GS美神 極楽大作戦!!の登場人物
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GS美神 極楽大作戦!!の登場人物（ゴーストスイーパーみかみ ごくらくだいさくせんのとうじょうじんぶつ）は椎名高志の漫画作品及びそれを原作とするアニメ『GS美神』に登場する架空の人物の一覧である。
目次 |
[編集] 人間
[編集] GS関連
[編集] 美神令子除霊事務所
メンバーは以下の３名。
- 美神 令子（みかみ れいこ）（声：鶴ひろみ）
- 主人公。20歳。美神令子除霊事務所所長で、日本トップクラスのGS。
- 容姿・武器：優れた美貌とナイスバディを持ち、ボディコンを着ていることが多い。依頼料は非常に高いが能力は折り紙つきで、彼女を見込んで依頼する人間も多い。悪霊と戦う際には、神通棍や精霊石、お札等の様々な霊的アイテムを使いこなす。また母から受け継いだ時間移動能力をもち、強力な電気エネルギーによって発動するが、コントロールはできないため普段は小竜姫によって封印されている。愛車はシェルビー・コブラ。
- 性格：ワガママでアコギで、異常なまでの守銭奴で、脱税は当たり前のこと、横島を下僕同然の待遇でこき使ったり、目的（金）のためならどんな卑怯で外道な手段でも躊躇いなく使うため、人格的にはいささか過激で問題のある女である。しかし、複雑な家庭環境で育ったためか、本当はわりと寂しがり屋さんで、家族思い。大の子供嫌いではあるものの、妹のひのめに対しては満更でもない様子。料理が得意という意外な一面もある。
- 前世：アシュタロスによってつくられた悪魔メフィストフェレス。
- 未来：ある未来では、10年後に横島と結婚している。そのことを知った時は死のうとするが未来の美神からの手紙を読み思い留まる。ある未来を知っていれば現在とその未来は続かないのだが絶対違う未来に行くと言い事件の記憶を文殊で消去した。10年後の2人は現代の美神が何も言えなくなるほどラブラブだった。
- 補足：「GS美神'78!!」で美神令子は昭和54年に生まれたものと思われる。しかし、横島は昭和55年生まれ（ストレンジャー・ザン・パラダイス!!）で美神と横島が3歳違い（ザ・ライト・スタッフ!!）にならない 。これは現在の登場人物は平成何年でも年齢が変わらないことから起こる。
- 横島 忠夫（よこしま ただお）（声：堀川亮）
- 17歳の高校2年生。美神の色香に迷い、助手をしている。「ストレンジャー・ザン・パラダイス!!」で昭和55年6月24日生まれとわかる（ただし作品内では現在の横島は平成何年でも17歳）。いつも頭に巻いているバンダナがトレードマーク。海外赴任中の両親と離れ、アパートに下宿中。
- 当初は肉体労働専門のアシスタントだったが、メドーサ打倒作戦の一環としてGS試験に参加、合格してからは見習いGSとしての活躍も見せ、いつの間にか正式なGSとなっていた。時給250円（後に255円に昇給）という労働基準法違反レベルの薄給でこき使われていたが、文殊を使えるようになってからは、若干昇給した(それでも法律に抵触するレベルである可能性は高い)。
- 性格：優柔不断でスケベ。女癖が非常に悪く、女と見ると見境無く飛び掛ってアタックし、その度に殴られたり振られたりしている。よく美神の着替えや入浴を覗いては半殺しの目にあっているが、一向に懲りる気配はない。人間の女にはなかなかモテない（と本人は思っている）が、何故か幽霊や妖怪の類には好かれやすい。小学生の頃は浪速に在住していたようで、ときおり関西弁が出てくる事もある（本人は全く知らないが、当時は影で女子に人気があったらしい）。父母の血ゆえか、商才はある。また遊びに関しては天才的な才覚を持ち、子供をあやしたり、小学生時にはミニ四駆の大会で3年連続優勝の記録から『浪速のペガサス』の異名をとっていた。身体能力も悪いほうではないようだ。物語初期～中期にかけては強者に媚びる小男っぷりを発揮するキャラだったが、後期になると美神以上ともいわれる潜在的な霊力（その源は、人並みはずれた煩悩）が覚醒する。
- 武器：覚醒初期の段階では、霊気を手に集中し六角板状に安定させて盾やフリスビーとして使う「サイキック・ソーサー」や、剣状に変化させたり伸縮自在の武器となる「栄光の手（ハンズオブグローリー）」を主に使用。中盤で習得した「文珠」は霊力を凝縮した玉に漢字一文字の念を込めて様々な効果を起こす（例：「爆」「防」等。また2個以上を同時に使う事で効果が飛躍的に増大する。例：「飛翔」「復活」）能力で、人界では彼のみが使える。これにより戦闘への貢献は飛躍的に進化したが、貴重ゆえ、連続使用をするとストックがすぐなくなってしまう。
- 過去：赤ん坊の頃に美神と会ったことがあったり、陰陽師だった前世で美神の前世と愛し合うなど、妙に因縁が深い。
- 前世：前述の通り、平安時代の陰陽師・高島。かなり優秀であったが横島の前世だけあって女好きで、都中の女性、更には藤原氏ゆかりの娘にまで手を出し、打ち首を待つ身であった。
- 未来：ある10年後の未来では美神と結婚し、トップクラスのGSとして活動。「文珠」を利用し自力で時間移動ができるまでになっている。ただし、煩悩に溢れた性格はまったく変わっていないようだ。
- おキヌ（声：國府田マリ子）／氷室 キヌ（ひむろ きぬ）
