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質点(しつてん)とは、力学上の概念として考えられる、質量のみを有し大きさなどのほかの属性を持たない「もの」。質点の本質は内部自由度を持たないと言うことである。
厳密な意味での『質点』は、純粋に力学上の模型であり実在の物質として質点そのものに対応するようなものは見つかっていない。電子などの素粒子は、大きさのないものであると考えられており、古典力学の見地からは質点と同一視できるものであるが、質量以外にも様々な属性をもつので質点そのものではない。