お年玉付郵便はがき
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お年玉付郵便はがき(おとしだまつきゆうびんはがき)は、いわゆる年賀はがき(ねんがはがき)のことで、日本郵政公社が発行する郵便はがきのひとつである。
年賀状として用いるために例年11月1日に発売される。年賀はがきを投函すると、年末まで郵便局に留め置かれ、元日に配達される仕組みになっている。また年賀はがきではない通常のはがきや封書でも切手部分の下に年賀と朱書きすれば同様に扱われる(大晦日など、元日直前に投函した場合は遅れる場合がある)。これを、年賀特別郵便の取扱いという。逆に、年賀はがきを年賀状とせず通常の郵便はがきとして扱う場合は「年賀」の表示を「×」などで消し、年賀状として扱わないよう明示しなければならない。 また、料額印面下部には、予め消印様の文様が印刷されているため、特に申し出ない限り消印されることはない。 このような事前消印のことをプリキャンセルと呼ぶ。
年賀はがきには付加金付きのものと付加金が付かないものとの2種類がある。所謂官製はがきであるので現在の売価は50円である。これに寄付金と図画等経費を乗せて55円で販売するもの、地方版としてある程度のカラー画像を裏面に印刷した官製の年賀はがきが存在する。広告つきの45円のもの、光沢紙の65円のものも存在する。平成19年度(平成18年の発売)は約37億9980万枚が発行された。
年賀はがきにはくじが付いており、例年1月中旬に抽選がある。同様のくじ付郵便はがきには、暑中見舞い用の暑中見舞用郵便はがき(愛称:かもめーる)がある。
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