エミール・ラフード
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エミール・ジャミル・ラフード(Émile Geamil Lahoud アラビア語: اميل لحود, アルメニア語: Իմիլ Լահուտ;1936年1月12日 - )は、レバノンの大統領。彼は独立運動の指導者ジャミル・ラフード将軍の息子である。
ラフードはレバノン内戦(1975年 - 90年)の最後の年にミシェル・アウン将軍の元で軍務に就く。アラブ連盟がまとめ上げた停戦が効果を現した後、ラフードはシリア軍が支配する西ベイルートに赴く。マロン派軍当局者は1989年のタイーフ宣言によって保証された西ベイルートにおける軍指揮官を決定する必要があった。ラフードはその地位を提示された。ある情報によれば、ラフードはシリア軍の有力な上級将校であるアリ・ハムード将軍との深い関係からその職を提示されたとされる。彼はその申し出を受け、1989年から1998年まで軍の最高司令官を含む様々な要職を歴任した。続いて、陸軍司令官がその職に在籍したまま大統領に立候補することを可能とするように憲法を改正した後、1998年に大統領選に出馬、当選した。
レバノンの憲法下では、大統領の任期は1期6年に制限されていた。しかしながら2004年にシリアからの圧力で、国民議会は彼の任期をさらに3年間、2007年まで延長することを票決した。レバノンの反対派と国際的な批評家は、憲法が外国の強要下で改正されたので、任期の延長は違法だと主張している。
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レバノンの大統領 1998 - |
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