- 氷室 キヌはアニメ未登場。
- 連載やアニメの第1話の自己紹介では「キヌ」と名乗っているが、他の登場人物及び文献からは「おキヌ（ちゃん）」と呼ばれている。
- スタート時は15歳（スリーピング・ビューティー!!）の娘の幽霊。
- 幽霊・おキヌ：300年前に強力な地霊（妖怪）による山の噴火を鎮めるための人柱に捧げられ、地縛霊となった15歳の娘。ひょんなことから美神達と知り合い、美神に地脈から解放されて日給30円で助手として雇われることになる。現代文明に毒されていないこともあってか、純粋で温厚な性格であり、少し天然ボケしている所もある。横島に好意を寄せている。普段着は巫女装束。
- 氷室 キヌ：「スリーピング･ビューティー!!」のラストで生き返り、自分を祀っていた神社の神主である氷室家の養子となった。その際幽霊時代の記憶を失い、一度は美神達の元を離れるが、記憶を取り戻してからはネクロマンサー（死霊使い）としての能力を発現。再び美神の助手として事務所に住み込み（給料も上がる）、冥子の母親が理事を務めるGS養成学校「六道女学院」の霊能科に編入学する。また300年も幽霊をしていたため、霊魂と肉体の接続が不完全で、幽体離脱も容易にできる。幽霊だった頃と比べると、横島のセクハラ行動を非難する等、やや性格に変化が見られた。
- 補足：作品の母体となった読み切り漫画「極楽亡者」には登場していなかった｡
[編集] 小笠原エミ除霊事務所
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）（声：富沢美智恵）
- 美神のライバルで、小笠原エミ除霊事務所所長。美神とは犬猿の仲。呪術を得意としている。美男子好きで、ピートに言い寄っている（ちなみにアニメでは２回ピートに結婚を迫っている）。語尾に「～なワケ」とつけて話すことが多い。
- 10歳の時に両親を亡くし、叔母に引き取られるが、そりが合わずに家出。呪いを用いた殺し屋家業をしていたが、ある事がきっかけでGSを志すようになる（エミを主人公とした短編漫画「外伝GSエミ魔法無宿!! 」にその模様が描かれている）。
- 必殺技は周囲の悪霊を一掃する霊体撃滅波。ただし、その前に3分間の呪的な踊りを行い、精神を集中する必要がある（修行を重ね、後に30秒に短縮される）。また、武器としてブーメランも使用する。
- ヘンリー（アニメ版 アーノルド）（声：池水通洋）
- ボビー（アニメ版 シュワルツ）（声：平野正人）
- ジョー（アニメ版 ネッガー）（声：平野正人）
- 小笠原エミの助手で、彼女が霊体撃滅破を使う際には周囲を囲い肉の壁となる。原作では美神とエミの呪い合戦に敗れて再起不能となり（タイガー寅吉と入れ違いに）退場したが、アニメ版では何度か登場した。アニメ版の名前はアーノルド・シュワルツェネッガーになる。
- タイガー 寅吉（タイガー とらきち）
- アニメ未登場。
- エミのアシスタントの一人で横島のクラスメート。広島弁を喋る巨漢だが、女性には全く免疫がない。強力な精神感応能力者であり、自らを虎と化す事で力を発動するが、強力過ぎる為にエミの奏でる呪笛の音による制御下でしか実力を発揮できない。能力の使用には限界があり、それを過ぎると理性が消え「秘められた野生」が暴走し、生殖本能に従い俊敏な動きで女性を襲う。そのため故郷では「セクハラの虎」の異名を取ってしまっていた。そのため基本的に後方支援が主であり、出番は多くない。自分でもその出番の少なさを時折ネタにしている。
[編集] 六道家
- 六道 冥子（ろくどう めいこ）（声：西原久美子）
- GSの名門である六道家の箱入り娘で、天然ボケ。自分を怖れて避けなかった美神のことを慕っている。
- 十二支に対応（ネーミングは十二神将から）する12匹の式神と呼ばれる強力な鬼神を影の中に宿しているが、そのコントロールは非常に不安定。その上、ちょっとした事でもすぐ動揺してしまう性格の為、時折、式神が暴走してしまう。式神が暴走した場合は周りの全てを破壊しつくす為、周囲の者は冥子がプッツンしないか怯えることもしばしば。
- 容姿・性格のため幼く見えるが、実は美神より少し先に生まれている。
- 式神については後述。
[編集] 六道女学院 霊能科1年A組
- 氷室 キヌ（ひむろ きぬ）
- 詳しくは上記。
- 一文字 魔理（いちもんじ まり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年A組のクラスメイトで、六道でのおキヌの友人一号。ケンカ三昧のいわゆる不良だったが、同じ中学出身で優秀な弓かおりに密かな憧れも抱いていた。霊能に目覚めたことで六道に入るが、やはり荒っぽい戦い方をする。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合ったタイガーと、いい雰囲気になる。
- 弓 かおり（ゆみ かおり）
- アニメ未登場。
- おキヌが編入した【六道女学院】霊能科1年A組のクラス委員長。昔の少女漫画のキャラのようなつぶらな目をしている。仏教系の霊能力を使うエリートの家系に生まれたため、非常にプライドが高く、同じ中学出身の一文字魔理を嫌悪していたが、おキヌを通じて和解する。美神令子を「おねーさま」と呼び、激しく尊敬し慕っている。
