子）
- 護廷十三隊五番隊副隊長
- 身長151cm 体重39kg 6月3日生まれ
- 西流魂街一番地区「潤林安」出身、十番隊隊長の日番谷冬獅郎とは幼なじみで「シロちゃん」と呼ぶ仲。幼く見える風貌と優しい性格から一見頼りなく見えるが、鬼道の天才である。直属の上官・藍染に助けられて以来、憧れを持ち敬愛していたが、藍染が自らの死を偽装した事により精神的混乱に陥ってしまい、市丸ギンに攻撃を行った事で吉良イヅルと激突。一時投獄されていたが、藍染の仕組んだ手紙の内容を見て脱走。手紙の内容を信じ込み、日番谷に攻撃する。後に藍染に刺され瀕死の重体に陥るが、卯ノ花の手により一命を取り留める。藍染を心から慕っていた為、復帰後、自らの思いと現実の間で葛藤することとなり、藍染の行動を悪だと認識しつつも、藍染が黒幕だと信じられず日番谷に助けて欲しいと懇願する。恋次・イヅルとは同期で、檜佐木は先輩。現在はシニヨン（いわゆるお団子頭）だが、霊術院時代までは、二つ結びだった。朝、寝過ごして慌てることも多い。
- 斬魄刀の名は『飛梅(とびうめ)』
- 鬼道系斬魄刀。能力解放と共に七支刀様になり、火の玉を放つ。
- 解放の掛け声は「弾け『飛梅』（はじけ『～』）」
- 斬魄刀の名は『飛梅(とびうめ)』
[編集] 六番隊
- 朽木白哉（くちき びゃくや）
- 護廷十三隊六番隊隊長。ルキアの義兄。
- 阿散井恋次（あばらい れんじ）
- 護廷十三隊六番隊副隊長。ルキアの幼馴染。
- 銀美羽（しろがねみはね）
- 護廷十三隊六番隊第九席
- 瀞霊廷の超人気眼鏡店「眼鏡の銀蜻蛉」の副店長。眼鏡をかけた女。Vジャンプにて初登場。
- 理吉（りきち）（声優：中井将貴）
- 護廷十三隊六番隊隊員
- 阿散井恋次を慕って死神を目指し、彼への敬意の表れとして眉に彼を真似た刺青を入れている。恋次が白哉に挑み敗れた時に四番隊の山田花太郎に救援を頼み、恋次の命を救った。地獄蝶の扱いに苦労している点から、実力はまだ発展途上といったところ。
[編集] 七番隊
- 狛村左陣（こまむら さじん）（声優：稲田徹）
- 護廷十三隊七番隊隊長
- 身長235cm 体重180kg 8月23日生まれ（※後に発行されたオフィシャルキャラクターブックでは 身長288cm 体重301kgと巨大化した）
- 流魂街出身。固い性格の大男。実は人狼であり、それを隠す為虚無僧のような鉄笠や手袋をし、常に顔や手を隠していた。その獣の姿ゆえに疎まれ、孤独だった自分を死神として拾ってくれた総隊長・山本元柳斎への恩義にのみ従って行動し、元柳斎の発言全てを正しいと考えている。九番隊隊長の東仙要とは親友の間柄だった。本性を現した藍染惣右介に挑むが敗れる。今では鉄笠で顔を隠すことはなくなった。「死神図鑑ゴールデン」にて一角と同じ美容院に通い毛並みを整えてもらっている姿が見れる。さらに、その毛並みのためか「自分に合う櫛が無い」と嘆いていた時に現世に赴いていた檜佐木修兵（後述）に土産として犬用の櫛を貰い、大変喜んだ。（ちなみにその櫛は井上織姫が知っているペットショップで買ったもの。）やちるからつけられたあだ名は『こまこま』。小説では、『わんわん』や、『こまむー』とも呼ばれている。モデルは『特捜戦隊デカレンジャー』に登場するドギー・クルーガーではないかと言われている。この関連なのか、声優に『デカレンジャー』でドギーの声を担当した稲田がキャストティングされている。
- 斬魄刀の名は『天譴(てんけん)』（『天罰』と同義。）
- 能力解放に伴う形状変形は無く、巨大な剣圧を放つ。
- 解放の掛け声は「轟け『天譴』（とどろけ『～』）」
- 【卍解】の名は『黒縄天譴明王(こくじょうてんげんみょうおう)』
- 自身の動きに連動して動く鎧兜を身に纏った山のような巨人を召喚する。
- 斬魄刀の名は『天譴(てんけん)』（『天罰』と同義。）
- 射場鉄左衛門（いば てつざえもん）（声優：西凛太朗）
