雨飾温泉
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雨飾温泉(あまかざりおんせん)は、新潟県糸魚川市梶山(旧国越後国)にある温泉。自家発電の温泉宿(山小屋)のため、21時には消灯される。消灯後も建物内は常夜灯が点灯しているが、宿泊者は念のため懐中電灯を持参したほうが良い。日帰り入浴も可能。
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[編集] アクセス
- 鉄道 : 西日本旅客鉄道(JR西日本)大糸線根知駅より頸城自動車グループの糸魚川バスで約15分の山口バス停下車のあと徒歩150分。山歩きに不慣れな場合は、自家用車かタクシー利用が無難。温泉手前の駐車場から徒歩5分。
[編集] 泉質
- 重曹泉
[編集] 温泉街
日本秘湯を守る会加盟の「雨飾山荘」だけが営業している一軒宿の秘湯。温泉街は存在しない。
例年5月中旬~11月中旬だけの営業。期間外は閉鎖される。日本百名山の一つ雨飾山への登山基地でもある。
雨飾山荘は山小屋であるため、部屋にテレビがなかったり、食事が豪華ではないなどの点を理解して宿泊する必要がある。山小屋ではあるが、混雑期以外は個室としてくれる。雨飾温泉には内湯と露天風呂「都忘れの湯」がある。
[編集] 歴史
温泉名は以前は「梶山新湯」と称したが、「梶山温泉」を経て現在の「雨飾温泉」と名乗るようになる。館内には1882年(明治15年)の効能書きが掲示されている。1976年に北アルプス穂高岳の山小屋、涸沢ヒュッテの姉妹館になる。車道が、雨飾温泉まで到達したのは1999年のことである。それまでは徒歩客だけに許された温泉だった。