ギミック!
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『ギミック』は週刊ヤングジャンプ2005年24号より連載されている漫画作品。 原作・金成陽三郎/作画・藪口黒子。SFXをモチーフにした作品である。
[編集] 概要
- 当初、この漫画は2004年12月の週刊ヤングジャンプ1号・2号のみの読切作品であったが、読者からの好評を得たため、翌年のヤングジャンプ24号より連載がスタートした。
- 企画自体は2003年12月に立ち上がっていたものの、漫画家が見つからなかった為、他の企画に埋もれていた。しかし、2004年7月に漫画家・藪口黒子との出会いがあり、読切作品としてはじめて日の目を見ることとなる。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
河川敷にあるスタジオ「ギミック」の永瀬公平は、しがない特殊メイクアップアーティスト。しかし、『神のギンベラ』を駆使したSFXの技術は天下一品。公平が創り出す幻想(ギミック)は現実をも超える存在となるー
[編集] 登場人物
- 永瀬 公平(ながせこうへい)
- 主人公。スタジオ「ギミック」でSFXの仕事を請け負う特殊メイクアップアーティスト。美人に目がない女たらしであり、美人を見るとやる気を出す。しかし、SFXの神様、リッキー・ベイカードに教えられた技術は一級品であり、リッキーより『神のギンベラ』を託されたほどの人物。ハリウッドで活躍していたが、ある出来事をきっかけに、ハリウッドから消えることとなる。神のギンベラはその際、リッキーよりもらったものである。なお、この出来事は、公平が右手にいつも手袋をはめていることとも関連している。右手に関するエピソードは5巻に収録。
- 神無月 慎吾(かんなづき しんご)
- スタジオ「ギミック」で永瀬公平とともに生活する超一流のスタントマン。スタントの世界記録を樹立するなど身体能力は抜群である。一時期、大怪我をしたことによるショックにより、スタントが出来なくなっていたが、永瀬公平と出会ったことで、再びスタントに復帰。(このエピソードは4巻に収録)その後、公平と共に行動するようになる。スタジオ「ギミック」では家事を担当する。なお、下の名前で呼ぶキャラクターが存在しなかったために、本名が不明なままであったが、4巻で初めて下の名前が判明した。
- 島倉 紋音(しまくらもね)
- シーンNo.15「オーバー・ザ・レインボー(1)」より登場。絵の技術に優れており、写真と見まがうほどの絵を描くことが出来る。当初、公平を自分の父親の命を奪った人物だと思い込み、絵の技術を使い公平を様々な罠にかけようとした。しかし、誤解が解けた後は公平たちスタジオ「ギミック」の一員となっている。
- 麻生 志保(あそうしほ)
- 麻生芸能事務所所長。公平が持っている技術を評価し、様々な仕事を持ち込む。4巻にて、めいの沙耶が登場。
- 蒲生警部(がもう)
- シーンNo.8「エイリアン・パニック(2)」より登場。「エイリアン・パニック」ではいち早く事件の真相に気づき、最終的に公平を助ける役割を果たした。
- リッキー・ベイカード(りっきー・べいかーど)
- ?(?)
- シーンNo.17「オーバー・ザ・レインボー(3)」より登場。名前は不明。「業魔のギンベラ」を持つ男で、公平と同等、もしくはそれ以上の技術を持つ男。技術を悪用し、裏社会を渡り歩く男。シーンNo.24「TBコンフィデンシャル(4)」において再登場。公平達を窮地に陥れる。公平がSFXの技術を身につけたリッキー・ベイカードのスタジオの関係者であることを匂わせる発言をたびたび行う。
- 拓海(たくみ)
- シーンNo.34「魔法使いの弟子(1)」より登場。SFXにあこがれる少年で、自称公平の一番弟子。公平も一目置くほどのジオラマ作りの技術を持っている。公平は昔の自分と重ね合わせているせいか、拓海に対して何かと甘い。