オーディオコメンタリー
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オーディオコメンタリー(Audio Commentary)は、レーザーディスクやDVD-Videoなどのビデオソフト、テレビの音声多重放送にて副音声や複数の音声チャンネルに収録される解説や実況中継などの音声プログラムのこと。特にデジタルテレビやDVDでは1つの映像ソースに対して複数の音声トラックを用意できるので、吹き替えと併せて採用されることが多い。一度レーザーディスクやDVDで発売された映画作品では、再販されるときに出演した俳優や制作スタッフ、あるいはその作品のファンである著名人によるコメンタリートラックが追加設定されることが多い。
[編集] 使用例
- 映画・ドラマ・アニメ・テレビ番組
- 出演した俳優・声優や作家・監督・脚本家など制作スタッフが、作品を見ながら場面解説や製作当時のエピソードを語り合う。
- または1人の話者による解説で、音声で楽しむ場合にどんな場面かを説明する。
- 1チャンネル:原版の音声(母国語)
- 2チャンネル:吹き替え音声
- 3チャンネル:オーディオコメンタリー
- アニメDVDのオーディオコメンタリーの場合は、解説をせずに映像を無視した雑談に終始して本編とは無関係にダラダラ会話するだけの物も多い。これはR.O.Dでアニメで日本初のオーディオコメンタリーを敢行した舛成孝二と倉田英之が雑談する様子を参考にしてしまった為らしい。
- スポーツやドキュメンタリー
- アナウンサーの実況中継や、選手や専門家が映像を見ながら解説する。
- 1チャンネル:映像収録時の現場の音声(観客の歓声や場内放送、自然音など)
- 2チャンネル:アナウンサーによる実況中継、ナレーション
- 3チャンネル:出場選手やチーム監督のコメント、評論家の解説