アブゥル・ハッサン・タナ・シャー
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アブゥル・ハッサン・タナ・シャー(不詳 - 1699年)は、クトゥーブ・シャーヒー王国の8代目にして最後の王(在位1672年 - 1687年)。
アブドゥル・クトゥーブ・シャーの娘婿である彼は、一般にタナ・シャーとしてよく知られている。彼はムガル帝国軍の攻勢に屈せず、有能な支配者として力量を示している。なによりも、彼は王国民の幸せと繁栄に、その心を注いだ慈悲深く有能な王として、その名を残している。
彼は、ゴルコンダ要塞を居城とした最後の王となった。彼は1687年のムガル帝国アウラングゼーブ第三次遠征軍の包囲攻城を8ヶ月持ちこたえていたが、内通者が要塞を開門し遠征軍を迎え入れたことによりに敗北した。タナ・シャーは、初めビダール牢獄へ、そしてアウランガーバード近郊のダウラタバード牢獄へ収監された。獄につながれて12年後、ダウラタバード牢獄で息を引き取った。
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