カツゲン
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カツゲンとは日本ミルクコミュニティ(メグミルク)が北海道限定で販売している乳酸菌飲料。
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[編集] 概要
ガラナと並び北海道特有の飲み物として紹介される製品で、ヤクルトやマミー、ピルクルに似た乳酸菌飲料である。味はこれらの乳酸菌飲料より濃厚でさっぱりしていると評される。
現在の販売地域はほぼ北海道内に限定されている。昭和30年代には大阪工場でも製造され関西圏で一般向け販売されたが、濃厚な味ゆえ舌に合わず販売中止となった。その後1979年に名称を「ソフトカツゲン」とし、風味も薄くさっぱりとしたものに変更され現在に至る。なお長らく雪印乳業の製品として認知されてきたが、販売者自体は2000年の食中毒問題を端に発した事業再編により日本ミルクコミュニティに移った。
関連商品として青リンゴ味、イチゴ味などの香味をつけたものが季節限定で販売されるほか、「ゼリーインカツゲン」や「カツゲンゼリー」、「カツゲンアイス」といったカツゲンの風味を生かした製品も存在する。
[編集] 勝源(カツゲン)神社
日本ミルクコミュニティ札幌工場の見学コース内に設けられている。カツゲン発売から2006年で50年を迎える記念と、商品名から「勝つ源」を連想させるとしてスポーツチームや受験生などの間で愛飲されている現象を受けたもので、祭壇には発売初期のビンが祭られている。工場見学の際にお参りすることができ、お神酒の代わりにカツゲンが振舞われる(工場見学は前日までに要予約[1])。また受験シーズンには商品のパックに「お守り」が印刷されており、最後まで飲んでお守り部分を切り取り、裏に志望校を書いて使用する。