- クリスマスイブに参加した合コンで知り合った雪之丞と、最初は反発しあっていたがいい雰囲気になる（その後もたびたび、デートの模様が描かれる）。
[編集] 六道女学院 OB&教師
【六道女学院】では、OBが臨時の教師となることが多く、その他にも、OBではないが、六道家関係者（鬼道など）が教師にあたることもある。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- 詳しくは下記。
- 美神 令子（みかみ れいこ）
- 詳しくは上記。
- 小笠原 エミ（おがさわら エミ）
- 詳しくは上記。
[編集] ドクター・カオス
- ドクター・カオス（声：千葉繁）
- 初登場の「ドクター・カオスの挑戦!!」や「愛に時間を!! 」 では美神の敵だったが、その次の登場作品「極楽愚連隊、西へ!! 」では理由もなく味方になっている。
- 通称「ヨーロッパの魔王」。年齢は1051歳。古代の秘術により不死の体になっているが、老化は続いている為かなりボケている。
- 錬金術が得意で、若いころは天才的な頭脳を発揮し、（マリアなどの）数々の優れた発明や発見をしていたが、今はその頃の記憶も曖昧で、金もないためか、ロクでもない発明品しか作れない。現在、ボロアパートにマリアと住んでいるが、家賃を払うのにも四苦八苦しており、支払いを滞らせては家主の婆さん（声：鈴木れい子）にナギナタで殴られている。
- 胸に描かれた紋章から怪光線を発射することができるが、本格的な実戦で使用された例はなく、ほとんどマリアに任せきっている。若いころは、吸血鬼ブラドーやセイレーンを圧倒するほどの力を持っていた。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話ではマリアを使ってホームズの身体を奪おうとしたが失敗し、またその16年後には自分が呼び出した妖怪に取り込まれていた所を彼に救われた事がある。
[編集] 唐巣神父の教会
- 唐巣 和宏（からす かずひろ）（声：曽我部和恭）
- 通称、唐巣神父。年齢は45歳（21年前は24歳から）。頭は薄く近眼だが、優秀なGSであり、美神の師匠でもある。
- 昔はキリスト教の神父であったが、キリスト教では悪魔祓いは認められないため教会からは破門されてしまい、そのために、一時期やさぐれており、神への信仰心も揺らいでいた。そのとき美神美智恵と吾妻公彦に出会った。美智恵に憑依した悪魔・チューブラー・ベルを倒した事をきっかけに信仰心を取り戻し、更生する事が出来た。その後、イギリスへ渡り、ヘルシング教授（吸血鬼ドラキュラを退治したエイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授の子供）の下で修行し、日本で自分で教会を作って神父となった。
- 美神令子の金への執着心を苦々しく思いながらも、師匠として温かく見守っている。美神とは違い、貧しい人の依頼も進んで引き受け、報酬を受け取らないことも多い。そのため生活は清貧そのもので、空腹で倒れた事もある。
- ピエトロ・ド・ブラドー（声：森川智之）
- 愛称はピート。見た目は10代後半だが、実年齢は700歳を越えている。
- その昔ヨーロッパを荒らしまわった吸血鬼ブラドー伯爵の息子であり、人間の母との間に生まれたハーフ・ヴァンパイア。
- ニンニクは駄目だが、太陽は平気。また吸血による相手を支配する魔力は弱く、数週間しか持たない。
- 得意技は、両腕から閃光を放つ「ダンピール・フラッシュ」と体を霧状にする「ヴァンパイア･ミスト」。
- 父・ブラドーを倒した縁で、唐巣の下で修行中。
- 基本的に優しい性格なのだが、正義感が強く、曲がったことが許せないため、邪悪な吸血鬼（それ以前に色々と恥ずかしい父親）であるブラドーの息子である自分にコンプレックスを抱いていたため、実力を出し切れずにいた。だがGS試験で雪之丞との戦いを通じて自分が吸血鬼でも唐巣神父の弟子であっても、両方が自分自身である事を悟り、神聖な力と吸血鬼の能力を同時に操り、本来の実力を発揮する事ができた（ヴァンパイア・ミストもその時から使えるようになったようだ）。
- 美男子で女にモテるが、実は凄まじい音痴（ピアノの音で学校中のガラスを割ったことがある）。
- ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に入るのが夢で、必要事項である高卒資格を得る為、横島の高校に編入した。それまで学校に通った事がない。
- GS試験で戦った伊達雪之丞とはライバル関係。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第2話ではホームズと共にモリアーティ教授と対決した事がある。
[編集] 厄珍堂
- 厄珍（やくちん）（声：茶風林）
- 精霊石やお札などのオカルトグッズ全般を扱う専門店「厄珍堂」の主人。美神もここから道具を仕入れているが、テストと称してろくでもない品物を掴ませては、美神たちを大混乱に陥れることもしばしばの危険人物。美神と同等、若しくはそれ以上の因業オヤジである。その関係で美神の裏についても詳しく、それをネタに自分の失敗の後始末を依頼することも。横島に劣らぬスケベオヤジでもあり、妙に気が合うらしい。語尾に「～アル」と付ける。偶然マリアの設計図を再発見したカオスと共にテレサを製作して金儲けを企んだ事も。
