クレヨンしんちゃん オラとポイポイ
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『クレヨンしんちゃん オラとポイポイ』は、1993年8月27日にバンダイからファミリーコンピュータ向けに販売されたパズルゲームソフトである。なお、データック用のミニカセット版もある。本作は、テレビアニメ版『クレヨンしんちゃん』に基づいて作られている。
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[編集] 概要
ゲームは一人用のシナリオモードとドラマモードと練習用のとことんモード、二人用の対戦モードが用意されている。
[編集] シナリオモード
クレヨンしんちゃんのアニメに登場するキャラクター(コンピューター)相手に、しんのすけ(プレイヤー)が勝ち抜き対戦する。ゲーム開始前と終了後にはミニアニメが流れる。 ゲーム終了後のミニアニメの後には、当時のアニメのアイキャッチ(「お」「おお」「じゃ」)の再現が挿入されており、時代を感じさせる。また、ゲームで負けた後のコンティニュー画面には、当時のアニメのエンディング(2代目エンディング『素直になりたい』)の一場面が使われている。
[編集] ドラマモード
各レベル別の相手と対戦していくモード。次のレベル別で対戦相手が用意されている。
- 鈍才コース(対戦相手:シロ→ネネちゃんのママ→野原みさえ)
- 凡才コース(対戦相手:マサオくん→ネネちゃん→風間くん)
- 秀才コース(対戦相手:よしなが先生→まつざか先生→園長先生)
- 天才コース(対戦相手:アクション仮面)
[編集] とことんモード
ドラマモードで対戦する相手のうち一人選んで対戦するモード(ただしアクション仮面とは対戦できない。)。難易度設定など、細かいゲーム設定も可能である。
[編集] 対戦モード
プレーヤー二人で対戦するモード。操作キャラクターは二人ともしんのすけ。 ノルマの数値を個々に設定することで、ハンデをつけることもできる。
[編集] ルール
自陣地と相手陣地の間の縦6マス×横10マスの場に、最初6個中央部に茶色いブロックと、その周りに柄の付いたブロックがランダムに配置されている。
プレイヤーは、ランダムに出てくる二つの手持ちの柄つきブロックを、上下好きな位置で横に流す。
流したブロックが止まったところで、縦、あるいは横で柄が一致するとブロックは消え、茶色いブロックが押されて相手陣地の方向に一マス進む。
こうしてブロックを消していって、茶色いブロックが一つ以上相手陣地に完全に入ると、プレイヤーの勝利となる。
また、ブロックを消すと、画面下にプレイヤーと相手の「残りノルマ数」が減っていく。これを相手より先にゼロにしても勝利できる。ただし、柄つきブロックを消せず、貯めてしまうとノルマ数が増えていってしまう。
柄付きブロックは4種類ありすべての種類を1回以上消すと、効果音と共に星型のブロックが現れる。これを横に流すと、一直線に流れた星型のブロックが柄付きブロックが消していき、茶色いブロックが一気に3マス横に流れる。