スターフォックス64
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ジャンル | シューティング |
対応機種 | ニンテンドー64/IQue Player |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
人数 | 1人および複数 |
メディア | ロムカセット |
発売日 | 1997年4月27日 1997年7月1日 1997年10月20日 2003年10月21日 (iQue) |
対象年齢 | ESRB: K-A |
スターフォックス64( - ろくじゅうよん、STAR FOX 64)は、任天堂が発売したNINTENDO64用3Dシューティングゲームである。スターフォックスの第2作目。1997年4月27日発売。振動パックに初めて対応したソフトでもある。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 概要
自機後方からの視点(またはコックピット視点)で操作するシューティングゲーム。シリーズ2作目であるが、ストーリーとしては前作の続編ではなくパラレルワールド的展開が繰り広げられる。
ステージ構成は2種類あり、一定のルートをほぼ強制的(ルートに分岐がある場合もある)に進んでボスを倒すスクロールステージと、立方体の箱庭ステージで360度自由に移動できるオールレンジモードがある。またステージによってはスクロールステージとオールレンジモードが組み合わさっている場合もある。
ゲームの完成度は非常に高く、NINTENDO64のソフトの中でも特に評判は良い。ゲームの進行に伴い巧みに変化するボイスによるリアルタイムの会話、そしてそれを構成するシンプルでありながら非常に濃いセリフがゲームとの圧倒的な一体感を生み出し、ストーリー展開に引き込まれる臨場感は例を見ないものとなっている。ステージの冒頭やボス前、ステージクリア後に随時、当時としては異例とも言えるプロの声優が担当するフルボイスのリアルタイムムービーが挿入され、ステージ途中にも敵や仲間から同じくフルボイスの通信が入るなど、臨場感を高める工夫がなされている。
元々前身であるスーパーファミコン版スターフォックスは、全体的な難易度の高さから玄人好みのゲームであり、コアなファンが多かった。その後継である当該作品もストーリが奥深く、さらにキャラクターの台詞の字幕はふりがなの無い漢字表記であるが、難易度はスーパーファミコンと比べると低めに設定されており、シューティングゲームが初めての子供でも楽しめるゲームになっている。反面、『チャージ弾』の誘爆で敵を撃破することによりHIT数がさらに加算されるなどの、練習を積むほど高いスコアをたたき出すことができる優秀なゲーム性をも持ち合わせており、作品のファンは特にこの二点においてかなり高い評価を置いている。なお、プレイによっては2000HITを越すことも可能であり、3000HIT近い撃墜数を出すプレイヤーも存在する。
また、各ステージで仲間の戦闘離脱がない状態で、敵の撃墜数が一定量を超えると、ステージごとに勲章がもらえる。ステージを進んでいる時に、敵の撃墜数のカウントの文字色が白からオレンジに変わると、勲章をもらえる条件を満たしていることになる。ちなみに、1ステージで512点以上取るとランキング表示が256点少なくなるというバグがある。全てのステージで勲章を取ると、ウイングの耐久力が低下するなど難易度がアップしたエクストラモードステージが用意されている。
戦闘のシチュエーションやムービーシーンにはスター・ウォーズシリーズやインデペンデンス・デイなど有名SF映画へのオマージュが多々見られる。
[編集] ストーリー
ライラット系の第4惑星「コーネリア」は、Dr.アンドルフの恐ろしい発明によって絶滅の危機にさらされた。 コーネリア軍のペパー将軍はアンドルフを辺境の惑星「ベノム」に永久追放した。