- 護廷十三隊七番隊副隊長
- 身長182cm 体重68kg 7月18日生まれ
- 元十一番隊隊員で、一角や弓親などの先輩にあたる。戦闘は器用で「斬」「拳」「走」「鬼」をバランス良く鍛え、使いこなす（本人曰く、バランスよく能力を鍛えると副隊長に推薦されやすいらしい）。広島弁でいかつい容貌だが、実際は母親思いの仁義に厚い人。十一番隊を抜けたのも、病気の母親の治療費のためであると一角は語っている。振る舞いは穏やかだが、元十一番隊隊員らしく強い相手を求める好戦的なところもある。
- 斬魄刀は封印時は匕首状で、能力解放と共に鍔が無く広い刀身の中ほどに枝のような刃が付いた形状に変形。名称能力共に不明。
- 一貫坂慈楼坊（いっかんざか じろうぼう）（声優：中多和宏）
- 護廷十三隊七番隊第四席
- 身長231cm 体重172kg 1月8日生まれ
- 流魂街出身の巨漢で、最強の飛び道具使い「鎌鼬」（かまいたち）の称号を持つ。兕丹坊の弟。勝つためならばどんな手段も辞さない卑怯な戦法が石田の怒りを買い、結果、容赦ない攻撃を受け死神の力を失ってしまう。
- 斬魄刀の名は『劈烏(つんざきがらす)』
- 能力解放と共に、刀身が多数の手裏剣状に分かれて飛ぶ。
- 解放の掛け声は「羽搏きなさい『劈烏』(はばたきなさい『～』)」
- 斬魄刀の名は『劈烏(つんざきがらす)』
[編集] 八番隊
- 京楽春水（きょうらく しゅんすい）（声優：大塚明夫）
- 護廷十三隊八番隊隊長
- 身長192cm 体重87kg 7月11日生まれ
- 上級貴族・京楽家の次男坊。いつも足袋を履かない。隊長の羽織の上に女物の着物を羽織り、女物の長い帯を袴の帯として使うなど派手な格好をしており振る舞いは軽薄、酒と女が好きで仕事や争い事が嫌い、一見すると隊長としての品格を疑われそうな男だが、実は真実を見通す力に優れており、いざと言うときになるとかなり冷静で的確な判断を下す。茶渡との戦いも本意ではなかった。浮竹十四郎の親友で、彼と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長。ルキアの処刑是非を巡る騒動の際に浮竹と協力し、ルキア救出を手伝ったが、元柳斎との戦いを余儀なくされた。元柳斎のことを「山じい」と呼び、時にはタメ口で話す。また、十番隊の松本乱菊とは飲み仲間で、七緒のことをかなり溺愛している。バウント編では涅マユリと何度か対立している。
- 伊勢七緒（いせ ななお）（声優：生天目仁美）
- 護廷十三隊八番隊副隊長 女性死神協会副会長
- 身長164cm 体重48kg 7月7日生まれ
- 眼鏡をかけた生真面目な女性で、普段は京楽の秘書のように振舞う。ふらふらしている隊長に憤りを感じている事も多く（あまりにも仕事をしない京楽を椅子に縛り付けていたりもしている）、素気ない態度が目立つが「数歩下がってついていく」という言葉や、元柳斎と対決する時に彼を心配していたことから彼を敬慕する面が垣間見え、更にVジャンプ番外編「カラブリ！」では、そっけない態度をとりつつも料理下手ながら乱菊に料理を教わりヴァレンタインチョコを製作していることが明らかになるなどと言ったツンデレっぷりも披露している。草鹿やちる（後述）には「ななちん」と呼ばれている。アニメ版のコーナー『死神図鑑ゴールデン』で、女性死神協会の会議で、ネムの代理で来たマユリを追い払う際に眼鏡を外していたが、詳細は不明（マユリや勇音は驚いていた）。戦闘においては冷徹な一面も持つ。本編での戦闘シーンがないにも関わらず、ゲーム『ヒート・ザ・ソウル3』に登場しており、瞬歩と鬼道を組み合わせた戦闘スタイルを持っている。斬魄刀は、名前能力共に不明。
- 円乗寺辰房（えんじょうじ たつふさ）（声優：桜井敏治）
- 護廷十三隊八番隊第三席・副官補佐
- 身長206cm 体重145kg 7月8日生まれ