[編集] オカルトGメン関係
- 西条 輝彦（さいじょう てるひこ）
- アニメ未登場。
- 28歳。ピートが憧れる、ICPOの超常犯罪課（通称オカルトGメン）に所属しており、銃や剣等の優れた装備を使って戦う。戦闘も強いが指揮能力も優れ、良き指揮官として戦う。
- プレイボーイで、魔鈴めぐみに「毎回連れている女性が違った時期があった」と暴露されたこともあるが、美神に関しては実質、横島と同レベルで争っている。イギリスに留学するまでは美神の母に師事しており、今でも尊敬している。
- 美神 美智恵（みかみ みちえ）
- アニメ未登場。
- 令子とひのめの母親で、強大な能力を持つGS。年齢は39歳（21年前は18歳から）。
- 両親や美智恵自身は、アシュタロスとは、別の魔族の一派に狙われている。
- 見習いGSとして唐巣神父のもとに来た際、精神感応能力者の吾妻公彦と知り合い結婚、令子を産む。
- 令子が15歳の頃に死んだことになっていたが、実は生きていて、時間移動を何度も重ねた事による時空の混乱を避けるために、南米に滞在している公彦の所に身を寄せ、対アシュタロス戦が終わるまで関係者との交流を断ち切っていたに過ぎなかった。
- 対アシュタロス戦では、過去から時間跳躍により現代に出現。ICPOと民間のGSからなる臨時の部隊の隊長として指揮を執った。世界を救うためなら娘である令子を犠牲にしても、という冷徹さを見せる。
- アシュタロス戦終結後、過去の自分が元の時代に戻るのを見計らうようにして、妊婦姿で令子の元へ帰郷。
- その後、ひのめを出産し、オカルトGメンの隊長になっている。
[編集] その他
- 伊達 雪之丞（だて ゆきのじょう）
- アニメ未登場。
- 小柄だが「魔装術」による肉弾戦を得意とする男。「一匹狼」を自称し、基本的に熱く、男っぽい性格。やや戦闘狂じみた面もある。元々はメドーサの手下だったが、GS試験におけるピートとの真剣勝負に横槍を入れられたことに怒り決別する。それ以降は香港でモグリのGSを行っていたものの、香港編で免罪となる。以降は修行の旅を続けている模様。さらに妙神山における猿神との修行によって、それまで未完成だった魔装術を完成の域に到達させる。
- 作内での初登場は「誰が為に鐘は鳴る!!」だが実は、小学生時代の横島とミニ四駆の大会で戦った事がある（ただし両者がその事実を知るのは「遊びの時間は終わらない!!」にてのことである）。同大会の決勝では「ダテ・ザ・キラー」こと雪之丞VS「浪速のペガサス」こと横島の対戦となり、激闘を繰り広げた結果、前大会優勝者である横島を苦戦に追い込んだものの惜しくも準優勝だったらしい。限定生産で高ポテンシャル、しかし設定の難しさゆえに誰も使いこなせなかったといわれる伝説のマシン「プテラノドンX」を操る。
- 幼いころに亡くなったらしい母親を「ママ」と呼ぶ、重度のマザコン。登場初期には、女性を見てはよく「ママに似ている」と頬を赤らめて呟き、美神に対しても同発言を行っている。
- GS試験時に互角の戦いを繰り広げたピート、横島の実力を認めており、自身の良きライバルとしてみているが、横島に関しては、勘違いから相当な過大評価をしている面がある。
- 魔鈴 めぐみ（まりん めぐみ）
- アニメ未登場。
- 西条輝彦のイギリスでの後輩、失われた魔法の発見に情熱を燃やす魔女であり（この世界では、中世の強力な魔法は、現代ではほとんど失われている）、使い魔として黒猫を従えている。また料理が得意で、彼女が開いた魔法料理店「魔鈴」はいつも賑わっている。バレンタインなど、季節に応じて物を売る事もある。
[編集] 民間人
- 花戸 小鳩（はなと こばと）
- アニメ未登場。
- 横島の住むアパートの隣の住人。曽祖父の悪行が原因で貧乏神にとり憑かれており、貧困生活を強いられていた。自分が貧乏神にとり憑かれていることを知っても、態度を変えなかった横島に想いを寄せている。苦難に耐える自分に浸りがちな面もあり、「ひまわりさんに笑われちゃう」、「どんなときでも『よかった』を探さなきゃ」等、時折どこかで聞いたような台詞を口にする。
- 美神 ひのめ（みかみ ひのめ）
- アニメ未登場。
- 対アシュタロス戦後に誕生した令子の妹。美智恵が令子の前から姿を消し、公彦とアマゾンに隠棲していた間に妊娠したらしい。生まれながらの発火能力者（パイロキネシスト）であるが、赤ん坊であるため能力のコントロールができず、お札で能力を封じている。その能力は凄まじく、誕生前の状態でも美智恵を通して横島に火傷を負わせ、令子の事務所の結界でさえ抑えきるのが困難だったほど。美智恵が仕事で忙しい時は、交代で令子達が面倒を見ている。
- 美神 公彦（みかみ きみひこ）
- アニメ未登場。
- 令子とひのめの父親で強力な精神感応能力者（テレパス）。他者の心を読み取り、頭上から霊波の触手を出現させて、相手に強力な暗示をかける事が出来る。
- 旧姓は吾妻。東都大学生物学の教授で現在は南米の奥地に滞在している。
- 家族と距離をとって生活していたため、令子に理解されず、たまに帰国した時も避けられてきたが、令子が唐巣から両親の馴れ初めを聞きいた事で、彼女の蟠りが溶け、和解する事ができた。
- 氷室早苗（ひむろ さなえ）
- アニメ未登場。
