出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おとろしは、日本に伝わる妖怪の一種で、神社のどこかに隠れており、落書きをするような者を懲らしめるという。
普段は屋根の上や鳥居の上などの高所に棲み、不心得者を発見すると、いきなりドスンと落下する。人の襟首を掴んでつるし上げたりもするといわれる。命をとるという話もある。
鳥山石燕の「画図百鬼夜行」では、獅子舞の獅子のようなぼうぼうとした長い髪を生やし、鉤爪のついた三本指と長い二本の牙のついた口で鳥居の上に噛み付き、獅子鼻をした巨大な顔をした姿で描かれている。
[編集] 関連する項目