- 大柄な体格に三つ編みお下げの男。自信過剰な性格。砕蜂に密かに想いを寄せている。必殺技は「崩山剣舞」（ほうざんけんぶ）。周囲から見ると刀を振り回しているだけである。登場し、その技を繰り出しチャドを圧倒しようとしたがチャドに速攻で負ける。
- 斬魄刀の名は『崩山(ほうざん)』
- 解放と共にノコギリのような形状に変化する。
- 解放の掛け声は「乱舞せよ『崩山』」(斬魄刀に関する設定はゲーム『紅に染まる尸魂界』にて判明)
- 斬魄刀の名は『崩山(ほうざん)』
[編集] 九番隊
- 檜佐木修兵（ひさぎ しゅうへい）（声優：小西克幸）（俳優：郷本直也）
- 護廷十三隊九番隊副隊長(東仙が謀反した後は隊長業務を引き継いでいる)
- 身長181cm 体重67kg 8月14日生まれ
- 左頬に「69」の刺青を彫り、学生時代に顔の右側、額から顎にかけて、藍染により生み出された巨大虚(ヒュージ・ホロウ)につけられた三本筋の傷跡を持つ。恋次・吉良・雛森の先輩。死神の学校真央霊術院在学中にはすでに護廷十三隊への入隊が内定しており、その時から席官入り確実といわれた優等生だった。但し、学院の入試には2回落ちている。なお、今は学生時代より短髪で、鼻に灰色のテープのような物を貼っている。また、自分のことを出番が少ないキャラだと自覚している。
- 普段はクールでどっしりしたキャラで一見硬派で誠実に見えるが、Vジャンプ番外編や単行本のおまけ等で上記の想い人である乱菊のことで18禁一歩手前の卑猥な妄想を膨らませて鼻血を噴き出すなど、本来は軟派で助平な青年。また給料日前に給料を使い果たした事や、乱菊･吉良と一緒に酒を飲み酔いつぶれた挙句、総合救護詰所で足つぼマッサージを受けて死ぬ思いをするなど計画性の無さも垣間見える。
- 出番や、キャラクターの重要性の割りに人気がある。
- 斬魄刀の名・能力は不明。
- 梅定敏盛（うめさだ としもり）（声優：飯島肇）
- 護廷十三隊九番隊第二十席十五名の一人。自称、同期では一番の出世頭。死神達に紛れた織姫にちょっかいを出したが、同じく死神達に紛れた石田に止められた。
[編集] 十番隊
- 日番谷冬獅郎（ひつがや とうしろう）（声優：朴路美）
- 護廷十三隊十番隊隊長。雛森桃とは幼馴染。天才児と呼ばれ史上最年少で隊長に就任した。
- 松本乱菊（まつもと らんぎく）（声優：松谷彼哉）（俳優：井上晴美）
- 護廷十三隊十番隊副隊長 女性死神協会理事
- 身長172cm 体重57kg 9月29日生まれ
- 流魂街出身。金髪で巨乳と大人の色香漂う美女だが、普段はマイペースでサバけた性格。酒豪であり、八番隊長の京楽・九番隊の檜佐木とは呑み友達。高い戦闘力を有し、自隊長である日番谷との連携にも優れているが、デスクワークに関しては頻繁にサボっている。「死神図鑑ゴールデン」でもそれをネタにしたシーンが多い。市丸ギンとは幼なじみで、幼少時代に同居していた。うつ伏せで寝ると息が出来ないが仰向けで寝ると左右に引っ張られて痛いらしい。 破面襲来の報を受け、日番谷らと共に現世へと派遣される（実際は現世に行きたいと駄々をこねた）。その間、織姫を頼り織姫の家で居候をすることになる。ちなみに彼女の制服姿は浅野啓吾、コン曰く「刃」「凶器」らしい。女性死神からの人望は厚い。キレると怖いシーンもある。
- 斬魄刀の名は『灰猫(はいねこ)』
- 斬魄刀解放と共に刀身が灰状に変形し舞い散る。いまのところ原作では能力の詳細は明かされておらず、どのような戦い方をしているのかは不明だが、吉良やナキームとの戦いから、乱菊の手元に重さが残らず、敵を切り裂いて倒すタイプの能力であると推定できる。又、アニメでは見せ場が増えており、この解放状態の刀でコンクリートや鉄筋を切断してみせた。ゲーム、『BLEACH wii 白刃きらめく輸舞曲』公式ページでは、刀を灰に変えて敵を切り裂くと説明されている。
