アビトゥア資格
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アビトゥア資格(独:Abitur)とは、ドイツでの大学入学資格。ギムナジウムの高学年段階は、アビトゥア(大学入学資格)試験をもって修了となる。試験科目は最低4科目、最高5科目で、通常13年間の就学期間の後、筆記ならびに口頭による試験で一般大学入学資格証書を取得する。
この資格を得ることで、アビトゥア保有者は原則としてあらゆる大学へ入学することができるが、大学や学部によっては、アビトゥアの平均点と待機期間による入学者の選抜を行うところもある。大学によっては面接などの独自の選考を行うこともある。最近では大学進学希望者が増加しているため、このような選抜を行う大学が増えている。
ナチ党はその幼年学校ともいえるアドルフ・ヒットラー・シューレ(AHS)卒業生のアビトゥア受験資格獲得に尽力した。
ドイツの大学入学に関しては、ヌメルス・クラウズスも参考にされたし。