アクス
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アクス(ئاقسۇ Aksu, 阿克蘇)は中華人民共和国新疆ウイグル自治区アクス地区の県級市。同地区の行署が所在する首府である。市名はアクス河に因む。 面積14668平方キロ、 人口 56万人(2002年)。漢族が過半数を占める。
[編集] 歴史
古くからシルクロードの要衝として栄えたオアシス都市である。漢代の姑墨国の地であり、のちクチャ国(亀慈)に支配された。唐代に姑墨州が設置されている。 清代に乾隆帝がジュンガルの乱を平定し、清の支配下に入ると、阿克蘇道が設置された。これがアクスの名の始まりである。 清末に温宿県に再編され、1913年アクス県が分置された。1983年に県を廃して市制が施行された。