- 解放の掛け声は「唸れ『灰猫』(うなれ『～』)｣
- 性格は松本曰く、ワガママで気分屋でぐうたらでバカ。だが、綾瀬川弓親によれば、持ち主である松本とそっくりであるらしい。
- 斬魄刀の名は『灰猫(はいねこ)』
- 竹添幸吉郎（たけぞえ こうきちろう）（声優：望月健一(TVアニメ)・新垣樽助(死神代行篇1巻初回限定版付録ドラマCD）
- 護廷十三隊十番隊第七席。
- 恋次、イヅル、雛森の脱獄の際に、日番谷、乱菊に報告していた。それ以外に出番はない。
[編集] 十一番隊
「戦闘専門部隊」の異名を持つ。その為か、作中ではやちる以外の女性死神の姿は見受けられない。隊長である更木剣八の気質の影響か、或いはそれに憧れる者が多いからか、十一番隊には好戦的な荒くれ者が大半を占める。十一番隊員の中では「更木隊」と呼ばれることもある。
- 更木剣八（ざらき けんぱち）（声優：立木文彦）（俳優：鈴木省吾）
- 護廷十三隊十一番隊隊長
- 身長202cm 体重108kg（※後に発行されたオフィシャルキャラクターブックでは90kg） 11月19日生まれ
- 流魂街で最も治安が悪い北流魂街80地区「更木」出身。その地名を姓とし、代々最強の死神に与えられる称号「剣八(何度斬られても倒れないという意味)」を自ら名乗った。右目に眼帯（技術開発局に作らせた霊力を食らう化け物）をしており、顔の左側には大きな傷がある。入隊試験を受けず、前十一番隊隊長を一騎打ちで殺し、いきなり隊長の地位に就いた実力者。風貌・言動共に荒々しく、圧倒的な威圧感を持って十三隊最強の戦闘部隊を率いている。しかし一方で部下思いな面もあり、十一番隊を紹介したアニメのエンディングや一角が「死ぬなら剣八の下で戦って死ぬ」ことを最大の目標としていることからも十一番隊の部下からの人望はとても厚い人物であることが言える。強い相手と戦うことがなによりも好きで、より戦いを楽しむためだけに、自ら自分の霊力を吸う眼帯をし、髪に鈴をつけ敵に自らの居場所を教えるという枷をつけている戦闘狂。一護と引き分けた事により更なる高みを目指す(剣八本人は負けたと思っている)。そのため一護に再び会うべく、部下達と共に織姫をかばい、協力した。手負いの状態、更に眼帯で霊力を抑制された状態ながら、東仙要・狛村左陣を相手に圧倒的な実力を見せる。髪は自分でセットしており弓親がやりたいと言っても気持ち悪いのでやらせない。「死神図鑑ゴールデン」では、この髪の鈴をつけるのに3時間以上掛かるという。仕事よりも遊びを優先する（そのため、現世行きを遊んでいた一角ではなく仕事をしていた弓親にした）。八番隊隊長・京楽春水とは、杯を交わすほどの仲だが、大義や正義とはかけ離れた位置にいる性格のため、嫌っている者も多い。
- 斬魄刀は常に【始解】状態を保ち続ける「常時解放型」だが、己の力のみを信じ斬魄刀を理解する意思がないため名前は分からず、それゆえに能力も不明(形状は刀身がボロボロに欠けた長刀で、柄にも鞘にも晒しが巻いてある)。名前を知らないこの状態が既に始解の状態であるらしく、名前を知る事で初めて解放された一護の斬月とも異なるが、常時開放型の斬魄刀はこの2本しか登場していないため、どちらが例外であるかは不明。護廷十三隊の隊長としては唯一【卍解】を修得していないが、それでも他の隊長を圧倒するほどの実力を持つ。公式ファンブックでは羅刹（らせつ）とあらわしてある。
- 草鹿やちる（くさじし やちる）（声優：望月久代）
- 護廷十三隊十一番隊副隊長 女性死神協会会長
- 身長109cm 体重15.5kg 2月12日生まれ
