アヨーディヤー
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アヨーディヤー (अयोध्या, Ayodhya)はインドの古い都市。ウッタル・プラデーシュ州北部に位置し、やや西にファイザーバードがある。古代コーサラ国の初期の都とされ、叙事詩ラーマーヤナの主人公ラーマ王子の故郷としても知られる。その名は「難攻不落の都城」を意味する。アヨーディヤとも表記されるが、現地語の名称では最後の音節は長母音である。
[編集] 歴史
古代にはサーケータという名でも知られた。ヒンドゥー教ではインドの七つの聖なる町の筆頭とされている。現在この町を含めた広い地域を示すアワド地方(かつての藩王国の名に由来)の名の起源であり、またタイの古都アユタヤもアヨーディヤーの名に由来する。
1992年12月6日、ヒンドゥー教強硬派に扇動された暴徒によるバーブリー・マスジド(モスク)倒壊事件が起こった。この後インド各地でヒンドゥー教徒-イスラーム教徒の間で宗派間暴動が頻発した。
[編集] 関連項目
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