サード・アイ・ブラインド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サード・アイ・ブラインド(Third Eye Blind)は、1990年代初期に結成したアメリカのオルタナティブロックバンドである。
目次 |
[編集] メンバー
結成時のメンバーは、スティーブン・ジェンキンス(Stephan Jenkins、ボーカル・ギター)、エイドリアン・バーリー(Adrian Burley、ドラム)、ジェイソン・スレーター(Jason Slater、ベース)、そしてバンドの楽曲のほとんどを作曲したケビン・キャドガン(Kevin Cadogan、ギター)であった。
バンドメンバーは、数回にわたる脱退・加入の変遷を経ている。2004年9月現在のメンバーは次のとおりである。
- スティーブン・ジェンキンス(Stephan Jenkins、1967年9月27日-、ボーカル・ギター)
- アライオン・サラザー(Arion Salazar、ベース)
- ブラッド・ハーグリーブス(Brad Hargreaves、ドラム)
- トニー・フレディアネリ(Tony Fredianelli、ギター)
[編集] バンドの歴史
[編集] デビュー前史
サード・アイ・ブラインドは、1993年に最初のデモテープを作成した。数多くのレコーディング経験を積み、 オアシスの前座をつとめた直後の1996年6月、エレクトラ・レコードとの契約に至った。
[編集] 大成功のデビュー
1997年4月8日、彼らのデビューアルバム「サード・アイ・ブラインド」が発売された。アルバムには大ヒット曲「セミ・チャームド・ライフ」を含む14曲が収録されており、当時のギター、ケビン・キャドガンは14曲中10曲を作曲する才能を発揮し、大成功のデビューへ導く立役者となった。
[編集] 転機
1999年11月23日には、13曲を収録するセカンドアルバム「ブルー」が発表されたが、その直後の2000年2月4日、バンドの中核を担うキャドガンは脱退させられてしまう。その理由は明らかにされていない。
[編集] その後
その後、4年以上の空白を経て、2003年5月13日、大きな期待の中でサードアルバム「アウト・オブ・ベイン」を発売したが、セールス面では伸び悩んでいる。
ちなみに、ケビン・キャドガンは、その後「バリー(Bully)」というバンドに参加している。
[編集] バンド名の由来
バンド名「サード・アイ・ブラインド」は陰茎の隠喩である、という誤解が広まっているが、スティーブン・ジェンキンスは「読んだ本の中にあった心の目(mind's eye)という表現からバンド名を思いついたんだ。」と語っている。スティーブンの提案はメンバーも気に入り、バンド名として 選ばれることとなった。バンド名は略して「3eb」とも呼ばれる。
[編集] ディスコグラフィー
- サード・アイ・ブラインド(Third Eye Blind、1997年)
- ブルー(Blue、1999年)
- アウト・オブ・ベイン(Out of Vein、2003年)
- ア・コレクション(A Collection、2006年)