養浩館庭園
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養浩館庭園(ようこうかんていえん)は、福井県福井市に所在する日本庭園である。国の名勝に指定されている。
[編集] 概要
養浩館庭園は福井城本丸の北約400mの場所に位置している。旧福井藩主松平家の別邸で、江戸時代には「御泉水(おせんすい)屋敷」と呼ばれていた。「養浩館」の名前は明治になってから松平春嶽が名づけたものである。現在の規模の建物と回遊式林泉庭園が完成したのは元禄12年(1699年)で、その後拡大と縮小を繰り返した。
大正11年(1922年)、敷地内に宝永小学校が建てられた。昭和20年(1945年)7月19日の福井空襲で建物は消失している。戦後は昭和22年(1948年)に宝永小学校が移転し、跡地に市営テニスコートや福井県立図書館が存在した(県立図書館は城東に移転後、現在地の下馬町に移転)。
平成16年(2004年)には、隣接地に建設された福井市立郷土歴史博物館とともに周辺の整備が完了している。
[編集] アクセス
- 北陸本線福井駅より、徒歩で福井城本丸(現在の県庁)を経由して約15分
- JR福井駅京福バス県立病院線で「歴史博物館(養浩館庭園)前」停留所下車、徒歩約3分
- すまいる北ルート(田原・文京方面)で「江戸上町」停留所下車、徒歩約3分
- えちぜん鉄道で新福井駅より、徒歩約8分
- 福井鉄道福武線で裁判所前電停より、徒歩約8分
[編集] 外部リンク
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