オクシデンタル・ペトロリウム
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オクシデンタル・ペトロリウム(Occidental Petroleum、略称:オクシー、OXY,NYSE:OXY)は、アメリカの石油、ガス及び化学関係企業。
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[編集] 概要
1920年に創業され、その後大富豪、政商として知られるアーマンド・ハマーが、ソビエト連邦との貿易で得た莫大な資産を元に経営権を握った。「石油メジャー」と呼ばれる7大石油会社に次ぐ規模の独立系石油会社である。本社はカリフォルニア州ロサンゼルス市に所在する。
[編集] 歴史
当初は化学製品の処理などを行っていたが、第二次世界大戦後アーマンド・ハマーが、経営権を握るとイランやリビアとの石油開発・取引や、北海油田の開発などにも手を伸ばし莫大な資産を得た。
しかしその後、1969年9月にリビアのムアンマル・アル=カッザーフィー大佐が起こしたイスラム社会主義革命により、リビアにあった同社の資産はすべて接収・国有化され大打撃を受けた。その後リビアとアメリカは断交。アメリカは経済制裁を発動し渡航禁止措置を行ったが、2004年にアメリカ政府による渡航禁止措置が解除され、2005年1月に行われたリビアの石油・ガス権益入札でオクシデンタルとサウジアラビア系企業の連合がその多くを制し、リビアへの本格的な復帰が期待される。
[編集] 事故
1988年7月6日に、同社が運営する北海油田の海上油田プラットフォームであるパイパー・アルファがガス漏れにより爆発、大破し167人が死亡するという大惨事になった。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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