- 人骨温泉郷近くに在す、おキヌを祀った神社の神主一族「氷室家」の一人娘。地元の高校に通っており、「山田君」という彼氏がいる。「スリーピング・ビューティー!!」で初登場。口調に田舎訛りが目立つ。霊媒能力に長けており、口寄せやテレパシー感受を得意とする。蘇生後のキヌにとっては義姉となる。
- 早とちりに過ぎるきらいがあり、初めて美神たちに出会ったのがキヌの遺体の冷凍保存現場であったため、思わず美神と横島を殺人犯と勘違いして混乱。さらに口走った台詞から横島に接吻を迫られるという災難にあう。美神の説得で誤解は解けたものの、出会いが最悪であったためか横島に対して異様に嫌悪感を持っている。「スリーピング・ビューティー!!」時にキヌに乗り移られていた時においても、キヌの意志を無視して横島に鉄拳を振るう場面があった。
- 氷室家はキヌを人柱にした道師と、その当時に土地を治めていた大名家の姫が結ばれて出来た家柄で、まさしく「キヌを護り祀る」ために創られた血統と言える。氷室家初代の巫女となる姫君はキヌと身分を越えた親友であった。
- 横島 大樹（よこしま たいじゅ）
- アニメ未登場。
- 横島忠夫の父でモテるプレイボーイ。力も強くその精神力は素手で悪霊を倒すほど。身体能力も、レアメタルの発掘現場や会社を襲撃してきたテロリストを返り討ちにし、ナイフを巻き上げたり、生け捕りにしたりと凄まじいレベルである。
- 村枝商事に勤め、専務とは犬猿の仲で裏工作により僻地のナルニアに飛ばされたが、それでも日本に復帰する事が出来るぐらいの有能な人物。だが妻には頭が上がらない。クロサキという元部下がおり、現在でも慕われている。
- このクロサキとともに、同時期にサンデーで連載されていた『機動警察パトレイバー』のシャフトの面々がモデルと思われる。専務もすだれハゲ。
- 横島 百合子（よこしま ゆりこ）
- 横島忠夫の母。夫と同じ会社に勤めていたが、17年前に出産とともに職場を辞めるまでは「村枝の紅ユリ」として名を馳せたスーパーOLだった。何をしても会社の利益に繋がるため、「彼女無しには今の村枝商事は無かった」と語る人物も。
- 旧姓・紅井。夫・大樹は彼女の元部下であり、何度払い除けても諦めず熱心に迫ってくるのに折れて結婚。このことは、美神に激しい不安を覚えさせた。
- 夫と同じく精神力が強く、戦闘能力も高い（旅客機をハイジャックしようとしていたテロリストの計画書をすり、一撃で倒した）。
- アニメでは、横島が時を遡る中で、若い頃のみ登場（声：緒方恵美）。
- 村枝 賢七
- アニメ未登場。
- 村枝商事社長。横島の母には「ケンちゃん」と呼ばれる。
- 名前の元ネタは作者と親交のある漫画家の村枝賢一と思われる。
[編集] 霊魂
- おキヌ（ひむろ きぬ）（声：國府田マリ子）
- 詳しくは上記。
- マリア（声：山崎和佳奈）
- 約700年前に絶頂期のカオスが作り出した女性型ロボット。当時カオスと親交の深かった女性がモデルになっている。
- ロケットアーム・右腕のマシンガンなど、多くの実弾系の武器を装備。特殊合金製の体で耐久性も非常に高く（ミサイルや対戦車砲の直撃、大気圏突入にも耐える）、戦いの時は仲間達を強力にサポートする。外見の変化は少ないが、カオスによりこつこつ改良されているらしい。ロボットであるため感情的に話すことは少ないが、喜びや思いやり等の心や感情を持っている。
- 『GSホームズ 極楽大作戦!!』第1話では若き頃のホームズと一時期恋仲になった事があり、またその16年後、行方不明となったカオスの調査を彼に依頼した事がある。
- 渋鯖 人工幽霊壱号（しぶさば じんこうゆうれいいちごう）
- アニメ未登場。
- 「いちごう」の表記は、話によって「壱号」と「一号」が混在している。
- 戦前のオカルト研究家･渋鯖博士によって作り出された人工霊魂。強力な霊能力者のエネルギーを受けていないと消耗してしまう。メドーサとの戦いでビルごと除霊事務所を破壊されて行き場を失くした美神の前に現れ、屋敷を事務所として提供した。実体は無く普段は屋敷に宿っているが、仕事に出る際には自動車に憑依して同行し、美神達をサポートする。
- 人工霊魂の実験に成功したのは、この人工幽霊壱号と、カオスのマリアとテレサのみ（ただし、テレサは完全に成功しているとは言えない）。
- 作者に忘れられたのか、「暗殺のソロ!!」でおキヌに侵入者を教えない等、後期では出番がない。
- テレサ（声：川村万梨阿）
- 偶然マリアの設計図を再発見したカオスと厄珍によって製作されたマリア2号機。感情表現はマリアよりも豊かで、人間と変わらない。だが金儲け等の邪な感情によって人口霊魂を作り出された為か、姉であるマリアを抹殺しようとする等、かなり捻くれた性格になった。ロボット3原則が入力されておらず、人を傷付ける攻撃も平気で行う。基本的な武装はマリアと同じらしいが、右腕部マシンガンのモデルが異なる・片目が強力なレーザー砲になっている等の違いがある。防水処理はされていない。量産を前提として造られた為か、マリアよりは防御力が低いが、それでもかなりの頑丈さを誇る。マリアと激闘の末、海に落ちて行方不明になる。
- その後、アシュタロスの宇宙処理装置によって、他の倒された魔物達と共に復活するも、マリアに対して放ったミサイルをアシュタロスに当ててしまい彼の怒りを買って胴体を破壊され、更に宇宙処理装置を守っていた埴輪達の自爆によって残った頭部も吹っ飛ばされる。
