カラスのいる麦畑
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カラスのいる麦畑(カラスのいるむぎばたけ)とは、1890年7月にフィンセント・ファン・ゴッホによって描かれた絵画。油彩。「カラスの群れ飛ぶ麦畑」「黒い鳥のいる麦畑」とのタイトルが付されていることがある。
オランダ・ゴッホ美術館蔵。
1890年7月上旬に描かれたとされ、1890年7月29日に死去したゴッホの絶筆の作品とする説もあるが、明確な根拠は発見されていない。
青色が深く暗い空に黒い鳥が舞うという構図から不吉なイメージがもたれ、ゴッホの生涯を描いた映画などでも最後のシーンに用いられたために、絶筆との説が出てきたと言われている。