アナル・カント
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アナル・カント(Anal Cunt)はアメリカはボストンのノイズ・グラインドコアバンド。 バンド名("ケツマンコ"の意)のあまりの卑猥さゆえ、しばしば「AxCx」と表記される。 初期の曲は非常に即興性が高い。
2004年10月、リーダーのセス・パットナムがオーバードーズ(薬物過剰摂取)騒ぎを起こし昏睡状態に陥ってしまう。一時は植物人間に近い状態まで容態が悪化し、担当医は延命のためのチューブを外すことも真剣に検討したという。幸いにして約2ヵ月後、セスは意識を回復。しかし脳神経には深刻な後遺症が残り、退院後もリハビリが続けられている。
バンド創設者であるセスが動けない中、バンドの存続は難しいと思われたが、セスは退院後にニューメンバーを迎えてバンドを再建。2005年後半ないしは2006年初頭にニューアルバムをリリースするとアナウンスした。
[編集] メンバー(2005年12月現在)
- セス・パットナム (Vo)
- ジョシュ・マーティン (G)
- ジョン・ギリス (Dr)
[編集] ディスコグラフィー
- Harold Walkman is Bald demo (1989?)
- 5643 Song EP (1989)
- Greatest Hits Volume One (1991)
- Morbid Florist (1993)
- Everyone Should Be Killed (1993)邦題「皆殺しの唄」
- Old Stuff Part Two (1994)
- Top 40 Hits (1995)邦題「HCトップ40」
- 40 More Reasons to Hate Us (1996)邦題「嫌われ者にゃワケがある」
- I Like It When You Die (1997)邦題「いい話じゃないですか」
- Picnic of Love (1998)
- It Just Gets Worse (1999)邦題「怨みはパワー、憎しみはやる気」
- Live NYC (1999) - split album with Insult
- The Early Years 1988-1991 (2000)
- Split with The Raunchous Brothers (2000)
- Defenders of the Hate (2001)
- Split with Flachenbrand (2001)
日本盤はすべてトイズファクトリーより発売。ほぼ全曲に邦題がついており、 初期カーカスに近い個性的なセンスの和訳を楽しむ事が出来る。
[編集] 外部リンク
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