- 卑弥呼（声：三田ゆう子）
- 生前の行いについては、卑弥呼を参照。
- その霊格は、神や悪魔に匹敵するほど。約1000年ごとにある行為を行い、その度に、多くのゴーストスイーパーが争いあう。令子とエミと冥子によって、召還されたこともある。
[編集] 妖怪
- 愛子（あいこ）（声：伊藤美紀）
- 横島の通う学校に出現した、机が変化した妖怪。学生生活に憧れ、学生達を取り込んでホームルームを続けていたが、美神に張り倒され「本当は叱って欲しかった」と改心。その後「我々は皆、こーゆー（学業熱心な）生徒を夢見て教師になったんだ――!!」と感涙した教師達によって、横島のクラスメイトとして受け入れられることに。
- 外見はロングヘアにセーラー服の美少女だが、もとが机の変化であるため本体である机とは離れられない。実年齢は推定32歳。70～80年代の熱血学園ドラマを思い起こさせるようなノリが大好きで、「青春」が口癖。学校では横島、ピート、タイガーらと共に除霊委員とされている。
- アニメではレギュラー化せず、あまり活躍を見せない。
- 犬塚 シロ（いぬづか シロ）
- アニメ未登場。
- 横島を師匠と慕う人狼族の少女。剣術に長け、サムライ言葉でしゃべる。最初は子どもの姿であったが急成長し、犬神ならではの超感覚を生かして、後にタマモとともに美神除霊事務所の屋根裏部屋に助手として住み込むことになる。タマモとは一見犬猿 (?) の仲のようであるが、同じ犬神どうしの連帯感のようなものも芽生えているようである。
- 趣味は散歩で、横島をつき合わせ毎日朝晩数十キロ引きずり回している（本人に悪意はない）。
- タマモ
- アニメ未登場。
- 800年前に退治された大妖怪九尾の狐の転生した姿で、普段は中学生くらいの姿に化身している。国を滅ぼす悪しき存在として自衛隊に追い回され、退治に赴いてきた横島とおキヌに匿われるが、すっかり人間不信になっており逃走。以後、好物のきつねうどんの無銭飲食を繰り返していたが、契約違反（タマモを退治しなかったこと）の発覚を恐れた美神に助手として雇われ、美神除霊事務所の屋根裏部屋にシロと同居することになる。
- 前世は、玉藻前。
- 鈴女（すずめ）
- アニメ未登場。
- 作中で絶滅危惧種とされるいたずら好きのピクシー。繁殖のために世界中を旅してきたが、ずっと1匹だけでいたためか性的な価値観がずれており、レズっ気の濃い性格となってしまった。美神達で常識を教えるため、屋根裏に住み着くこととなった。はずだったが、のちに屋根裏部屋にシロとタマモが住むようになってもその姿を現さず、いつの間にか忘れ去られていたかわいそうな妖精（巣のみ、たびたび描かれる）。漫画の最終回で「全員集合！」のような場面ですら登場しなかった。
[編集] 六道家式神
冥子の式神は、六道家初代が封じた妖怪を式神としたもの。
- クビラ（子）
- ネズミの式神。霊視能力を持つ。
- バサラ（丑）
- 牛の式神。霊を吸引する能力を持つ。
- メキラ（寅）
- トラの式神。短距離の瞬間移動能力を持つ。
- アンチラ（卯）
- ウサギの式神。鋭い耳で相手を切り裂くことが出来る。
- アジラ（辰）
- 龍の式神。口から火を吹き、相手を石化させることが出来る。何故か活躍の場面が少ない。
- サンチラ（巳）
- ヘビの式神。電撃攻撃を行う。
- インダラ（午）
- ウマの式神。最高で時速300キロでの走行が可能。普段は冥子を乗せている事が多い。
- ハイラ（未）
- ヒツジの式神。毛針を使用した攻撃を行い、また自分と周囲の人間を夢に入り込ませるサイコダイブの能力を持つ。
- マコラ（申）
- サルの式神。変身能力を持つ。長時間放置していると、周囲の人間に同化する習性がある。脱走騒動を起こし、美神たちを振り回したこともある。
- シンダラ（酉）
- トリの式神。亜音速での飛行が可能。
- ショウトラ（戌）
- 犬の式神。怪我や病気を治癒させる能力を持つ。
- ビカラ（亥）
- イノシシの式神。戦車並みの怪力を持つ。
[編集] 神族
[編集] 妙神山関係者
- 小竜姫（しょうりゅうき）（声：山崎和佳奈）
- 人界と神界の接点である【妙神山修行場】の管理人。神剣の使い手で一時的に時間を遅らせる「超加速」を使う。普段はGS達の能力を引き上げるための修行を行っている。横島の潜在霊力の高さを最初に見抜いた人物で、それを引き出そうと指南したり助力したりしている。竜神なので、背中にある逆鱗（げきりん）に触れられると変身して暴れてしまう。
- 人界との交流が少ないためか現代の常識に欠けている。東京を「江戸」と呼び、文字を右から読み、最近までカラーテレビの存在を知らなかった。斉天大聖の直弟子で神格もそれなりに高く、人間界における神族の代表的立場にあった。
- 斉天大聖
- 小竜姫の師であり、GSたちの霊力を上げるのにも一役買った。モデルは、斉天大聖こと孫悟空であり、おそらく、それ同様の過去を持つのであろうが、作中では語られなかった。
- 普段は自らつくった空間に引きこもっている。
- 【妙神山】右の鬼門（みぎのきもん）（声：江川央生）
- 【妙神山】左の鬼門（ひだりのきもん）（声：田中一成）