- 流魂街で二番目に治安が悪い北流魂街79地区「草鹿」出身。赤子（捨て子）の頃に更木剣八に拾われ、出身地を姓とし名は剣八がこうありたいと願う人物：『八千流（やちる）』の名前からつけた。ピンク色の髪をしており、十三隊隊員中最小最軽量の体格で、見た目、言動共に完全に幼児だが入隊試験を受けずいきなり副隊長の地位に就く程の実力を持つ。しかし自分が戦うよりも剣八が戦う姿を見る方が好きなためストーリー中では未だ戦闘場面が無い（ただし、莫大な霊力で抵抗したシーンは見受けられる）。他人より先に率先して事を成し遂げようと迅速な行動をとるが、それをすぐに忘れてしまう気楽な性分である。常に剣八と行動を共にし、剣八の言うことしかきかない。移動時は常に剣八の背中に張り付いている。非常に足が速いが、方向音痴である。また、倒れた剣八を軽々持ち上げて建物の屋上へ飛んで運ぶなど、見た目に合わず卓越した腕力があることもわかる。他人のことは自分であだ名をつけて呼ぶ（例えば井上織姫の場合は、「プルルン」または「いっちゃん」）が、つけたあだ名を忘れることも。好物は金平糖。大量に与えると流し込むようにして食うらしい。小説版「BLEACH THE HONEY DISH RHAPSODY」では、一角曰く「どうしようもない馬鹿だが、オセロだけは人一倍強い」という設定が加えられている。
- 短めの斬魄刀を、腰には差さず下げ緒を手に持って引きずっている（一角に無理を言って車輪をつけてもらった）。
- 斑目一角（まだらめ いっかく）（声優：檜山修之）（俳優：臼井琢也）
- 護廷十三隊十一番隊第三席・副官補佐
- 身長182cm 体重76kg 11月9日生まれ
- 十一番隊の気風を体現するかの様な好戦的な性格の死神。“勝つための戦い”ではなく“楽しむための戦い”を好む。坊主頭で足袋を履かず、刀と鞘を使った独特のスタイルで戦うため刀を腰に差さず常に持ち歩いている。鬼道の心得は全く無いが白兵戦に関しては七番隊の副隊長・射場と対等に渡り合うほどの実力を持ち（弓親曰く「十一番隊で2番目に強い男」らしい）、恋次が十一番隊にいた頃に戦い方を指南したことがある。手先が器用でやちるの鞘の車輪も一角がつけてやった。頭のことを言われることを嫌っていて、やちるに「パチンコ玉」「つるりん」などと言われるたびに怒っている。破面襲来の報を受けた際、その戦闘に関する実力から恋次に「隊長・副隊長以外では最も信頼のおける死神」として現世への派遣を求められ、ルキアらと共に一護と再合流する。刀を常時携帯しないと気が済まないのか現世にいる時は木刀を腰ひもに差している。過去にあったとある戦闘以来、心の中で剣八に絶対的な忠誠を誓い、現在も「死ぬなら剣八の下で戦って死ぬ」ことを最大の目標として戦っている。人に戦い方を教える時は、最後に「殺す相手には名前を名乗れ」と教えている。
- 斬魄刀の名は『鬼灯丸(ほおずきまる)』
- 【卍解】の名は『龍紋鬼灯丸(りゅうもんほおずきまる)』
- 解放と同時に、左右で形状の異なる二本の巨大な刃物、及びそれぞれの柄尻と鎖で繋がれた巨大な斧刃を持つ特殊な形態の武器に変形。凄まじい破壊力を誇る反面、耐久力は卍解としては極めて低い部類に入る、敵の破壊のみに超特化した特性を持つ。解放直後、霊圧は抑えられた状態にあるが、相手を斬ったり逆に斬魄刀を相手に傷つけられたりすることで、斧に彫られた龍の文様が徐々に赤く染まってゆき、それに応じて斬魄刀の霊圧が上昇。龍の文様が紅く染まりきった時、霊圧・破壊力共に最大になる。尚、一角が【卍解】を習得していることは弓親と恋次しか知らない。（隊長、副隊長以外の者で唯一卍解を習得している）隊長に推薦されるより、剣八のいる十一番隊で戦うことを本人が望むためである。
- 綾瀬川弓親（あやせがわ ゆみちか）（声優：福山潤）
- 護廷十三隊十一番隊第五席
- 身長169cm 体重56kg 9月19日生まれ
