やまざきかずお
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やまざき かずお(山崎和男)は、日本のアニメーター、アニメーション演出家。1949年2月12日東京都生まれ。
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[編集] 人物
初期は『機動戦士ガンダム』などの作画を担当。『うる星やつら』で作画監督をこなした後、同作のチーフ・ディレクターを押井守の後任として担当した。初めはあまり演出業に乗り気ではなかったとされるが、やがて演出を本業として作画は行わなくなる。だが、やまざきの癖はあるが丁寧な作画技術を評価する者もおり、演出業への転出を惜しむ声もある。
1980年代中盤、アニメ・ファンから極めて高い支持を得ていたアニメ作品「うる星やつら」が、原作終了以前に制作終了となった最大の責任者という見方が一部にあり、日本アニメ史においてはともするとネガティブな意味で歴史に名を残した人物とも考えられている。とはいえ、彼がチーフ・ディレクターを担当した時期の「うる星やつら」が、押井守や宮崎駿といった歴史的巨匠の作品以外の同時期の日本アニメに比しても明らかに出来が悪かったと言い切ることは難しい。また、押井が辞めた後の「うる星やつら」を引き受けて、押井と同程度かそれ以上のものを創れた人物が存在したかどうかという点も疑問が残る。このように考えると、誰がやっても批判される役回りを敢えて引き受けざるを得なかった人物と見ることも出来る。
[編集] 「うる星やつら」におけるやまざきの評価
前任の押井が映画「ビューティフル・ドリーマー」のヒットでカリスマ化したこともあり、やまざきが演出した作品には否定的な意見を示す者も少なくない。例えば「原作のイメージからかけ離れている」「原作中の諸星あたるとラムの間の恋愛感情描写をアニメに取り入れず、全く内容の違う話にした」などの批判がある。原作からかけ離れたアニメを作ったという点では前任の押井もやまざきに引けを取らないが(例えば第91話「ドキュメント・ミス友引は誰だ!? 」で押井は高橋留美子に「やってはならないことをしている」と強く批判されているし、名作として名高い映画「ビューティフル・ドリーマー」にも高橋が不満を示していたことは有名である)、押井の場合は押井流の「うる星やつら」としてアニメ・ファンから強く支持されていたのに対し、やまざき演出作品はそこまでの訴求力を持ち得なかった。
結果として押井風でも原作風でもないやまざきの演出への批判は高まり、「原作は読むがアニメは見ない」というファンが増えたとされている。
映画『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』においては、やまざきが当時入れ込んでいたという映画『ブレードランナー』から影響を強く受けたという難解なストーリーで、映像は極めて高品質のものではあったが、、「元のギャグ・ラブコメディーから余りにもかけ離れ過ぎた」という理由で、熾烈な非難を浴びせるファンも存在した。
[編集] 主な作品
[編集] 監督
- スレイヤーズ
- うる星やつら3 リメンバー・マイ・ラブ
- うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー
- 風の名はアムネジア
- ぼくの地球を守って
- ファイブスター物語
- 夢使い
- シティーハンター グッドバイ・マイ・スイートハート
[編集] チーフディレクター
[編集] 作画監督
- うる星やつら(TVシリーズ)
- うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー
- 機動戦士ガンダム
- タイムパトロール隊オタスケマン
- とんでも戦士ムテキング
- エースをねらえ!