- 妙神山の門を守る2体の鬼の像。それぞれを「右の」「左の」と呼び合うが、部外者には判別不能。普段は門扉に顔を貼り付け、首なしの胴体が両脇に立っている。小竜姫が美神らの元を訪れる際には人間に化けて同行するが、身長が3m近くもあるため、変装の意味はあまりない。小竜姫と同じく、人界の常識には疎い。
[編集] その他
- 天龍童子（てんりゅうどうじ）（声：浦和めぐみ）
- 竜神族の王・竜神王の息子（小竜姫の従兄弟）であり、王の世継ぎ。幼い容姿だが、身分のせいか態度は横暴。その立場から、メドーサらに命を狙われていた。竜神王が地上の竜族との会議のため、人間界に光臨した際についてきて、小竜姫に預けられていたが、明神山を抜け出し、東京をさまよっていた時に偶然知り合った横島を小判で釣り、部下にして人間界を案内させた。後にメドーサに裏切られたイームとヤームも部下にした。戦いの終盤で角が生え変わった（大人になった）事で、メドーサを撃退するほどの神通力を目覚めさせた。
- 貧乏神（びんぼうがみ）
- アニメ未登場。
- 悪徳高利貸しだった小鳩の祖父の因果応報で花戸家（小鳩）にとり憑き、小鳩からは「貧ちゃん」と呼ばれている。『清く貧しく美しく!!』の終盤で福の神になったが、相変わらず「貧乏神」と呼ばれている。
- 伝承などの貧乏神とは異なり、メキシカンのような格好をしている。（福の神となってその姿も変わったはずだが、再登場した時には元に戻っている）
- ヒャクメ
- アニメ未登場。
- 小竜姫と同じ神族で小竜姫の親友。人界の監視をしていて基本的に千里眼で何処でも見る事ができ、人の心を見る事もできる。その名の通り全身に100の感覚器官があり、それによって敵の霊的な弱点を見る事も出来る。しかし怖がりで、想定外の出来事に弱い。
- 百目（また、それに近い妖怪とされる百々目鬼や目目連）の伝承と異なり、人にその感覚器官を渡すことが可能。
[編集] 悪魔
- パイパー（子）（声：若本規夫）
- ラッパの音色で、人を子供にする。魔力の源は、金の針。
- ネズミの化身であるため、猫が苦手。また、使い魔の小型パイパー達は親父ギャグに弱い。
- 最後は金の針を武器にした令子によって倒された。
- ナイトメア（馬）（声：掛川裕彦）
- 人に寄生し、その人間に悪夢を見せることで、殺していく（ただし、夢を奪われた状態では低級霊並みの霊力しか出ない）。
- 最後は令子から夢を奪われ、あっけなく倒された。
- ハーピー（酉）
- アニメ未登場。
- 時間移動能力を持つ美智恵と幼い令子を抹殺するために送り込まれた魔族の殺し屋。
- 一度は美智恵の退魔護符によって魔界へ送り返されたが、数年の時を経て再び令子の前に姿を現した。
- 自分の翼から発射する羽根の弾丸（フェザーブレッド）は令子のボディアーマーの強度を上回るほどの威力を持つ。
- 過去の世界から来た美智恵によって、再び魔界に送り返された。
[編集] 魔族
- ワルキューレ
- アニメ未登場。
- 魔界第2軍所属の特殊部隊の大尉で射撃が得意。ジークの姉で、おそらく血は紫。
- 人界との交流があるせいか、小竜姫よりは人界に詳しい。最初は横島の事を役立たずだと思っていたが、文珠の開花により認識を改める。
- ジークフリート
- アニメ未登場。
- 姉のワルキューレと同じく軍に所属する。愛称はジーク。情報部所属で階級は少尉。
- 神魔交流と和平の一環として妙神山に出向している。悪魔だが元々は神だったため、魔族の闘争本能が余り無く基本的に冷静で温厚。ただし、帽子をかぶると軍人に豹変する。元々の能力は高いため戦えば強いが、情報部のため余り戦う事が無いので際立つ能力を見せた事は無い。
[編集] アシュタロスとその配下
- アシュタロス
- アニメ未登場。
- 魔界トップクラスの実力をもつ超上級魔族、力は推定10億マイト（ヒャクメを100マイトとした場合、美神は90マイト前後）。
- 他の悪魔と異なり本能を抑え、長期にわたって計画的に行動する事が出来る。宇宙処理装置（コスモプロセッサ）や究極の魔体などを5000年がかりで完成させ、魔族のための（アシュタロスは魔族＝悪という運命に耐えられなかった）宇宙創生を企む。三姉妹や、彼女らが乗る兵鬼「逆天号」も彼が作り出した。
- ほぼ全編に渡って部下を使い、黒幕として敵であり続けたが、過去において宇宙処理装置に必要な「エネルギー結晶」を、自身の作り出した魔族であり美神の前世でもあるメフィストに盗まれている。そのエネルギー結晶はメフィストの後世である美神の魂と付着しているため、美神の魂を狙うことになる。また、横島の前世を殺害した張本人でもある。
- モデルは、アスタロト。ただし、モデルとは、容姿の違いの他、ベルゼブブなどを部下としているなどの違いもある。
- メドーサ（声：川浪葉子）
- アニメでは「メドゥーサ」と表記。
- 神界の黒便覧（ブラックリスト）に名を連ねる竜神で、上級魔族に位置する。人間を「クズ」と呼んで見下している。魔族に通じており、実はアシュタロスの元で動いていた。「超加速」や優れた剣術能力を持ち小竜姫と互角の力がある（このため、中盤までは最強クラスの強敵であった）。また、髪から眷族（ヘビ）を呼び出すことも可能で、これに噛み付かれた者は石化してしまう。
- 美神からは「ヒスもちヘビ女」、横島からは「ちちのでかい年増」などと呼ばれ、特に美神の言動については根に持っている。美神達とは幾度も死闘を繰り広げ、月面の戦いにおいては若返り（美神はこのメドーサを「コギャル」と呼び、逆にメドーサは美神を「おばさん」と呼んでいる）美神をあと一押しというところまで追い詰めるものの、横島の実力に反した奇跡的妨害により失敗し、倒れる。