それから5年後、ベノムの不穏な動きをキャッチしたペパー将軍は、ジェームズ・マクラウド率いる、ピグマ・デンガー、ペッピー・ヘアのやとわれ遊撃隊「スターフォックス」に調査を依頼する。 スターフォックスはベノムに到着したが、ピグマが裏切り、ジェームズとペッピーはアンドルフの罠に落ちる。 ペッピーは何とか脱出し、故郷の惑星「パペトゥーン」に戻り、ジェームズの息子のフォックスに父の最期を告げた。
そして数年後、アンドルフは侵略をし続け、ついにコーネリアまで魔の手が届こうとしていた。 ペパー将軍はこの事態を打開するためフォックス率いる新生「スターフォックス」にアンドルフ軍との戦闘を依頼した。
[編集] 登場キャラクター
[編集] 「スターフォックス」チーム
恒星ライラット系でアーウィンを主戦力として活躍するやとわれ遊撃隊。惑星探査、重要機密物資の輸送、有事の際の救援と依頼内容は多岐にわたるが、筋の通らない仕事は引き受けない。今回はペパー将軍の依頼で事件の調査と敵退治に出撃する。
- フォックス・マクラウド(声優:里内信夫)
- 新生「スターフォックス」のリーダー。故郷の惑星「パペトゥーン」の宇宙アカデミーでコーネリア防衛軍士官候補生だったが、亡き父の後を受け継いで「スターフォックス」のリーダーとなる。正義感があふれている。パイロットとしての腕はあるが、リーダーとしては一人前ではない。18歳(※)。
- ファルコ・ランバルディ(声優:江川央生)
- 宇宙暴走族FREE AS A BIRD(フリー・アズ・ア・バード)の元ヘッド。戦闘機の操縦に関してはフォックス以上とも噂される腕前。口調はきついが、フォックスに厚い信頼を寄せている。クールに気取っているが、かなりの熱血漢。誤って撃ってしまうと「敵と味方の区別もできねぇのか!」と怒鳴られる。19歳(※)。
- スリッピー・トード(声優:頓宮恭子)
- フォックスが宇宙アカデミー在学時代からの親友同士。パイロットとしての腕はイマイチであるが、天性の明るさでチームの雰囲気を盛り上げるムードメーカーとなっている。またメカニックに関しては一流で、敵シールド(体力)の分析やマシンの製造まで出来る。誤って撃ってしまうと「オイラだよフォックス」と泣きそうな声で怒られる。18歳(※)。
- ペッピー・ヘア(声優:麻生智久)
- コーネリア防衛軍士官、初代「スターフォックス」のメンバーを経て現在のチームメンバーとなったベテランパイロット。年齢はメンバーの中で一番上であり、パイロットとしての経験や知識は豊富。フォックスの成長を温かく見守っている。また、ビビアンという妻がおり夫婦仲は非常に良好らしい。誤って撃ってしまうと「バカモン!ワシだ!」と怒鳴られる。41歳(※)。
※年齢設定には諸説あり、SFC版の音楽CDの資料によるとフォックスは25才、ファルコは28才、スリッピーは19才、ペッピーは36才となっているが、2002年に発売された「スターフォックスアドベンチャー」(GC)によれば(64時代に換算した場合)それぞれ18歳、19歳、41歳、18歳となっており、どうやらSFC版と64以降では異なる世界観のようである。
- ナウス(型番:NUS系064)(声優:阪口大助)
- グレートフォックスの専属航宇士ロボット。艦内の管理から航行まですべてを任されている。作戦中に補給物質の投下や援護も行う。スリッピーのメカニック・アシスタントとしても活躍する。ちなみに型番の”NUS”はNINTENDO64の型番からきている。
- ジェームズ・マクラウド(声優:麻生智久)
- やとわれ遊撃隊「スターフォックス」の創始者。初代のリーダーで、フォックスの父。ペパー将軍の依頼で惑星ベノムの探査に赴き、仲間のピグマに裏切りにより、アンドルフの罠に落ちて、壮絶な最期を遂げたと報告されている。
[編集] 「スターウルフ」チーム