- かなりのナルシストで美しいものが好きだが、本当に美しい者を見ると嫉妬する。一角と共に行動することが多い。一角の実力を認めており、四の字を美しく思わず、最も美しいと思う数字「三」に似ているために第五席に甘んじている。一角と違い鬼道の心得はある様子。岩鷲との勝負で岩鷲が用いた花火の爆発に巻き込まれてアフロヘアーになったとき、一角に大笑いされ、激しいコンプレックスを抱いたことがあった（なお、その際はカツラをかぶって対処した）。破面襲来の報を受け、一角について来る形でルキアらと共に現世へと派遣され一護と再合流する。アニメのバウント編でも現世に赴き、バウントの隠れていた遺跡を見つけるなどをした。ちなみに右目の睫毛と眉毛に付けている物の名称は不明だが、睫毛につけているのは黄色、眉毛のは赤。
- 荒巻真木造（あらまき まきぞう）（声優：長島雄一）
- 護廷十三隊十一番隊隊員
- 十一番隊十年目の男。通称（というかやちるがつけたアダ名）はマキマキ。一時期「ヒゲチョロ」とも呼ばれた。
- 席官ですらない全くのヒラ隊員だが、旅禍騒動のさなかに偶然から井上織姫の身柄を託され、十一番隊詰め所まで連れて行った。この時、剣八が旅禍に興味を示していた事から一時行動を共にすることとなり、それが縁で以後もなんとなく上位席官の身近にいる。
- 石田いわく「井上さんの方が霊圧は遙かに上」らしいが、実際には手刀一発で織姫を気絶させている。
[編集] 十二番隊
および技術開発局。変人ぞろいで有名。
- 涅マユリ（くろつち まゆり）（声優：中尾隆聖）
- 護廷十三隊十二番隊隊長・技術開発局二代目局長
- 涅ネム（くろつち ねむ）（声優：釘宮理恵）
- 護廷十三隊十二番隊副隊長 女性死神協会副会長代理（七緒の不在時）
- 身長167cm 体重52kg 3月30日生まれ
- 一見は人間に見えるが、涅マユリの義骸技術・義魂技術の粋を集めて作られた最高傑作。ほとんど無口で常にマユリの後ろに付き添っている。マユリからは道具としか見てもらえず、理不尽に虐げられているが、マユリには絶対的忠誠を貫いている。本人曰く「マユリ様と同じ血液」なので金色疋殺地蔵の毒は効かない。なお、副官章の裏には金色疋殺地蔵の解毒剤を持っていてその毒に体を蝕まれた雨竜に渡したり、現世に赴き滅却師の力を失った雨竜をけしかけて力を失ったことを知り、滅却師の戦闘用装身具を渡すなど密かに雨竜との関わりも深い。アニメやゲームでは体術を駆使して戦う。また、鬼道のような技を使うが何も唱えずに発動できる。斬魄刀は、名前能力共に不明（イラスト集「All Color But The Black」で存在は確認）。草鹿やちるには「ネムネム」と呼ばれている。
- 女性死神協会の「副会長代理」として活動している際は、マユリよりもむしろ、会長のやちるのほうに傾いている模様。
[編集] 十三番隊
- 浮竹十四郎（うきたけ じゅうしろう）（声優：石川英郎）
- 護廷十三隊十三番隊隊長
- 身長187cm 体重72kg 12月21日生まれ
- 下級貴族の出身。ルキア直属の上官で父親のような眼差しで見守る心優しき男。生まれついて病弱で、幼少の頃より肺病を患う。その所為で髪が真白で、時折血を吐くため寝込むこともある。しかし、驚異的な実力と明るく温和で義理堅い性格を持ち、自身の部下のみならず広く慕われている。親友である京楽春水と共に「真央霊術院」を出た初めての隊長。部下であるルキアを助けるために春水に協力を申し出た(ドラマCDで判明)結果、双極の破壊に成功し、ルキアを助けることできたが、その結果師である山本元柳斎と戦いを繰り広げた。「じゅうしろう」と「とうしろう」で名前の響きが似ていたり、同じ「シロちゃん」である為、日番谷を一方的に気に入り、見かけると食べ物（お菓子）をやりたがる。死神図鑑では、２回ほどお菓子をあげている。また、Vジャンプで連載中の「カラブリ!」では誕生日プレゼントに等身大フィギュアをあげている。小説では草鹿やちるに「うっきー」と呼ばれている。
- 志波海燕（しば かいえん）（声優：関俊彦）
- 故人。元十三番隊副隊長
- 身長183cm 体重68kg 10月27日生まれ
