ガネット (航空機)
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フェアリーガネット (Gannet) は、1950年代にイギリス海軍で開発・使用された艦上対潜哨戒機である。ずんぐりとした胴体に逆ガル式の主翼を取り付けたターボプロップ機で、エンジンがアームストロング・シドレーマンバ エンジンの双子式エンジンになっていたのが特徴だった。1953年より使用が開始され対潜哨戒機としての他、その搭載量を生かし早期警戒機として改造された機体もあった。60年代に入ると対潜哨戒任務はヘリコプターが行うことになり本機は退役したが、早期警戒機型は1977年まで現役であった。イギリスの他、オーストラリア、西ドイツ、インドネシアでも使用された。
[編集] スペック
- 全長:13.11 m
- 全幅:16.57 m
- 全高:4.18 m
- 全備重量:10,657 kg
- エンジン:アームストロング・シドレー ダブルマンバ ターボプロップ 3,145 hp×1
- 最大速度:478 km/h
- 実用上限高度:6,700 m
- 航続距離:995 km
- 武装
- ロケット弾×16
- 爆弾または爆雷 1300kg
- 乗員 2名