ならず者ばかりのやとわれ遊撃隊。ウルフェンを主力戦闘機としている。表向きは、過去にジェームズ・マクラウドと確執があったウルフにより、スターフォックスをライバル視して結成したことになっているが、実態はアンドルフの手先となったピグマにより、ウルフを担ぎ上げて組織したアンドルフ直属の精鋭部隊。
- ウルフ・オドネル(声優:江川央生)
- 「スターウルフ」のリーダー。パイロットの腕はライラット系でも1、2を争う腕前。根っからの悪党だが、潔い性格で度量も大きい親分肌。本人は利用されていることに気付いていない。戦闘ではフォックスを狙う。
- レオン・ポワルスキー(声優:里内信夫)
- 血を見るのが何よりも好きで、パイロットの腕前もウルフに次ぐといわれるが、冷酷非情な戦いをするために「殺人マシーン」と称され、同メンバーからも恐れられているスナイパー。出自に関しては一切不明で、過去に何らかの組織・機関に属していた記録もなく、他恒星系からの異民族とみられている。戦闘ではファルコを狙う。
- ピグマ・デンガー(声優:郷里大輔)
- 初代「スターフォックス」のメンバー。金のためなら平気で他人を陥れるゆがんだ性格で、チームを裏切って、アンドルフと共謀してジェームズを死なせた張本人。以来アンドルフを皇帝と呼び慕いパイロット兼エンジニアとして「スターウルフ」のチームに所属。陰でチームを操っている。またコーネリア防衛軍科学研究所時代にアンドルフ直属の研究員だった。大阪弁で喋る。戦闘ではペッピーを狙う。
- アンドリュー・オイッコニー(声優:阪口大助)
- アンドルフの甥。未熟なくせにエリート意識は強く、アンドルフの権力を盾に威張っている為、メンバーからの評判も良くない。できの悪い甥をピグマが押しつけられたかたちだが、彼がいることによる「スターウルフ」への技術的・経済的バックアップは計り知れない。戦闘ではスリッピーを狙う。
[編集] その他
フォックス達に関わる者達。
- ジェネラル・ペパー将軍(声優:郷里大輔)
- コーネリア防衛軍司令官。指令能力や人望の厚さは誰もが疑わない。長きにわたって司令長官の地位についており、温厚な性格だが、それ故にアンドルフを追放処分にとどめてしまった。アンドルフ軍の宣戦布告に対し新生スターフォックスにその殲滅を依頼。
- Dr.アンドルフ(声優:郷里大輔)
- 元々はコーネリア防衛軍科学研究所の優秀な科学者で、主任にまで上りつめるほどだった。バイオウェポンの研究で危険人物とみなされ、辺境の惑星「ベノム」に永久追放された。しかし、ベノムで自ら皇帝を名乗り、強大な軍事力を築きあげて反乱。ライラット系の侵略を企てる。
- ビル・グレイ(声優:阪口大助)
- フォックスの宇宙アカデミー在学時代からの友人。惑星「カタリナ」のコーネリア防衛軍カタリナ前線基地空戦部隊長。友情に厚い爽やかな青年士官。誤って撃ってしまうと「うわぁっ!お前とは絶交だ!」と怒鳴られる。
- キャット・モンロー(声優:頓宮恭子)
- ファルコのいた宇宙暴走族出身のパイロット。色っぽい口調(と言うより「後でお顔をナメナメしてあげるわ」というセリフからその域を超えていると思われる)で話す。不意に現れてはスターフォックスを援護してくれる。ファルコに恋心を抱いているが、それを悟られない為に気まぐれな性格を装っている。誤って撃ってしまうと「ちょっと!女の顔に傷を付ける気?」と怒られる。
- ヤル・デ・ポン
- アーウィンやグレートフォックスなどの開発元「スペースダイナミクス社」の社長だが、裏では武器の密売をしていて腹黒いという噂もある。本編には登場せず、トレーニングモードでアーウィンの操作法を教える。作品中唯一声無しのキャラ。
[編集] 主要メカ
冒険に欠かせないフォックスたちの乗り物。
- 超弩級強襲巡洋母艦。雇われ遊撃隊スターフォックスの活動拠点。大型プラズマエンジンを3基搭載、惑星間ワープ航行が可能。アーウィン、ランドマスター等を格納し、宇宙空間、大気圏内、海洋を巡航し、各機体の整備用ドッグも完備。臨戦時は最前線補給基地としての役割も担う。