- 没落した名門貴族志波家の長男で、空鶴と岩鷲の兄。才能に恵まれた人物で、奔放で気さくな性格から隊員達にもよく慕われ、貴族の身分故に周りから疎外感を感じていたルキアの心の支えになっていたが、妻を虚によって殺され、自身も虚に肉体を支配されたところをルキアに刺され戦死。このことがルキアの心に暗い影を落とす事となった。後に、彼の死の裏では藍染による虚の死神化の実験があり、海燕はそれに巻き込まれるという形で死を迎えたことが判明した。彼の死後、十三番隊は副隊長が空席のままとなり、仙太郎と清音が副隊長代理となった。その事から、彼の死が十三番隊に与えた影響は大きいと思われる。一護に風貌、言動がよく似ている。部下の面倒見が良く、ルキアの袖白雪の技は海燕との修行の下あみ出した技である。
- 志波都（しば みやこ）（声優：島本須美）
- 故人。元十三番隊第三席
- 海燕の妻。才色兼備で、ルキアが憧れていた人物。名前や顔はアニメで明らかとなった。偵察隊として虚「テンタクルス（原作では、『メタスタシア』）」の偵察に赴くが彼女の部隊は全滅、自らもテンタクルス（メタスタシア）に胸から下を食われ、絶命する。アニメでは彼女は昏睡状態に落ちたまま唯一生き残ったと思われていたが、実はテンタクルス（メタスタシア）に体を乗っ取られており、操られるままに同僚を斬殺してしまう。海燕を見て一瞬意識を取り戻すも逃亡し、海燕達が来たときにはすでに全身を食われていた。
- 小椿仙太郎（こつばき せんたろう）（声優：遠近孝一）
- 十三番隊第三席・副隊長代理（その1）
- 身長183cm 体重75kg 9月22日生まれ
- 流魂街出身。ガサツな性格で声がでかく、白い綱を襷、鉢巻にしている。浮竹に心服しており、いかなる時でも傍にいる。同じく浮竹を尊敬している清音と張り合っている。
- 虎徹清音（こてつ きよね）（声優：西村ちなみ）
- 十三番隊第三席・副隊長代理（その2）女性死神協会理事
- 身長154cm 体重43kg 9月22日生まれ
- 四番隊副隊長・虎徹勇音の妹。明るく強気な性格で洋風のシャツを着、白手袋をしている。浮竹に心酔しており、いかなる時でも傍にいる。同じく浮竹を尊敬している仙太郎と張り合っている。
- 朽木ルキア（くちき るきあ）
- 護廷十三隊十三番隊隊員。
- 車谷善之助（くるまだに ぜんのすけ）（声優：矢部雅史）
- 6月25日生まれ
- 尸魂界に連れ去られたルキアに変わり空座町の担当になったアフロヘアーの死神。空座町に襲来する虚を倒そうとするが、観音寺や夏梨ら「空座防衛隊」や、一護がほとんど虚を倒すため出番がない。「死神図鑑ゴールデン」ではその事について苦情を言うも、連絡係である技術開発局の壺府リンから「車谷さんはそのままザコ虚退治を続けてください。くれぐれも死神代行（一護）の邪魔をしないで下さいね」と言われ、「俺、エリートじゃなかったんだ･･･」と落ち込む姿が見られる。ケイゴからは「アフさん（アフロのおっさんの略）」と呼ばれている。
[編集] アニメオリジナル
- 一之瀬真樹
- 元十一番隊所属。こちら参照。
- 梅針
- 元護廷十三隊所属。ジャンプフェスタで公開されたアニメ『The sealed sword frenzy』に登場。
[編集] 関連項目
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| メディア展開 | アニメ |映画|ラジオ |
| 登場人物一覧 | 主要登場人物…黒崎一護 | 朽木ルキア（護廷十三隊所属） | 井上織姫 | 阿散井恋次（護廷十三隊所属） 護廷十三隊…朽木白哉 | 日番谷冬獅郎 | 涅マユリ | 藍染惣右介（後に謀反）| 浦原喜助（追放処分） |
| 用語／関連人物 | 虚 | 破面 | バウント |
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