鈴木敏文
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鈴木敏文(すずき としふみ、1932年(昭和7年)12月1日 - )は、中央大学経済学部出身の日本の会社経営者。2003年(平成15年)4月、勲一等瑞宝章を受賞。
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[編集] 在勤中の職務
- 株式会社セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)。
- 株式会社イトーヨーカ堂代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)。
- 株式会社セブン-イレブン・ジャパンの代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)で事実上の創設者。
- 株式会社トーハン取締役副会長
- 学校法人中央大学理事長(2005年11月12日より)。
[編集] 人物、略歴
長野県埴科郡坂城町生まれ。上田東高等学校、中央大学経済学部卒業(2003年(平成15年)に同学が名誉博士号を授与)。大学卒業後はジャーナリストを志望するも入社予定の出版社が採用取り止めとなり、書籍取次の東京出版販売株式会社(現在の株式会社トーハン)に入社、出版科学研究所や広報部に所属。この間、それまで無料で配布していた「新刊ニュース」を読み物を加えて有料誌化し、発行部数を5千部から13万部に増やすなどの業績を上げている。
30歳で株式会社イトーヨーカ堂に入社。創業者伊藤雅俊の懐刀として、39歳の時に米国で広まりつつあったコンビニエンスストア事業を知り、1973年(昭和48年)、新聞広告などで集めた15名の素人集団でセブンイレブン・ジャパンを設立、米国Southland Corporation(現7-eleven.Inc.)からフランチャイズ権を得てその経営手法を学び、翌年5月に1号店を東京都江東区にオープンした。その卓越した経営手腕と消費者マインドを読む技術によりセブン-イレブンをコンビニ業界はおろか国内小売店業界最大手にまで育て上げ、1991年(平成3年)には経営不振に陥ったSouthland Corporationを逆に日本法人の傘下に収めるなど、米国をはじめ世界が最も注目する日本人経営者の一人となっている。2004年4月にはハーバード大学で特別講義を行った。
彼の造語である単品管理(商品毎に売れ筋と死に筋をタイムリーに把握し、発注精度を高めること)は、トヨタ自動車の「カンバン方式」と同様に、経営学の世界で英語になった日本語である。
現在では、古巣の株式会社トーハンの副会長を務め、11月からは出身大学である中央大学の理事長に就任する。ビジネス界の活躍だけでなく、1956年(昭和31年)に卒業した中央大学経済学部への寄付口座開設や百周年記念事業の展開に尽力し、中央大学経友会の会長を務めるなど、出身校や同窓生との繋がりも親密である。
[編集] 主な関連書籍
- 「本当のようなウソを見抜く」(語録集)勝見明著、プレジデント社、2005年
- 「鈴木敏文に学ぶリーダーの条件」緒方知行著、大和出版、1997年
- 「鈴木敏文逆説の経営」信原尚武著、文芸春秋、1995年