金子繁治
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金子繁治(かねこ しげじ、1931年8月13日 - )は新潟県燕市出身の元プロボクサー。東洋フェザー級王者。右ボクサーファイター。笹崎ボクシングジム所属。現在は金子ボクシングジム名誉会長。
”魅惑のパンチャー”の異名を持ち、後の世界王者、フラッシュ・エロルデ(フィリピン)に4戦無敗と実力を示したが、網膜剥離を患い現役引退した。世界挑戦こそ叶わなかったが、引退後、金子ジム会長として東洋王者・村田英次郎らを輩出している。
- 1953年 東洋フェザー級王者(6度防衛)
[編集] 戦績
- 1950年4月 プロデビュー。
- 1953年8月8日 ノンタイトル10回戦。後の世界王者、フラッシュ・エロルデ(フィリピン)に判定勝ち。以後3戦し無敗であった。
- 1953年8月29日 日本ライト級王座に挑戦。王者、秋山政司に2回TKO負け。さすがに2階級上の王者には通用せず、以後はフェザー級に専念した。
- 1953年12月6日 東洋フェザー級王座に挑戦。王者、ラリー・バターン(フィリピン)を4回KOに降し王座獲得。以後6度防衛。
- 1954年6月29日 東洋王座2度目の防衛戦。エロルデを10回判定で破り王座防衛。
- 1958年11月19日 ノンタイトル10回戦に2回TKOで勝利。しかし網膜剥離を発症し現役引退。
最終戦績54勝(33KO)10敗1分。