LimeWire
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![]() Mac OS Xで動作している LimeWire インターフェース。 |
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開発元: | Lime Wire LLC |
最新版: | 4.12.11 / 2006年8月16日 |
対応OS: | クロスプラットフォーム |
種別: | ファイル共有ソフト |
ライセンス: | GPL |
公式サイト: | www.limewire.org www.limewire.com |
LimeWire (ライムワイヤー) はGNU General Public License下で公開されているフリー及び オープンソース Gnutella P2P クライアント・ソフトウェアである。このプログラムはグヌーテラ P2P プロトコルを利用したファイル共有をユーザー同士で行う事ができる。これは2004年12月に公開された Ver. 4.2 の特徴として、ファイヤーウォール設置同士のファイル交換をサポートした最初のファイル共有ソフトである。デベロッパーは Lime Wire LLC である。
LimeWire は Java で書かれていているので、Java仮想マシンがインストールされたコンピューターで利用できる。普通のユーザー向けにインストールを簡単にするため、このデベロッパーはMicrosoft Windows、Mac、及び rpm形式でLinux 向けにインストール・パッケージを公開している。
ソースコードを入手して使用する場合にはJavaランタイムルーチンを別途用意する必要がある。
オープンソースであるため、LimeWire はペンシルバニア州立大学での実験的上のソフトウェア開発プロジェクト en:LionShare、独特なインターフェースと共に人気のあるアップル社製マッキントッシュ向けグヌーテラ・クライアント en: Acquisition、Cabos を含む、いくつかの派生型が作成されている。
[編集] 特徴
- 初期ノード設定等が不要。
- ファイル共有色が強いため、多くの場合インスタントメッセージ等事前の予告を送らなくてもダウンロードできる。
- Javaで開発されているため、複数のOSに対応している。
- LimeWireで流通しているファイルの大多数はWinny,Shareからのファイルである。
[編集] 訴訟問題
米国時間8月4日Sony BMG、Virgin Records、Warner Bros. Recordsなどが参加するレコード著作団体が著作権侵害の疑いがあるとしてLimeWireと経営陣を提訴した。 内容としては1曲あたり約15万ドルの賠償金、及び今後楽曲を共有する際、事業モデルをレコード会社と契約する形への変更を求めた。
しかし、約2ヵ月後LimeWireは、レコード会社がLimeWireから利用者を減らそうと不当な商行為を行ったと反訴。また、オンライン楽曲配信市場の取引抑制を共謀し、シャーマン独占禁止法、クレイトン独占禁止法の条項に反しているとも主張。
2006年10月現在係争中である。
[編集] 外部リンク
- Lime Wire LLC(英語版)
- ライムワイヤー (LimeWire LLCによる日本語版公式サイト)
- マックハウス (ライムワイヤー マック版、日本語環境での使い方の説明)