ウォルター・テヴィス
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ウォルター・テヴィス(Walter S. Tevis, 1928年 - 1984年)はアメリカ合衆国の作家、SF作家。ながらく教師を本業とする副業作家であったが、晩年は専業化した。佳作家であり、自身はあまり有名ではないが作品『地球に落ちてきた男』と"The Hustler"(未訳)は映画化され、知名度が高い。
目次 |
[編集] 作品
短編ではファンタジーの「ふるさと遠く」"Far from Home (1958)"が代表作と言える。これを表題作とする短編集が1981年に発行され、数年後には日本語にも翻訳された。
長編では(映画化された作品を除けば)未来のディストピアを舞台にしたビルドゥングスロマン風のSF『モッキンバード』が有名。
[編集] 著作リスト
- The Hustler (1959) 未訳
- The Man Who Fell to Earth(1963?) 『地球に落ちてきた男』古沢嘉通訳、扶桑社、2003年
- Mockingbird (1980) 『モッキンバード』峯岸久訳、海外SFノヴェルズ、1982年
- Far from Home (1981) 『ふるさと遠く』伊藤典夫他訳、ハヤカワ文庫SF、1986年
- The Queen's Gambit (1983?) 未訳 (※チェスを扱った普通小説)
- The Step of the Sun (1983?) 未訳 (※SF小説)
- The Colour of Money (1984?) 『ハスラー2』沢川進訳、角川文庫、1986年
[編集] 著作を基にした映画
- 「ハスラー」1961年(上記1の映画化)
- 「地球に落ちてきた男」1976年(上記2の映画化)
- 「ハスラー2」1986年(上記7の映画化)