U.S.S.ディファイアント
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U.S.S.ディファイアント(U.S.S. Defiant)はアメリカのSFドラマ『スタートレック』シリーズに登場する架空の宇宙船であり、
- NCC-1764
- NX-74205
の2種類存在する。詳細は以下を参照。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
1. U.S.S.ディファイアント(U.S.S. Defiant)は、テレビ番組『宇宙大作戦』(Star Trek (TOS))、『スタートレック:エンタープライズ』(ENT)に登場する架空の宇宙船。TOS第64話『異次元空間に入ったカーク船長の危機(原題:The Tholian Web)』、ENT第94、95話『暗黒の地球帝国』(In a Mirror, Darkly)に登場。
コンスティテューション級宇宙艦で、艦隊登録番号はNCC-1764。
- 2268年、ソリア連合の領域付近で空間の位相転移に巻き込まれて行方不明となる。これによって平行宇宙の22世紀に飛ばされ、平行宇宙のソリア連合により拿捕されるが、平行宇宙のI.S.S.エンタープライズ(こちらの世界のエンタープライズ NX-01に相当)のクルーによって奪われる。
2. U.S.S.ディファイアント(U.S.S. Defiant)は、テレビ番組『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン (Star Trek: Deep Space Nine, DS9)』に登場する宇宙船。初登場は第47話『ドミニオンの野望 前編(原題:The Search, Part I)』。
ディファイアント級護衛艦 (Escort)で、登録番号はNX-74205。
艦長はベンジャミン・シスコ司令官。艦長代理はウォーフ少佐。
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[編集] 特徴
全長:170.68m 全幅:134.11m 全高:30.1m 重量:320万5千トン デッキ数:5 乗員:47名
ユートピア・プラニシア・フリート・ヤードで建造され、2371年に就航し「ディープ・スペース・ナイン(DS9)」に配属された護衛艦で、惑星連邦史上初の戦闘を主目的とされた宇宙艦である。非公式には、惑星連邦・宇宙艦隊では初めての宇宙戦艦とされている。元々は対ボーグ用であったがボーグの弱体化と欠陥(エンジン強度不足)で計画が中断された。
登録番号の"NX"は試作艦を意味していて、その後建造された同じディファイアント級のNCC-74210U.S.S.ヴァリアント、NCC-75633U.S.S.サン=パウロには正式採用艦と言える"NCC"が付けられている。この、U.S.S.サン=パウロは、後に、チントカの戦いでドミニオン・ブリーン同盟軍の攻撃により破壊されたU.S.S.ディファイアントの後続艦として、新たにDS9ステーションに配備され、U.S.S.ディファイアントと改称されてドミニオン戦争の最終戦闘でドミニオン軍と戦った。
最大速度はワープ 9.982と、短時間であれば限界ワープ速度に限りなく近い航行が可能となっている。 着陸機能もついているため惑星上に降りることができる。
[編集] 攻撃および防御システム
攻撃システム
- フェイザーと光子魚雷、最新鋭魚雷の量子魚雷を搭載している。
- 戦闘機の機関砲の様に前方に固定された主砲のフェイザーはプラズマ・コンジットとメイン・フェイザー連結器が直結しているので、出力が2倍近く向上している。そして、従来の連続型のフェイザービームではなく、パルスフェイザーである。なお、ディファイアントにはそれ以外に通常のフェイザー砲が後方に4門、上面に8門、下面に6門ある。
防御システム
- 船体はカストロディウム/ニュートロニウム合金に融除装甲を使用している。
- 防御システムの一部として、ロミュラン星間帝国から特例として技術供与されたクローキング・デヴァイスと呼ばれる、遮蔽装置を搭載している。この遮蔽装置の使用は当初ガンマ宇宙域に限られていたが、ドミニオン侵攻後、アルファ宇宙域での使用も認められた。
[編集] デッキ構成
- 第1デッキ:ブリッジ、転送室、機関室
- 第2デッキ:転送室、医療室、食堂、クルー私室
- 第3デッキ:貨物用転送室、
- 第4デッキ:魚雷発射管、
- 第5デッキ:シャトル格納庫
[編集] 艦載機
タイプ18シャトルポッド:シャトル01を2機およびタイプ10シャトルクラフト「チャフィー」を搭載。