グラスマンの法則 (色彩)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
色彩に関するグラスマンの法則(-ほうそく)とは、人の色覚に関する経験則で、ヘルマン・ギュンター・グラスマンによって発見された。
2つの単色光を混合して被験色とした場合、観察者が光の三原色のそれぞれに対して感じる感覚値は、各単色を別に見た場合の感覚値の合計になる、というものである。言い換え ると、光線1と光線2がそれぞれ単色光で、観察者が光線1に当てはまる三原色の強度として R1、G1、B1を、また光線2に当てはまる三原色の強度としてR2、G2、B2 を感じるとすると、2つの光線を組み合わせた場合には、感覚値 R、G、B は:
となる。