やじきた道中記X
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
やじきた道中記Xは、2003年にミズホが開発・販売したパチスロ機である。
本機は、有名な弥次喜多珍道中をベースにしたパロディでありATのやじきた祭りを搭載。ビッグ、レギュラーボーナスも搭載したAタイプである。
本機は『ゴールドX』の変則押し攻略法発覚により無償回収及び新台半額提供という緊急策により本来の発売時期より前倒しで発売されたため[要出典]、いわゆる宣伝などが十分に行えなかったこともヒットに至らなかった一因であるとも思われる。ちなみに、一部のホールでは『ゴールドX』に「変則打ちお断り」などの注意書きを貼った上での営業継続する店も存在したが、殆どは、本機と交換するホールが圧倒的であった。
[編集] 内部システム
通常時は、3頭身ほどの彼等が歩いて予告音から小役等に対応したキャラにすれ違うのだが彼等のドアップが登場するとやじさんは犬に言われた通りの場所の穴を掘ったり、相撲対決したり、大食い対決したりする。決め台詞が「野生の勘じゃあ!!」である。 一方、きたさんは街中で美女を見つけこれが小役ナビになる。しかもメガネルーレット演出では通常はビッグ絵柄、レギュラー絵柄、やじきた祭り絵柄が回り両方揃うとそれぞれに突入する。極稀に、ミリオンゴッドの絵柄に変更される事がある。
ビッグボーナスは、リプレイはずしは2連赤7を上段に狙うだけで楽勝にはずせる。後は、要目押し小役を取りこぼさないようにするだけで平均390枚獲得可能である。小役は、常時ナビされるが要目押し小役をきちんと狙ったにも関わらずハズレた場合は強ハズレでビッグボーナス終了後にやじきた祭りに突入する。
ATのやじきた祭りは、通常時14択あるみかんの押し順をナビしてくれこれが10、20、30、100G継続する。しかも連荘性もあり同社らしく一気にコインを増やせる。ちなみに、1Gあたりの純増が10枚である。つまり、100G継続で1000枚はほぼ獲得可能である。
演出などで、通常は3頭身ほどの彼等であるがひとたび顔がドアップになると非常に滑稽な演出を繰り広げ演出面では完成度が高かった。そして、AT機の中では設定推測が比較的容易だったため一部のプロなどにも定評あった。ところが、通常時もみかんは14択であり揃う頻度があまりにも低くおかげで回転数を稼ぐのに多大な投資が必要ということが大きなネックとなり残念ながらヒットに至らなかった。
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | アルゼ | パチスロ機種 | AT機種