アンノの歌
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アンノの歌(Annolied)は1100年ごろにジークブルクの僧が作ったとされるドイツ語の詩である。
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[編集] 年代
マインツの戴冠式(当時戴冠式の場所は通例はアーヘンである)について言及があることからルドルフ・ラインフェルト王(1077年)からハインリヒ5世(1106年)の代に成立したとされている。原本は逸失したがマルティン・オーピッツが保存していた写本を1639年に刊行した。
[編集] 内容
ジークベルク修道院の創立者である大司教アンノ2世(在位1056年-1075年)の頌歌である。内容は天地創造から当時にいたる来歴を述べる1部、ドイツの都市が建設される由来を述べる2部、アンノの事跡を述べる3部(Vita Annonis, 聖アンノ伝)に大別される。また同代の別の著作であるKaiserchronik(皇帝記)に組み込まれて、長らく一部であると思われていた。
[編集] 出版
- Roediger, Max (ed.), 1895. Das Annolied; = MGH, Deutsche Chroniken I, 2. Berlin
[編集] 外部リンク
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