- 故・ジェームズ・マクラウドがスペースダイナミクス社に開発を依頼、設計段階から関わって完成した特別仕様艦で、80年ローンが組まれており、スターフォックスの報酬の一部が返済に充てられている。
- 全長:890sm
- 全高:375sm
- 最高速度:314skm/h(大気圏内)
- 武装:ハイパーキャノンを2門搭載
- 超高性能全領域戦闘機。スターフォックスの代名詞とも呼べる主力兵器で、機体を上から見た形状がアルファベットの”A”に似ていることから、製造したスペースダイナミクス社の開発責任者によって”A-Wing”、これを一語に読み替えて”ARWING”と命名された。
- 反重力発生装置G-ディフューザーシステムを搭載しており、急旋回急加減速などのあらゆる機体姿勢制御が可能。またローリングによって機体から電磁波が放射され、レーザーなどの光学兵器による攻撃を反射する。表面耐久温度は作中では九千度まで。
- 全長:28sm
- 全高:5.5sm
- 旋回半径:17sm
- 最高速度:M4.2(大気圏内)
- 航続距離:燃料補給なしで長期の作戦活動が可能なエネルギー発生・変換装置を搭載
- エンジン形式:G-ディフューザーシステム搭載NTD-FX壱型(最大出力:5000万SPW)
- 武装:シングルレーザー(機首に一門)→ツインレーザー(両翼に各一門)→ハイパーレーザー(ツインレーザーの火力強化版)、各レーザーは追尾チャージ弾(仮称:標的を追尾し、なおかつ着弾時の影響範囲が広い)射出可能。ボム(最大9個装填可能)
- 超高性能回転式地対空戦車。地上探索用に開発された小型地圏探査車両を改良したもの。アーウィンと同等性能の火力と頑丈な装甲を備えている。車両底部に設けられた2つの噴出口によって短時間のホバリングが可能。またどちらか片方の噴出口を使えば、横方向への迅速な側転移動ができる。アーウィンと異なり、このローリングによって電磁波が放射されることはなく、光学兵器を反射することはできない。
- 各人専用車両はなく、1両のみを所有している。
- 全長:24sm
- 全高:8.5sm
- 瞬間最高速度:97sm/s(ブースト使用時)
- 装甲厚:全面1sm、側面0.75sm
- 武装:レーザーキャノン(主砲塔1門)→ツインレーザー(対戦モードのみ。主砲塔から2発同時発射)、追尾チャージ弾(仮称)射出可能。ボム(最大9個装填可能)
- ブルーマリン
- 改造潜水艦。メカニック・エンジニアのスリッピーが廃棄部品などを集めて開発した潜水艦。趣味の産物であるが、アーウィンの整備部品を流用しているため、レーザー砲やローリング機構まで搭載している。ホーミングミサイルも装備。戦線投入を意図して作られたものではなく、エネルギー消費を考慮して本体照明は微弱なライトのみ。肉眼での視野がほとんど確保できないため、ミサイルには照明弾の効果もある。
- 全長:30.5sm
- 全高:7sm
- 瞬間最高速度:157sn(ブースト使用時)
- 潜航深度:水深2000sm
- 武装:シングルレーザー(艦底に1門)→ツインレーザー(両水平舵部に各1門)→ハイパーレーザー(ツインレーザーの火力強化バージョン)。ホーミング照明弾(仮称:標的を追尾する強力なエネルギー弾。弾頭が発光するため照明弾の役割も果たす。無制限に使用可能)
- 超高性能全領域戦闘機。スターウルフの主力戦闘機。アンドルフとピグマによるカスタムメイドにつき詳細は不明。アーウィンと同様にG-ディフューザーシステムを搭載しているとみて間違いない。さらに4枚のグラビティブレードも装備しており、その性能はアーウィンを凌駕すると推測されている。
- ウルフェンII
- 惑星ベノムで登場するウルフェンの改良機。スマートボムやチャージ弾をブロックするバリア、光学兵器を反射するローリングが可能になっているほか、レーザーがツインレーザーになり、連射速度などが上がっている。また、スターウルフ自身も効果不明の装備品(仮面など)をつけている。これは前のステージで撃墜され重傷を負ったため、治療のためにつけているとも考えられるが、惑星ベノムで初対面した時や前のステージで落ちなかったパイロットもつけているため詳細は不明。
