ゲパール級大型駆逐艦
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ゲパール級大型駆逐艦 | ||
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概歴 | ||
就役開始 | 1929年(ゲパール) | |
退役完了 | 1945年(ヴァルミ) | |
前級 | ジャグアー級大型駆逐艦 | |
次級 | エーグル級大型駆逐艦 | |
要目 | ||
艦種 | 大型駆逐艦 | |
排水量 | 基準排水量 | 2,436t |
満載排水量 | 3,200t | |
全長 | 130.2m | |
全幅 | 11.76m | |
吃水 | 4.03m | |
機関 | ギアードタービン4缶2基 2軸推進 | 64,000hp |
速力 | 35.5ノット | |
航続距離 | 3,450海里(14.5ノット) | |
乗員 | 209人 | |
武装 | 138mm単装砲 | 5門 |
550mm3連装魚雷発射管 | 2基 | |
37mm機関砲 | 4門 | |
13mm機銃 | 4基 | |
爆雷投射機 | ||
表記 | ||
日本語 | ゲパール級大型駆逐艦 | |
フランス語 | Contre-Torpilleur de classe Guépard | |
英語 | Guepard Class (Large) Destroyer |
ゲパール級大型駆逐艦(ゲパールきゅうおおがたくちくかん、Contre-Torpilleur de classe Guépard、Guepard Class Learge Destroyer)とは、フランス海軍が保有した大型駆逐艦。6隻が建造された。
[編集] 概要
ジャグアー級大型駆逐艦の次に建造された大型駆逐艦であり、1925年度計画および1926年度計画において建造が決定された。ジャグアー級を改良した準同型艦として建造されたため、似たようなシルエットを持つ。ただしボイラーを1基減じたことで煙突本数が4本になり、主砲が 13cmから13.8cmに改められた。有力な攻撃火力を有しながら、射撃指揮装置が測距儀1基であるなど、若干の問題点もあった。
ゲパール級の6隻の駆逐艦は第二次世界大戦では1940年5月にノルウェーの戦いで「ビゾン」が沈没、残る5隻は1942年11月27日にトゥーロンで自沈した。その後「リヨン」、「ヴァルミ」の2隻は浮揚され、イタリア海軍艦FR21、FR24と命名された。浮揚後は、魚雷発射管を撤去し20mm及び37mm対空機関砲を増設して高速兵員輸送艦となったが、活躍することはなく1943年9月9日にラ・スペツィアで自沈した。さらに、「ヴァルミ」はドイツ海軍により引き揚げられたが、1945年にジェノヴァで三度自沈した。
[編集] 同型艦
- ゲパール(Guepard):1929年8月13日就役。1942年11月27日自沈。
- ビゾン(Bison):1930年10月10日就役。1940年5月3日戦没。
- リオン(Lion):1931年1月21日就役。1942年11月27日自沈。
- ヴァルミ(Valmy):1930年1月1日就役。1942年11月27日自沈。
- ヴェルデュン(Verdun):1930年4月1日就役。1942年11月27日自沈。
- ヴォーバン(Vooban):1931年1月9日就役。1942年11月27日自沈。