アフマド・シャー・アブダーリー
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アフマド・シャー・アブダーリー(Ahmad Shāh Abdālī, 1723年 - 1773年)は、アフガニスタン国王(在位1747年 - 1773年)、ドゥッラーニー朝の創始者。パシュトゥーン人アブダーリー部族連合ポーパルザーイー族サドザーイー氏族出身。アフマド・シャーは、アブダーリー部族連合の名前を真珠を意味するドゥッラーニーに変え、彼が創始した王朝の名前ともなった。
自立するまでは、アフシャール朝のナーディル・シャーに武将として仕えていた。ナーディル・シャーの死後、カンダハールに進軍してアフシャール朝から自立し、1747年10月、ロヤ・ジルガにおいて、アフガニスタン最初のシャーに推戴された。
1749年春、25,000の軍でヘラートを征服。ついでメシャドとニシャプールを攻め、1750年の春にはホラサーン朝の首都ニシャプールを陥落させた。
翌1751年には東に向かい、インドのムガル朝から、パンジャブとカシミールを割譲させた。その後も各地で転戦し、王国の基礎を築いた。
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カテゴリ: アフガニスタンの君主 | 1723年生 | 1773年没