- コーネリア・ファイター
- コーネリア防衛軍の主力戦闘機。アーウィンの初期モデル。レーザーはシングルのみだが、隊長機のみツインレーザー仕様。
- キャット・ウィング
- キャットが愛用する機体でアンドルフの高度軍事基地から盗み出した戦闘機を改造したもの。スピード重視の軽量ボディであるがレーザーはシングルのみ。
[編集] アイテム
- シールドリング
- 銀色のリング。取るとシールド(ライフのこと)が少し回復。
- ゴールドリング
- 金色のリング。取るとシールドが少し回復し、3つ集めるとシールドの上限が伸びる(そのステージのみ)。その状態でさらに3つ集めると1UPする。
- サプライリング
- 手裏剣のような形のリング。取るとシールドが大幅に回復するが、登場数は少ない。
- ウイングリペアーアイテム
- 壊れたウイングを修復できるアイテム。ウイングが壊れている場合は、レーザーエナジーがこれに変わる場合もある。
- レーザーエナジー
- アルファベットの「H」のような形のアイテム。取るとレーザーがツイン→ハイパーの順にパワーアップする。また、壊れたウイングを修復できる。
- リザーブボム
- Bで発射できる爆弾。レーザーに比べて攻撃範囲が格段に広い。最大所持数は9個まで。
- 1UP
- アーウィンをミニチュア化したようなアイテム。アーウィンの残機が1機増えるが、全ステージ中で数個しか手に入らない非常に貴重なアイテム。
[編集] ライラット系
物語の舞台である。設定上では恒星ライラットを中心とするとあるが、マップ上には恒星は登場せず、惑星ソーラを中心としてまとまっているだけである。いくつかの可能性として下記の解釈が出来る。
- 遥か遠方に恒星が存在し、ほぼ同一の公転周期の軌道をもった惑星がまとまって恒星を公転している。恒星は遠方だがソーラの熱により気温が保たれている。
- 遥か遠方に恒星が存在する。しかし正式な惑星はソーラのみであり、他の「惑星」とされているものはソーラの衛星である。
- 遥か遠方に恒星が存在する。物語に登場する惑星は連星の集団である。
[編集] 惑星
- 宇宙平和の要~惑星コーネリア~
- 緑の植物や海など、地球とよく似た光景の星。コーネリア軍の本部が設置されている。スターフォックスのファーストミッションが展開される。ボスはロボット型兵器グランガ、条件を満たすと艦載機アタック・キャリア。
- コーネリア軍情報基地~惑星フィチナ~
- 星全体が白い雪の星。コーネリア軍情報基地が設置されていたが敵に占領され、時限爆破装置が仕掛けられた。スターウルフと初の対面をする。ボスはスターウルフ。
- コーネリア軍前線基地~惑星カタリナ~
- 星全体が茶色い星。こちらはコーネリア軍前線基地。フォックスの旧友ビルが登場。ピラミッドのような基地がある。ここでは敵戦闘機の他に味方の戦闘機も登場する。ボスは巨大円盤グレート・ディッシュ。
- 水の惑星~アクアス~
- 地表の100%を海に覆われた水の星。海底には古代遺跡があり、公式設定では惑星タイタニアと共通の様式であと言われている。ブルーマリンでプレイする唯一のステージ。ボスは貝の姿をしたバイオウェポン、バクーン。
- 灼熱地獄~惑星ソーラ~
- 灼熱の惑星。地表にマントルが露出しており、恒星のように輝いている。所々でヘビのようなプロミネンスが吹き上がり、マグマの波が襲い来る。このソーラがライラット系における太陽的存在であるかは不明である。熱気の影響で、常にアーウィンがダメージを受け続ける。惑星カタリナを経由していればビルが登場。ボスはバイオウェポン、サンガー。
- 汚染海域~惑星ゾネス~
