サビ (音楽)
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サビは、主に曲の中で1番盛り上がる部分。 曲によっては、サビから始まる曲も多く、サビ中心というインパクトを受けることもある。携帯電話でダウンロードする着メロは、主にサビ部分から演奏される事が多い。
ブリッジ(Bridge)、リリーズ(Release)またはチャンネル(Channel)とも呼ばれる。
現在の曲は、サビは節の終わりのほうにもうけられることが多いが、懐メロには節の中ほどにサビがある曲も多い。 このように節の中ほどにある形から節の終わりにあるようになった時期は、1975年から1976年にかけてである。それまでも節の終わりにあるような曲はあったが、この時期を境に急激に節の終わりにある曲がほとんどを占め、現在までこの傾向は変わらない。
サビが最後にある曲の比率の変遷 [1]
[編集] 語源
サビの語源は、「ワサビ」から来ているという説もある。 ただし「ワサビ説」にもパターンがいくつか存在する。
- ワサビの量が多いと鼻にツーンときて表情に変化が出るということから、サビ部分は思い切って変化を付ける・盛り上げるという意味になっている。
- ブリッジ(Bridge)が「橋渡し」という意味であることから考えると、ワサビがネタとシャリの「橋渡し」であるように、A-A-B-A形式の楽曲においてはサビ(B)がAAとAの「橋渡し」であるという意味になっている。