- 後にアシュタロスにより復活するが、所詮は再生怪人レベルで、横島に一蹴されてしまった。ただし、宇宙処理装置はGS美神 極楽大作戦!!#アイテムに書かれているように設定されているため、本物は月面の闘いで死んだものと見られる。
- モデルは、メドゥーサ。ただし、メドゥーサとは、石化の方法などが異なる。
- 土具羅魔具羅（どぐらまぐら）
- アニメ未登場。
- アシュタロスの部下で、戦闘には向かないが演算能力に優れた遮光器土偶型ロボット。エネルギー源（主食）はプルトニウム（ルシオラがスーパーで購入した「チェルノブイリのおいしい水」を飲みながら酔っ払い、横島に絡んでいるところをみると、人間にとってのアルコール又は酒と似た効果もあるようである）。アシュタロスに5000年近く仕えている。アシュタロスによって作られた三姉妹の寿命を1年という短期間に設定（そのぶんパワーは大きくなる）し、能力を付与したのも彼であり、三姉妹にとっては職場の上司（中間管理職）の立場にある。三姉妹や彼は優しい部分も持っており、横島は拉致されたにもかかわらず「味方より温かい」と感じた。
- アシュタロスの消滅後は、その演算能力を見込まれ、魔界の情報部（ジーク）に引き取られた。
- 『長いお別れ』では別の設定で登場。
- ルシオラ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の長姉。蛍の化身。食べ物は水と砂糖。眷族は連れていないが、光を操って幻覚を見せ、麻酔攻撃やサイコダイブ等、幻惑系の術に長けている。機械や生物関係にも強く、術によって生物兵鬼（強さにして5000,3200マイトなど）を生み出すことができる。
- 三姉妹の中では最も落ち着いた雰囲気の容姿・性格であるが、一方で情熱的で一途。横島に命を救われた際の会話をきっかけとして恋仲になり、結果としてアシュタロスを裏切る。その後べスパとの戦いで自分を護って瀕死になった横島を助けて（自分の魂の大部分を与えて）、死んでしまう。その際、意識だけが横島の中に残り、ルシオラと世界を天秤にかけて苦悩する横島にアシュタロスを倒すと約束した事を思い出させ、世界の為に自分を生き返らせるチャンスを捨てる事を促した。この事により、横島は心に深い傷を負う。結果、転生すらも出来ない状態になってしまったルシオラを横島は何とか復活させたいと願い、横島の子として転生する可能性に唯一の望みを託す事になる。
- べスパ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の次女で蜂の化身。食べ物はたんぱく質。面倒見がよく、いわゆる姉御肌で男勝りの性格だが、短気。戦闘では一対一での勝負や肉弾戦を好む。パワーは三姉妹でトップだが、特殊能力は持たない。眷属として大量の妖蜂（スズメバチ）の軍団を従える。
- アシュタロスを裏切ったルシオラと戦い、その消滅の原因となるが、それでもルシオラを救おうとする。横島、ルシオラに恨みがあるわけではなく、唯アシュタロスへの愛と忠誠のための行動による。
- アシュタロスの消滅後は魔界の軍に入った。
- パピリオ
- アニメ未登場。
- アシュタロスによって作られた三姉妹の末妹で蝶の化身。食べ物ははちみつ。姉2人と違い、体格は明らかに子供。思考も子供そのもので単純な行動に走りやすい。語尾に「～でちゅ」とつけて話す。力はルシオラより弱く（とはいっても自身のペット（5000マイト）より強いことは確か）、特殊能力は持たないが強力な眷属を従える。
- ペットを飼うのが好きで、横島を『ポチ』・ヒャクメを『ペス』と名付けて無理やりペットにしたこともある（他にもケルベロス等多数の怪物を飼育）。自分が１年しか生きられないことを知っているため、そのぶんペットに思い出を残したい気持ちがある（ルシオラ談）のかもしれない。パピリオ本人も『ポチ』である横島に手作りの服をプレゼントし「私のこと、ずっと覚えててね」などと発言している。
- 姉妹の状態を感じられるらしく、2人の姉が両方とも死んだと感じたときには動けなくなるほどのショックを受けた。
- アシュタロスの消滅後は小竜姫に引き取られて弟子となり、妙神山で暮らしている。
- 逆天号
- アニメ未登場。
- 本格的に活動を開始したルシオラ達が使用した兵鬼。巨大な空中戦艦のようなもので、亜空間を移動する能力と、神界の魔法兵鬼に傷ひとつ付かない装甲、更に「断末魔砲」という名のとおりの不気味な発射音（ルシオラ曰く「趣味悪い音」）を伴う強力な光線によって、妙神山を含む世界中の霊的拠点を破壊して回った。
- ヘラクレスオオカブトのような姿をしており、普通の昆虫サイズに変化することも可能。艦内には艦橋の他、三姉妹や土具羅が生活するのに十分なスペースがあり、シャワー室やパピリオのペットの檻の部屋もある。
- 「アシュタロスが造った」というパピリオの言葉から、おそらくルシオラが作った生物兵鬼と同様に、アシュタロスが術でカブトムシを変化させたものかと思われる。
[編集] 関連項目
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