- アクアス同様水の星だが、設定上では大陸は存在しないものの小さな諸島がいくつか存在するとされている。バイオウェポンによる水質汚染が激しいが、元は美しいところであり、観光施設が点在していたと思われる。(ペッピーは新婚旅行で訪れたことがあるらしく「これがあのゾネスか!?」と驚いていた)。ファルコの知人キャットが登場。ボスは違法改造潜水艦サルマリン号。
- 禁断の惑星~タイタニア~
- 全体に赤褐色の大地が広がる砂漠の星。ランドマスターによるスリッピー救出作戦が行われる。ボスは化石のような姿の古代生物ゴラス。
- ベノム軍補給基地~惑星マクベス~
- アンドルフ軍前線基地がある。見る限りでは鉱物資源に富んでいるようだ。ここでもランドマスターが活躍。ボスは列車と凧のように繋がっている最新鋭兵器ベンジャミン。
- 悪の根源~惑星ベノム~
- Dr.アンドルフの本拠地。「辺境の惑星」と呼ばれ、霧のようなものが星全体を包んでいる。2種類のステージがあり、一方のボスは巨大ゴーレムのバムバム、アンドルフが作り上げた偽者のアンドルフ・ダミー。もう一方はウルフェンに改良を加えたウルフェンII、アンドルフの真の姿であるアンドルフ・ブレイン。なお、アンドルフ・ブレインの方は倒しても終わりではなく、星から脱出しなければならない。
[編集] 宙域
- ~セクターX宙域~
- アンドルフ軍が新型兵器を開発していたと思われる宙域。セクターZへのワープ装置もある。惑星カタリナを経由しているとビルが登場。ボスは開発中に遺棄された、自律思考ロボット:HVC-09。完成されずに遺棄された恨みからか、本宙域の基地を破壊した張本人でもある。
- ~セクターY宙域~
- コーネリア軍艦隊とアンドルフ軍艦隊の戦闘があった場所。モビルスーツのような兵器、サルジャーが多数登場し、コーネリア軍は劣勢に立たされている。ボスはモビルスーツのような姿のサルデス×2&サルデスII。
- ~セクターZ宙域~
- スターフォックスがアンドルフ軍に奇襲をかけられた宙域。合計6機の大型ミサイルがグレートフォックスを襲う。惑星ゾネスを経由しているとキャットが登場。ボスは大型ミサイル、マン・ドリル×6。
[編集] その他
- 小惑星帯~メテオ~
- コーネリア付近の宙域に存在する小惑星帯。カタリナへのワープゾーンあり。ボスは小惑星破砕兵器メテオクラッシャー。
- 防衛衛星~ボルス~
- アンドルフ軍の防衛衛星。中央のコアとその周囲に張り巡らされたバリアによって構成されている。惑星フィチナを経由していない場合、スターウルフが登場。経由していても、打ち逃したスターウルフのメンバーがいる場合は、それが登場。ボスは塔のような姿のボルス・コア。
- 最終防衛線~エリア6~
- コーネリア側から見てベノム直前の宙域。アンドルフ軍の戦艦がひしめく防衛線が三層にわたって張られている。敵の出現数がかなり多く(ある程度慣れていれば400点以上取ることも可能)、グレートフォックスからのレーザーによる支援が受けられる。また、アンドルフからの通信をキャッチする事もできる。ボスは円盤のような姿のデス・ボール。
[編集] バトル(対戦モードに)ついて
本編とは別に、最大4人のプレイヤーで対戦ができるゲームモードが用意されている。3種類のステージ、コーネリア、カタリナ、セクターZが選択できる(本編と同名だが対戦用にアレンジされている)。最初はアーウィンでしか対戦できないが、一定の条件を満たすとランドマスターやマシンから降りたパイロットで対戦することができる(セクターZは陸地が存在しないためアーウィンのみ)。パイロットはその場に止まって攻撃することが出来るが、生身のためいかんせん防御力が低く、移動も遅い。しかし、ローポリモデリング的な可愛さから一部の女性ファンから「可愛い」と評価されている。またパイロットに関しては宮本氏曰く「ストーリーモードでも使用可能の予定だったが容量上の都合でバトルのみの登場となった」らしい。パイロットの武器は筒状の大型バズーカー。ランドマスターやパイロットのシステムはスターフォックス アサルトで継承している。