アンモ
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アンモ
[編集] 概要
正月の1月5日の月夜、太平洋から飛来して人家を回るとされる。火にあたり過ぎて足に火斑ができているような怠け者の子供を見つけると、罰としてその足の皮をはいでしまう。恐ろしいだけではなく弱者を助ける面もあり、病弱な子供がアンモを拝むと、病気が回復すると言われている。
姿を見た者が誰もいないため、外見は不明。スネカ、ナモミ、スネカタクリ、アンモコという兄弟分もいる。
怠け者を罰するという特徴は秋田県のなまはげと同様であり、なまはげと同類とする説もあるが、病気を回復させる点は、なまはげとは異なる。また、なまはげのように地元の人々が妖怪の姿に仮装して家々を回るといった風習もない。
岩手では、普代村にはアンモを祀った神社がある他、一部の海岸がアンモ浦とも呼ばれている。