コーヒーロースター
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コーヒーロースター(coffee roaste)は、
- コーヒーを生豆の状態で仕入れ、焙煎して、卸売りまたは小売りをする業者のこと。木村珈琲店(キーコーヒー)や上島珈琲(UCC)のような大規模なものから、街にある家族経営のものまである。
- コーヒー豆を焙煎するための機器。コーヒー焙煎器。業務用の大型のものから家庭用までいろいろな種類があるが、ここではこのうち、家庭用のものについて説明する。
[編集] コーヒーロースターを使う意味
コーヒーは「3たて」つまり炒りたて、挽きたて、淹れたてが最高と言われている。煎った豆は、密閉容器に入れておいても、十日も経つと香味が落ちてくる。100~200gずつ小口に焙煎できれば、頻繁にコーヒー豆専門店に通わなくても、炒りたてのコーヒーを賞味することができる。
[編集] 手動式と電動式
手動式は、携帯用のガスコンロや、都市ガス、プロパンガスのレンジを使うもので、焙烙(ほうろく、小型の片手フライパンのようなもの)、手網、レンジの上にセットして、豆の入った籠を回転させて焙煎するタイプがある。焙煎の度合いは、色と、ハゼ(豆がはぜること)の音で判断する。煎りムラができないように焙煎するには、ある程度の熟練が必要で、また、チャフと呼ぶ種皮が散乱するので、片づけるのが大変である。
電動式は、熱風を循環させるやり方で、煎り加減は、遠渡は固定されていて、タイマーでセットするものと、マイクロプロセッサが入っていて、遠渡や時間を自由にセットすることができるものがある。