IV号駆逐戦車
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![]() Jagdpanzer IV/48 |
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IV号駆逐戦車 | |
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性能諸元 | |
全長 | 6,85 m |
車体長 | m |
全幅 | 3,17 m |
全高 | 1,85 m |
重量 | 24 t |
懸架方式 | リーフスプリング方式 |
速度 | 40 km/h(整地) |
18 km/h(不整地) | |
行動距離 | 190 km(整地時) |
主砲 | 7,5 cm Pak 39 L/48 |
副武装 | 7,92 mm MG42 ×1 |
装甲 | 前面60 mm ザウコップ防楯部80mm |
エンジン | Maybach HL 120 TRM 300 馬力 |
乗員 | 4 名 |
IV号駆逐戦車(よんごうくちくせんしゃ、Jagdpanzer IV)とは、第二次世界大戦中にドイツ軍が IV号戦車をベースに開発した駆逐戦車である。制式番号はSd.Kfz.162及びSd.Kfz.162/1 である。 その車台は基本的にはIV号戦車のものと同等であるが、車体全面下部の装甲版はIV号戦車の直立した形状から角度を持った二面構成に変更されている。主砲として48口径75ミリ砲 (7.5cm Pak39 L/48) を備えている。
[編集] バリエーション
- IV号戦車/70(V)
- IV号駆逐戦車の改良型であり、備砲が70口径75ミリ砲 (7.5cm Pak42 L/70) に変更され、名称もIV号戦車/70(V) と変更された。(V) はフォマーク社製であることを示すものである。前面装甲が80mmに強化された上、長砲身砲の搭載によりノーズヘビー(車体前部の重量過大)となったため、転輪ゴムタイヤの早い損耗を避けるため前部二つのを鋼鉄製(ゴムは内部に収納)に変更している。当初、IV号戦車ラング(=長砲身)という名前だったが、通常のIV号戦車の長砲身型と紛らわしいので口径名に変更された。1944年8月から旧来のIV号駆逐戦車との併行生産が始まり、工場の被爆で生産が縮小・停止する'45年4月までに940輌が生産された。
- IV号戦車/70(A)
- アルケット社にて生産された IV号戦車/70(A) はニーベルンゲン製作所で生産されたIV号戦車J型の車台をそのまま使用、その上にIV号戦車/70(V) の戦闘室を載せた形状となり、車高が 50cm ほど高くなっている。(A) はアルケット社製であることを示すものである。公式文書ではIV号戦車ラング(A)とも表記される。1944年9月の総統護衛旅団への配備を皮切りに、駆逐大隊や戦車連隊、突撃砲旅団の装備となった。
第二次世界大戦のドイツの装甲戦闘車両 | |||
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戦車 | |||
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突撃砲 | |||
III号突撃砲 | IV号突撃砲 | ブルムベア | シュトルムティーガー | |||
駆逐戦車 | |||
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自走砲 | |||
I号自走重歩兵砲 | II号自走重歩兵砲 | ヴェスペ | フンメル | グリーレ | パンツァーヴェルファー | カール自走臼砲 | |||
対空戦車 | |||
38(t)対空戦車 | メーベルワーゲン | ヴィルベルヴィント | オストヴィント | クーゲルブリッツ | |||
装甲ハーフトラック | 装甲車 | ||
Sd Kfz 4 | 250 | 251 | 252 | 253 | Sd Kfz 221/22/23 | Sd kfz 231/32/34/63 | ADGZ | ||
試作戦車 | |||
NbFz | マウス | E-10 | E-25 | E-50 | E-75 | E-100 | ラーテ | |||
特殊車輌番号 |
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