どっきりマイクローン
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どっきりマイクローンは、今西まさおの漫画作品。
月刊少年ジャンプ1985年8月号と10月号に読み切りが掲載された後、1986年1月号から12月号まで連載された。また、1986年1月発売の増刊HOBBY's JUMPVol.8にも番外編が掲載されている。単行本は全2巻(2006年1月現在、復刻版ないし単行本未収録の2話を含む完全版は刊行されていない)。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
目次 |
[編集] 作品概要
80年代半ばから後半にかけて月刊少年漫画誌で定番だったお色気作品の一つ。ライバル誌・月刊少年マガジンの『Oh! 透明人間』(中西やすひろ)に対抗して企画されたと思われ、絵のタッチ(特に人物の表情)も中西の影響を色濃く受けている。
主人公が小さくなって女の子の服の中へ潜り込んだり着替えや入浴を覗いたりするシチュエーションは、前年に月刊少年マガジンで連載されていた『マイクロボーイ』(荒川貴史)や、奇しくも本作の連載と同時期の週刊少年マガジン1986年41~42号に掲載された読切作品『ドキドキ一寸ボーイ』(ますむら浩一)とも共通である。
[編集] あらすじ
野々村健司は聖しらゆり学園中等部の男子生徒。家庭の事情で雑用係を引き受けることを条件に女子寮から学校へ通っている。
そんなある日、健司は学園のアイドル・一ノ瀬桃子の入浴を覗いている小型UFOを発見して捕獲する。UFOに乗っていたのは「宇宙一のスケベ」を自称する小型宇宙人・マイクローン星人だった。マイクローン星人は健司に食べると体が小さくなる「マイクローンビスケット」を差し出して逃亡。こうして、健司とマイクローン星人が巻き起こす騒動が始まった。
[編集] 主な登場人物
- 野々村 健司(ののむら けんじ)
- 聖しらゆり学園中等部の男子生徒。家庭の事情で学園の女子寮から学校へ通っている。マイクローン星人の魔手から女の子を守るため、と称して自分もマイクローンビスケットを食べて小さくなり桃子を始めとする女の子に接近を試みる。
- マイクローン星人
- 「宇宙一のスケベ」を自称する小型サイズの宇宙人。単独、或いは健司を誘って様々な道具を駆使しながら何度も桃子たちにアタックする。
- 一ノ瀬 桃子(いちのせ ももこ)
- 性格・プロポーションとも満点な聖しらゆり学園のアイドル。校長の娘でもある。実は健司のことが気になっている。
- 知世
- 桃子の親友。桃子とは対照的に大胆な性格。健司の行動を不審に思っている。
- 吉条寺 さゆり(きちじょうじ さゆり)
- 南波海岸を拠点にするレディースの族長。ミスコンテストで連覇を阻まれたことから桃子に嫉妬し、健司に色仕掛けで迫る。
[編集] エピソード
単行本(集英社・ジャンプコミックス刊)1巻には第1~6話、第2巻には第8~最終話が収録されている。
- 第1話 温水プール事件の巻
- 第2話 体育祭事件の巻
- 第3話 スケベ新兵器(秘)作戦の巻
- 番外編 TVに初出演!? の巻(単行本未収録)
- 第4話 誓いのリボンの巻
- 第5話 恐怖の副作用の巻
- 第6話 どっきん♡キャンプの巻
- 第7話 おぼっちゃまはお病気!? の巻(単行本未収録)
- 第8話 知世のスケベ矯正作戦の巻
- 第9話 南波海岸のマドンナの巻
- 第10話 さゆりの誘惑の巻
- 第11話 恐怖の秘薬の巻
- 第12話 あらたな刺客!? の巻
- 第13話 誘惑のエアロビクスの巻
- 最終話 ラストスケベの巻